世界で一番有名なファッション・ドール、“バービー”の世界を初めて実写映画化した話題作『バービー』
そんな『バービー』が、2023年10月25日(水)より『バービー』のデジタル先行販売をスタート、11月22日(水)より、4K ULTRA HD、ブルーレイ&DVD発売、DVDレンタル、デジタルレンタル配信も順次開始され、いつでも楽しめるようになります。
今回は、『バービー』でキーパーソンとなるライアン・ゴズリング演じる、ケンの吹替を務めた声優・武内駿輔さんにインタビュー。
ケンの魅力や映画のみどころなど、お話をたっぷりうかがいました。
映画『バービー』ケン役・武内駿輔さんインタビュー
世界で一番有名なファッション・ドール、“バービー”の世界を初めて実写映画化した映画『バービー』
完璧なバービーランドで暮らすバービー。
ある朝気分は落ち込み、つま先立ちの足はぺったんこに。
問題解決のため繰り出した人間世界。
そこはバービーランドとは真逆の世界だった!
完璧な世界とは程遠い困難だらけの人間世界で見つけた、本当に大切なものとは?きっと、ありのままの自分をもっと好きになる、ハッピー・ファンタジーです。
今回は、そんな『バービー』でキーパーソンとなるライアン・ゴズリング演じる、ケンの吹替を務めた声優・武内駿輔さんにインタビュー。
ケンの魅力や映画のみどころなど、お話をたっぷりうかがいました。
バービー人形といえば世界中の女の子・女性に勇気を与え続けてきた存在。
男性の武内さんにとって、バービー人形はどのようにうつったのでしょうか。
武内駿輔さん:
子どもの頃、ソフビ人形を3、40個は持っていて、いろんな作品のソフビ人形を使って夢のコラボレーションのような戦いごっこをして遊んでいました。
人形遊びはおそらく子どもの頃ならみんな通る道ですよね。
僕は一人っ子だったので、バービー人形にはなじみがなかったのですが、以前、バービー人形にまつわるドキュメンタリーを見たことがあり、バービーの歴史に興味をもっていました。
その時代の女の子たちの憧れである、「女の子のリアルで流行っているもの」を取り入れているのが面白い。
いろんなバービーを作っていく取り組みがあって、ただのおもちゃではなく、もっと大きな意味をもった存在であることがわかりました。
ケンは、物語が進むにつれ、バービーとの関係性が変わってくる、いわば第二の主役のような存在。
武内さんはそんなケンを見て、どんどん愛着がわいていったそうです。
武内駿輔さん:
とにかく馬鹿であるというのを意識しましたね。
バービーがやったことには共感して、褒めてくれる人がいたら乗っていっちゃうような、結果として馬鹿であるんだけど、めちゃくちゃピュアなヤツというのを意識しました。
バービーと対立することになってしまっても、そればバービーに認めてもらえないからすれてしまっている。
純粋であるが故の意思の強さというのがあると思います。
マッチョでムキムキになったらバービーに好きになってもらえるかも!という考え方も、全然違うんだけど、そのチグハグ感がたまらなくいとおしいなと思いました。
ケンが男性の文化について魅力を感じて筋トレをするとか、男子ってこういうのスキなんだろうなと描かれているものが、「男性あるある」なんですよ !
特に「バービーに歌を聴かせる」シーンでは男性と女性が思う“ロマンティック”にがズレがあるんだな、ということをまさに表現しているところです。
それでも、そんなケンは「憎めない」なと思いましたね。
また、バービーとケンのやりとりも見どころのひとつ。
本物の人間ではない、人形だからこその微妙な表現が必要で、ひとことに何度もリテイクを行うこともあったそうです。
武内駿輔さん:
バービーとケンが夜遊びをするシーンで、ケンがバービーの家に行きたがるシーンがあるのですが、「おうちにいってなにするの?」とバービーが問いかけるんです。
それについてケンは、「なんだろうね?」と答えるのですが、実は最もリテイクがあったセリフです。
これは、とぼけているのではなく、「よくわかんないけど、大人の人間はそうするものらしいよ」っていうニュアンスです。
ケンの吹き替えを通じて、自信との共通点や、気づきがあったそう。
武内駿輔さん:
ケンはバービーといることで価値を発揮するキャラクターでした。
人間は誰しも他人の力を借りたくなる時があると思うんです。
「誰々さんといま仕事してるよ !」とか、他人のブランド力を借りてしまうこともたまにあります。
自分は役者である以上、どういう作品に出演したかというのは大事なところではあるんですが、自分自身の価値について考えるときもあって。自分らしさを探すことが目標のひとつでもあるのかなと感じています。
僕の解釈ではケンはストーリーを通して自分の人生を歩くことの楽しさを見つけたのかなと思いましたね。
ケンと一緒に気づけてよかったと思いました。
最後に、これから『バービー』を楽しみにしている方に向けてメッセージをいただきました。
武内駿輔さん:
毎シーン毎シーンがMVのような作品で、難しく考えず、家の中で流しているだけでも楽しい。視覚効果、技術的にも優れている映画です。
バービーの歴史を振り返りながら、大人がみて笑えるジョーク、ギャグを交えながら、男と女の価値観の違いも表現しているので両者を理解できるきっかけにもなる。
真剣にやられちゃうと説教くさくなってしまうことも、ジョークを交えて表現することでスッと入ってくる、そんなところがあります。
思い立ったときに何回も見ていただくことで感じ方が変わると思うので、気軽な気持ちで見ていただけたらと思っています。
『バービー』商品情報
■【初回仕様】バービー<4KULTRAHD&ブルーレイセット>(2枚組豪華封入特典付)
価格:8,580円(税込)
■バービーブルーレイ&DVDセット(2枚組)
価格:5,280円(税込)
映像特典内容:約45分
●バービーの変てこな世界 ●夢のキャスト
●ミュージカルシーンの魅力 ●バービーに変身
●ようこそバービーランドへ ●バービーのコスチューム
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発売元:ワーナー・ブラザースホームエンターテイメント
販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
聞き手・編集:あずさゆみ(Dtimes.jp)
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