ディズニー・アニメーションや映画、テーマパークの名曲の数々を、オーケストラとヴォーカリストの演奏で贈る、大人のための音楽会「ディズニー・オン・クラシック 〜まほうの夜の音楽会」
2023年は、8年ぶりに『美女と野獣』にフィーチャーし、9月〜12月にかけて全国32都市51公演が行われます。
今回は指揮者リチャード・カーシーさんと、シェイレン・ハージャーさん、ヒュー・エントレキンさんの2名のヴォーカリストにインタビュー。
ディズニーの音楽の歴史や楽曲に対する思いなどを伺いました。
「ディズニー・オン・クラシック 〜まほうの夜の音楽会 2023」インタビュー
ディズニー・アニメーションや映画、テーマパークの名曲の数々を、オーケストラとヴォーカリストの演奏で贈る、大人のための音楽会「ディズニー・オン・クラシック 〜まほうの夜の音楽会」
指揮者リチャード・カーシーさんとニューヨークで活躍する8名のヴォーカリストたちが来日し名曲の数々を披露します。
2023年は8年ぶりに『美女と野獣』にフィーチャーし、9月16日の東京公演を皮切りに全国32都市51公演がスタート。
東京公演を前に、指揮者 リチャード・カーシーさん、ベル役 シェイレン・ハージャーさん、野獣役 ヒュー・エントレキンさんにインタビューを行いました。
<第1部>ディズニー100:ディズニーが育んだ物語
第1部は、「ディズニー100:ディズニーが育んだ物語」と題し、ディズニー創立100年を記念する特別メドレーをお届け。
ウォルト・ディズニーと、同じ時代を生きたアニメーターや音楽家、そしてその意志を今の時代へと受け継いでいるクリエイターたちへ感謝と敬意を込め、貴重な映像やエピソードとともに、その功績を振り返っていきます。
『蒸気船ウィリー』からはじまり、『花と木』、『白雪姫』、『ピノキオ』、『シンデレラ』、『ピーター・パン』、『眠れる森の美女』、『メリー・ポピンズ』、『リトル・マーメイド』、『ライオン・キング』、『ファンタジア/2000』、そしてまだ記憶にあたらしい『アナと雪の女王』『ミラベルと魔法だらけの家』と、ディズニーの歴史をなぞるような名曲揃いです。
リチャード・カーシーさん;
第1部は、まさにディズニーの100年間の物語をお届けするような内容です。
ディズニー音楽の素晴らしさを感じられるのはもちろんのこと、そのスタイルがとても豊富であることに気がつくと思います。
『蒸気船ウィリー』は、約100年前のアメリカで生まれたラグタイムというジャンルの音楽になるのですが、そこから『ミラベルと魔法だらけの家』の音楽に至るまで、歴史も場所も違うところからインスピレーションを受けた楽曲の数々を短い時間で楽しむことができます。
シェイレン・ハージャーさん:
この第1部で歴史をなぞるときに、10年くらいごとにピックアップして名曲をお届けしていきます。
自分の育った音楽を聞いて懐かしい気持ちになれるので、いろんな年代に響くんじゃないかなと思います。
演奏に入る前の、ナビゲーターのささきフランチェスコさんによる歴史的な背景や制作ストーリーに関する語りにも注目です。
私は『メリー・ポピンズ』が子どものころから大好きで、語りに合わせて「チム・チム・チェリー」のメロディーが聞こえてきた瞬間に4才の頃の記憶が蘇ってきて、涙が出てしまいました。
ヒュー・エントレキンさん:
何十年も前の作品であってもいまでも知られている不朽の名作ばかりが揃っています。
こういったものをショーケースになって聞くことができ、次の100年も楽しみな気持ちになれる内容になっているのではないでしょうか。
特にジョディ・ブルースタインさんが歌う『アナと雪の女王』の「レット・イット・ゴー」は、彼女はこの曲をを歌うために生まれたんじゃないかと思うくらいとても素晴らしいものです。
リチャード・カーシーさん;
『パイレーツ・オブ・カリビアン』、『スター・ウォーズ』、『アベンジャーズ』の音楽もディズニー100周年を語る上で欠かせないものです。
音楽性としても素晴らしいので、ぜひ楽しみにしてほしいですね。
<第2部>アニメーション映画『美女と野獣』より
ベルと野獣の間に芽生えた“真実の愛”の物語を、スクリーンの映像と照明演出ともにお届け。
ディズニー実写映画『美女と野獣』の書き下ろし曲「ひそかな夢」とあわせて、愛にあふれるストーリーを全21曲お届けします。
シェイレン・ハージャーさん:
『美女と野獣』のスコアがとても美しくて、オーケストラできけるというのはなかなかないものです。
私たちにとってもオーケストラに合わせて歌うというのは特別なもの。
それを見事に操る魔法の杖を持ったマジシャン(指揮者)がいるので、ひとつひとつのセクションの音色が合わさったときの美しさ、迫力を感じてほしいですね。
ヒュー・エントレキンさん:
野獣役を歌うのですが、物語のなかでテーマになっている“愛の力”、“人間の変わる力”をお届けしたいと思っています。
再び愛が生まれると、どれだけ暗いてつらい場所にいても変われる可能性があって、生まれ変われるという希望がある。
“愛の力”の希望をお届けできればと思っています。
シェイレン・ハージャーさん:
シリアスな部分もあればコミカルな部分もすごくあって、その対比も面白いですね。
「強いぞガストン」ではガストンとル・フゥの動きが面白くてつい笑いそうになってしまうんです。
ヒュー・エントレキンさん:
ベルを演じているシェイレン・ハージャーさんもみどころだと思っています。
ベルのように自信を持って表現をしていて、それは同時に優しさがこめられていて、ベルのキャラクター性とシェイレンさんの重なりは見事なものです。
野獣やモーリス、お城の仲間たちに対して愛を持って接することができるキャラクターであることが、シェイレンさんの歌で表現できているのではないかと思っています。
「ディズニー・オン・クラシック 〜夢とまほうの贈りもの 2023」スケジュール
開催期間:2023年9月16日~12月24日
開催場所:全国32都市51公演
「ディズニー・オン・クラシック 〜まほうの夜の音楽会 2023」は、2023年9月16日の東京公演を皮切りに全国を巡回中。
100年間の歴史の中で生まれてきた名曲を貴重な資料と映像、語りで楽しめる贅沢な時間を過ごせます。
-
ベルをイメージしたエプロンも!「ディズニー・オン・クラシック 〜まほうの夜の音楽会 2023」コンサートグッズ
続きを見る
グッズはこちらで紹介しています!
©︎Disney
取材・文:あずさゆみ