ソニーストア 名古屋では、2023年10⽉7⽇(⼟)から、ソニーのクリエイティビティとテクノロジーを活⽤した恐⻯展「恐⻯ミュージアム―科学で紐解く恐⻯の世界―」を開催!
期間中は、世界で初めて脳腫瘍の痕跡が⾒つかったゴルゴサウルス「ルース」の全⾝⾻格など計20点の⾻格標本やCG映像展示のほか、ワークショップなども体験できます☆
ソニーストア 名古屋「恐⻯ミュージアム ―科学で紐解く恐⻯の世界―」
開催期間:2023年10⽉7⽇(⼟)~10月22⽇(⽇)
料金:無料
会場:ソニーストア 名古屋(名古屋市中区錦3-24-17 BINO栄3階)
ソニーストア 名古屋では、2023年10⽉7⽇(⼟)から、ソニーのクリエイティビティとテクノロジーを活⽤した恐⻯展「恐⻯ミュージアム―科学で紐解く恐⻯の世界―」を開催!
「恐⻯ミュージアム」は、⽩亜紀末期に息づいていた恐⻯たちを、⾻格標本として展⽰するだけではなく、⽣き物として科学的視点でとらえ、恐⻯たちの驚きと発⾒に満ちた世界を、精緻に再現したCG映像や3DCGモデルと⼀緒に紹介する展示イベントです。
⾒どころは、世界で初めて脳腫瘍の痕跡が確認され、全⾝にわたる激しいけがや病気による変形の痕が数多く⾒られるゴルゴサウルスの展⽰。
「ルース」の愛称で呼ばれ、通常、失われやすい⼩さな指先や尾の先端部なども含む驚くべき完全度で発⾒された貴重な標本で、2021年・2023年夏のDinoScience恐⻯科学博での公開を経て、ソニーストア名古屋にやってきます。
また、会期中20時〜翌8時の間「ルース」をライトアップ。
名古屋の中⼼地・栄交差点からビル3階の窓に幻想的に浮かび上がるシルエットを楽しめます。
そのほか、東海初上陸となる幼体トリケラトプスの全⾝⾻格やティラノサウルスの頭⾻など計20点の⾻格標本が登場します☆
世界で初めて脳腫瘍の痕跡が⾒つかった“満⾝創痍”のゴルゴサウルス「ルース」
全⻑7m×⾼さ3m、失われやすい⼩さな指先や尾の先端部なども含む驚くべき完全度で発⾒された貴重な全⾝⾻格標本です。
⼤型⾁⾷恐⻯には肋⾻の変形や⾜の疲労⾻折などはよく⾒られる症例ですが、「ルース」の⾻格には、それ以上の病変部が全⾝に確認できます。
断定は難しいですが、脳腫瘍による何らかの機能障害が多数のけがの原因となり、真っすぐに歩くことさえ困難な状態で何年も⽣き延びたと推測され、現在も研究が進められています。
私たちの想像をはるかに超えた、驚異的なまでの「ルース」の⽣命⼒を⽬の前で感じとれる展示です。
ゴルゴサウルス「ルース」みどころ解説
開催期間の前日となる2023年10月6日(金)に、恐竜くんによるゴルゴサウルス「ルース」のみどころ解説が行われました。
恐竜くん:
ゴルゴサウルスは、ものすごくざっくりいうとティラノサウルスの親戚のような存在で、ティラノサウルスがライオンなら、ゴルゴサウルスはチーターといった関係のような、スピードに特化した肉食恐竜です。
より小型でスリムな分、よりスピードに特化していて、大型の体重が数トンあるような個体の中でも足がすらっとしているのが特徴です。
恐竜の化石っていうのは本当に断片的にしか見つからないことの方が多いですが、この恐竜はほぼ全身が揃っている奇跡的な化石です。
ただこのゴルゴサウルスはいくつか特徴があります。
「ルース」は、下あごの損傷や肩甲・烏⼝⾻、⼤腿⾻の骨折など、本当にけがが多い個体で、満身創痍なんですね。
ここまでボロボロの個体というのは滅多にいなくて、その原因を調べたところ、脳幹にピンポン玉ほどの大きさの脳腫瘍が確認されたんです。
この骨にまで影響した脳腫瘍が、運動をつかさどる部分を侵害していたので、ふらふらした状態で生きていたのだと推測できます。
同時に、自分で餌をとって生きていかなければならない恐竜が、脳腫瘍ができてもこれだけボロボロになりながら自力で長い年月生きてきたという、力強い生命の逞しさを感じてもらえると思います。
と解説していただきました☆
ただれた下あご
下あごの先端がただれ、⼀部の⻭は⻭槽(しそう)ごと失われています。
ピンポン玉サイズの腫瘍
脳函(のうかん)内部に腫瘍が残されており、平衡感覚に特に⼤きな影響があったと推測されます。
全⾝にわたる多数の負傷の原因になった可能性が指摘されています。
異常に肥大化&変形した肩甲・烏⼝⾻
本来は平らで薄く、表⾯も滑らかなはずの肩甲⾻が、異常に肥⼤化・変形。
CT検査の結果、内部に⾻折の痕が確認され、それが原因による⾻腫瘍と判明しました。
癒合した第4・5尾椎(びつい)
⾻折後、2つの⾻が癒合した形で治癒した痕があります。
⼤腿⾻のはく離⾻折
筋⾁が付着する「⼤転⼦(だいてんし)」が完全にはがれた状態。
⾻が癒合(ゆごう)・再⽣していないことから、⾻折後に短時間で死亡したと考えられます。
湾曲した腓⾻(ひこつ)
すねの外側の⾻が⼤きく曲がり、体外に⾶び出すほど変形しています。
恐⻯くん企画・監修!東海初公開を含む貴重な⾻格標本約20点を展⽰
恐⻯研究の本場で古⽣物学を中⼼に広くサイエンスを学び、現在、恐⻯世界ナビゲーターとして幅広く活躍する恐⻯くんが、⽩亜紀末期(約6,800万年〜6,600 万年前)を舞台に企画・監修。
名古屋の中⼼地・ソニーストア 名古屋に全⻑7mにもおよぶゴルゴサウルス「ルース」が登場。
ほかにも幼体トリケラトプスの全⾝⾻格やティラノサウルスの頭⾻など、東海初公開を含む貴重な⾻格標本約20点が展⽰されます!
映像体験:フルCG映像&裸眼で⾒られる恐⻯の3DCG モデル
翼⻯とともに空を舞い、数千を超える恐⻯の群れに⾶び込み、恐⻯たちが死闘を繰り広げる太古の森へ。
「⽩亜紀体験シアター 〜恐⻯たちが⽣きる世界〜」では、最新の研究で明らかになった恐⻯の体の構造から質感、動き⽅、さらには当時の植⽣にいたるまで、恐⻯くんが徹底的に監修し、精緻に再現したCG映像(約3分間上映)が、超⾼精細なソニーのCrystal LEDに映し出されます。
さらに、⽴体映像を裸眼で⾒られるソニーの「空間再現ディスプレイ(Spatial Reality Display)」によって、ティラノサウルスやトリケラトプスなど恐⻯の 3DCGモデル3体を展⽰。
⽬の前に実物があるかのようなリアルな映像体験により、恐⻯の肌の質感や体のつくりなどを楽しく学べます☆
【記念イベント】恐⻯ワークショップ3種で楽しみながら学ぼう
“恐⻯から学ぶ、未来につながるチカラ”をテーマに、⽊製のハンマーとノミを使って化⽯ハンター体験ができる「トレジャーハンター」や、恐⻯の実物化⽯を使⽤して地層を模したガラスボトルをつくる「ダイナソーボトル」、「ルース」を撮影してCMを制作する試みなど、ワークショップ3種を会期中の⼟⽇祝⽇、合計316名を対象に開催。
すべて無料で参加でき、実物化⽯は持ち帰りできます。
※10⽉7⽇(⼟)開催の恐⻯くんによるトークショー「恐⻯の不思議教えます︕」は定員に達したため参加募集を締め切りました
※ワークショップへの参加はひとり各回1回まで。回数は数に限りがあります
※ワークショップの予約にはソニーストア 名古屋 LINE 公式アカウントの友達登録が必要です
世界で初めて脳腫瘍の痕跡が⾒つかったゴルゴサウルス「ルース」の全身骨格展示や、貴重な⾻格標本、映像展示など盛りだくさんのイベント。
ソニーストア 名古屋にて期間限定で開催される「恐⻯ミュージアム ―科学で紐解く恐⻯の世界―」の紹介でした☆