大学にアルバイト、恋に友情と青春とヒーロー業の両立に悩む新しいヒーロー像を描いた『スパイダーマン2』
ニューヨークを舞台に、大人気ヒーローのスパイダーマンの活躍を描いたアクション・ムービー第2弾を紹介します。
マーベル映画『スパイダーマン 2』作品紹介
価格:Blu-ray 2,619円(税込)/DVD 1,551円(税込)デジタル配信中
発売・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
制作:2004年/アメリカ
上映時間:127分
タイトル:スパイダーマン2(原題:Spider-Man 2)
サム・ライミ監督の『スパイダーマン』シリーズ3部作の第2作目にあたる『スパイダーマン2』
大ヒットした前作をさらに上回る歴史的興行記録を叩き出したアクション・エンターテイメント作品です。
ストーリー/あらすじ
遺伝子操作されたクモに咬まれてスーパーパワーを手に入れたピーター・パーカー。
大学生となったピーターは前作の死闘以後もスパイダーマンとして人助けをする生活を続けていました。
ところが、大学の勉強とピザ配達のアルバイト、カメラマン見習いなどの私生活とスパイダーマンとして活動との両立が難しくなってきてしまいます。
一方MJは女優としての道を歩き始めていて、舞台への出演が決まり順調にキャリアを積み、親友のハリーは亡くなった父の跡を継いでオズコープの社長に就任していました。
ハリーの紹介で、研究のテーマだったオットー・オクタビアス博士に会うことができたピーター。
核融合装置を見せてもらい、私生活へのアドバイスをもらいます。
ところが、実はハリーとは、スパイダーマンが自分の父親を殺したと誤解し続けていて、ピーターがスパイダーマンの写真を撮り続けていることからその関係に不和が生じていました。
MJとも、同じ気持ちでいるのにもかかわらず、ピーターはスパイダーマンである自分とMJが付き合うとMJを危険に晒すと考えて、自分の気持ちを隠して距離を取っています。
私生活での人間関係もうまくいかず、どれだけアルバイトを頑張っても金銭的な余裕がない日々に疲れを隠せないピーター。
それでもMJから新しいボーイフレンドの存在を聞かされると、彼女への気持ちが抑えきれなくなり、舞台を見に行く約束をします。
しかし舞台当日に事件が発生し、スパイダーマンとして駆けつけなければならなかったため、その舞台にも遅刻して結局約束を守ることができません。
忙しすぎて大好きなMJにも愛想を尽かされてしまう始末。
すべてがうまくいかない中、ピーターは突然スパイダーマンの能力を失ってしまいます。
それはピーターがスパイダーマンとして生きていくことを心の中で望まなくなっていた結果でした。
そんな時、オクタビウス博士が実験中に自身が開発した人工知能を持つアームに思考を支配され、ドクター・オクトパス(ドック・オク)に変身してしまうという事故が発生。
グリーン・ゴブリンとの死闘から2年。
親友とも最愛の女性とも上手くいかず、家賃さえ払えず、さらにスーパーパワーを失ってしまった窮地の中、ピーターは大切な人を守るために戦うことを決意するのでした。
キャスト&スタッフ
キャスト:
ピーター・パーカー/スパイダーマン:トビー・マグワイア/猪野 学
メリー・ジェーン(MJ):キルスティン・ダンスト/岡 寛恵
Dr.オクタビアス/ドック・オク:アルフレッド・モリーナ/銀河万丈
ハリー・オズボーン:ジェームズ・フランコ/鉄野正豊
スタッフ:
監督:サム・ライミ
製作:ローラ・ジスキン、アビ・アラド
製作総指揮:スタン・リー他
撮影監督:ビル・ポープ、ASC
監督、キャストのほか、音楽、特殊効果スタッフも前作『スパイダーマン』から続投で、サム・ライミ監督始め同じメンバーが揃っています。
キャストも主要キャストは続投で、本作からヴィラン、ドクター・オクトパスとしてアルフレッド・モリナが登場。
ヴィラン、ドック・オクに注目
本作のヴィラン(悪役)はドック・オクことドクター・オクトパスです。
もともとは優秀な科学者で、愛妻家だったオクタビアス博士ですが、危険な核融合実験の事故で妻を失い、自身が開発した高度な知能を持つアームに思考を乗っ取られてしまいます。
うなじに装着されていた制御チップでアームの暴走をコントロールしていたのですが、事故が起きた際にチップが破壊されてしまったのです。
ドック・オクとなってからも度々正気を取り戻し、自身との会話で葛藤する姿を見せるドック・オクは哀しいヴィランとして人気が高い存在です。
『スパイダーマン2』に登場するキャラクター
前作『スパイダーマン』から登場する主要キャラクターは変わらないものの、それぞれの近況と関係性に変化が見え始めた『スパイダーマン2』
登場するキャラクターの本作でのステイタスを紹介していきます。
ピーター・パーカー/スパイダーマン(トビー・マグワイア)
コロンビア大学に通い始めたピーター。
高校3年生の時にスパイダーマンの能力を手に入れて以来、スーパーヒーローとして街の人を助けています。
ところが、新聞ではまるで悪党かのように書かれたりデマを広められて散々です。
ピーターは掛け持ちのアルバイトの一つとして新聞社のカメラマン見習いをやっていて、スパイダーマンの写真を売ってどうにか生計を立てていました。
MJにも振られてしまい、親友のハリーとも上手くいず、踏んだり蹴ったりの中、ついにスパイダーマンのパワーまでも失ってしまいます。
メリー・ジェーン(MJ)(キルスティン・ダンスト)
ピーターの幼なじみのMJことメリー・ジェーン。
舞台女優になるという夢に向かって前進し、ニューヨークで芸能活動をしています。
2年前にピーターに告白し、MJの身の危険を考えたピーターに断られてからも、ピーターのことを想っていました。
それでも約束さえまともに守らないピーターに振り回されるのにうんざりし、宇宙飛行士のジョンと付き合いを始め、婚約。
自分の気持ちもピーターの本心も分からずに苦悩しています。
Dr.オクタビアス/ドック・オク(アルフレッド・モリーナ)
永久に枯渇しない核融合エネルギーを生み出すための実験を試みる科学者です。
ピーターの担当教授の友人で、愛妻家。
核融合装置と一緒に、人工知能を持ったアームを実験のために開発、自らそれを装着して実験に挑みます。
ところが核融合のエネルギーがあまりに大きく、その際に妻のロージーを失い、アームの制御も効かなくなり、思考を乗っ取られたことでドクター・オクトパスと化してしまいます。
ハリー・オズボーン(ジェームズ・フランコ)
ピーターの親友で、『スパイダーマン』で亡くなったノーマン・オズボーンの息子です。
グリーン・ゴブリンと化してしまっていた父親がスパイダーマンが居合わせた際に偶然死んでしまったために、状況だけを見てスパイダーマンが父親を殺したと思い込んでいます。
父親の跡を継いでオズコープ社の社長となったハリーは今や、オクタビアス博士の核融合実験のスポンサーです。
スパイダーマンのカメラマンを続けるピーターに不満をぶつけます。
恋に友情、青春とヒーロー業の両立に悩むヒーローの姿を描いたサム・ライミ版第2作目。
ニューヨークを舞台にスパイダーマンの活躍を描く『スパイダーマン2』の紹介でした。
© 2004 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved. | MARVEL and all related character names: © & ™ 2021 MARVEL.