ネスレ日本や神戸市が参画する、従来のリサイクルの枠を超えた新たな取り組みを行う「一般社団法人アップサイクル」
その「アップサイクル」が展開するプロジェクト「TSUMUGI」は、日本伝統工芸とのコラボレーション第3弾として、「株式会社 工房天祥」と共同でアップサイクル雛人形「彩ひな(irodori- Hina)」を制作し、販売中です。
TSUMUGIアップサイクル雛人形「彩ひな(irodori-Hina)」
商品名:彩ひな(irodori-Hina)
サイズ:間口(横幅)20cm×奥行14cm×高さ15cm
販売価格:4,980円(税込)
数量:50対限定
原産国:日本
企画:株式会社工房天祥、一般社団法人アップサイクル
製作:一般社団法人ヤドリギアート、株式会社さん・おいけ販売:株式会社工房天祥
<ショップ>
「株式会社工房天祥」
住所 埼玉県さいたま市岩槻区愛宕町10-3 ●時間 10:00~17:00
「クラフト & テロワージュ」
住所 東京都文京区春日 1-2-3 メトロ・エム後楽園 2 階 東京メトロ 丸ノ内線/南北線 後楽園駅より徒歩 1 分 都営三田線 水道橋駅より徒歩 5 分
時間 10:00~21:00
<EC サイト> 「TSUMUGI」 https://tsumugi-upcycle.com/
アップサイクル素材「TSUMUGI」でできた雛人形。
本体は「ネスカフェ」や「キットカット」をはじめとする使用後の紙資源や未利用の間伐材でつくられた和紙が、衣装は和紙を紙糸にして織られた生地が使われています。
さらに、紙糸を水引にした飾りも添えられています。
本体の和紙にはお花の種が入っており、使用後に土に還していただくことが未来への種まきになります。
また、衣装の生地もハンカチとして使用できます。
「彩ひな(irodori-Hina)」が、ひな祭りという伝統文化を伝えるとともに、子どもの未来と地球の未来を紡いでいきます。
“ひな祭り”の伝統と地球環境を、次世代に繋げていくためのコラボレーションプロジェクト
江戸時代、庶民の間で広まったひな祭りは、別名「桃の節句」と呼ばれ、人形を作り厄災を祓うという日本古来の伝統文化です。
平安時代は人形を川に流す行事でしたが、江戸時代に家に飾るものに変化し現在へと続いています。
埼玉県さいたま市岩槻は、約400年前から職人が住み着き、良質な水と雛人形の頭の材料となる桐粉に恵まれたことで、人形の町として人形作りの技術が発展してきました。
しかし、近年、飾る/収納するスペースがない、リビングに和の雰囲気があわないなどの理由で雛人形を飾る家庭は減少し人形作りの技術だけでなく、ひな祭りの文化さえも失われつつあります。
こうした中、一般社団法人アップサイクルに参画している「ネスレ日本」や「神戸市」らが推進する使用後の紙資源や未利用の間伐材から紙糸を制作するプロジェクト「TSUMUGI」と、人形の町・埼玉県岩槻にある「株式会社工房天祥」がコラボレーションし、厄を祓い子どもの健やかな成長と幸福を願うひな祭りという伝統文化と地球環境を次世代へつないでいくプロジェクトが発足しました。
子どもの未来、地球の未来への願いを紡ぐ「彩ひな(irodori-Hina)」を制作ひな祭りに欠かせない雛人形には、
「生まれた子どもが健やかで心優しい女性に育つように、そして良いご縁に恵まれ人生の幸福を得られますように」
という願いが込められています。
今回、制作されたアップサイクル雛人形「彩ひな(irodori-Hina)」は、アップサイクルされた和紙や紙糸といった地球環境に配慮した素材を活用するだけでなく、本体に種が入っているため使用後には捨てずに土に還すことで花を咲かせることができます。
「再(Sai)」生された素材と「埼(Sai)」玉の人形の町・岩槻の工房が引き継ぐ伝統文化、未来への種まきから生まれる「彩り」の3つの想いが込められています。
本体には和紙や紙糸、台座には未利用の間伐材が取り入れられ、自然由来で柔らかい印象の雛人形となっています。
シンプルなデザインが親しみやすく、モダンな住居に馴染むため、日常生活に溶け込み子どもの成長を見守ります。