ディズニー・アニメーション・スタジオが、南の島と豊かな海を舞台に贈る『モアナと伝説の海』
海を愛し、海に愛される少女が、島を救うために繰り広げる冒険が美しいグラフィックで描かれる名作を紹介します。
ディズニー映画『モアナと伝説の海』作品紹介
制作:2016年/アメリカ
上映時間:107分
タイトル:モアナと伝説の海(原題:Moana)
美しい海に選ばれた一人の少女と伝説の英雄の勇敢な冒険を描く『モアナと伝説の海』
耳に残る素晴らしい楽曲と生命を持って波打つ美しい大海原の描写に一瞬で引き込まれてしまう、ディズニー・アニメーションが放つ意欲作です。
ストーリー/あらすじ
豊かな自然に囲まれ、数々の伝説が息づく南海に浮かぶ楽園の島、モツゥヌイ。
モアナはモツゥヌイ島に住む16歳の少女です。
彼女はよちよち歩きの小さな頃から海と触れ合って過ごし、荒ぶる大波をおこすこともある大海原と、特別で不思議な絆を持っていました。
島の長老タラおばあちゃんが語る伝説を聞き、海とともに育ったモアナは次第に島を取り囲むサンゴ礁の外の世界のことを想像するように。
タラおばあちゃんによると、命の女神テ・フィティの心に宿る命を作り出す偉大な力を半神半人のマウイが盗んだことで、暗黒の闇が生まれたが、闇がすべてを覆い尽くす前にサンゴ礁を超えて旅をするものがテ・フィティの心を返し、島を救うと言うのです。
ところが、島にはサンゴ礁を越えて海へ出ることを禁ずる掟があり、航海はできない決まりでした。
モアナの父親、村長のトゥイは、大きな海に憧れるモアナに海の危険さを何度も教え、モアナの幸せは島にあると言って聞かせます。
それでも、島でこれまでになかったような出来事が起こり始め、モアナは女神テ・フィティの心が盗み出されたことを察知。
枯れてしまったココナッツの木や、近海から姿を決してしまった魚たちはモアナに島に忍び寄る危機を教えます。
タラおばあちゃんが残した「自分の心の声に従うように」という言葉を信じ、モアナはサンゴ礁を越え、海に旅立つことを決意。
そうしなければ大好きな島と島に暮らすみんなを守れない、モアナは覚悟を決めるのでした。
船の操縦に手こずりながらも半神半人のマウイを見つけ出したモアナ。
マウイは素直に言うことを聞くようなタイプではありませんでしたが、かしこく先手を打ったモアナの策略がうまく行って、二人は協力し合うことになります。
しかし、二人が立ち向かうことになるのは怒り荒ぶる本物の神。
果たしてモアナとマウイは女神の心を無事に返し、島を救うことができるのでしょうか。
キャスト&スタッフ
キャスト:
モアナ:アウリィ・カルバーリョ/屋比久知奈
マウイ:ドウェイン・ジョンソン/尾上松也
タラおばあちゃん:レイチェル・ハウス/夏木マリ
トゥイ:テムエラ・モリソン/安崎求
シーナ:ニコール・シャージンガー/中村千絵
タマトア:ジェマイン・クレメント/ROLLY
ヘイヘイ:アラン・テュディック
スタッフ:
監督:ジョン・マスカー、ロン・クレメンツ
脚本:ジャレド・ブッシュ
製作:オスナット・シューラー
製作総指揮:ジョン・ラセター
音楽:リン=マニュエル・ミランダ、マーク・マンシーナ、オペタイア・フォアイアニメーター:エリック・ゴールドバーグ
コレオグラファー:ティアナ・リウファウ
日本版エンドソング
♪どこまでも ~How Far I'll Go~/加藤ミリヤ
『リトル・マーメイド』や『アラジン』のジョン・マスカー&ロン・クレメンツのゴールデンタッグが監督にあたる本作。
二人が描くモアナはディズニーの新しいヒロイン像を生み出し、多くの女性の共感を呼びました。
『モアナと伝説の海』に登場するキャラクター
そうそうたるメンバーによるイメージぴったりのボイスキャスティングが話題となった『モアナと伝説の海』
ディズニー映画にこれまでいなかったようなキャラクターがたくさん登場します。
モアナ(アウリィ・カルバーリョ)
海が大好きで、海に選ばれた16才のモアナ。
そのきっかけになったのは、小さな頃のとある体験です。
お父さんは村長を務めていて、モアナも島のリーダーとしてお父さんの後を継ぐことを期待されていますが、モアナにとって大きすぎる期待は少し重圧。
海に選ばれたことに気がつき、島を守るためには自分が一歩踏み出さなければならないと知って、モアナは覚悟を決めて壮大な冒険へと旅立ちます。
勇敢で優しい心を持つ少女です。
マウイ(ドウェイン・ジョンソン)
風と海を司っている半神半人のマウイ。
大胆で自信に満ち溢れていて、神様からもらった巨大な釣り針を使って風も海も意のままに操ることができます。
また、いろんな生き物に返信することができるため、その力を使って女神の心を盗んだことで、釣り針を失い、力も消滅。
そんな時にモアナと出会い、もう一度伝説の英雄になるために、モアナと一緒に冒険をすることを決めます。
ミニ・マウイ
マウイの胸に入っているタトゥーのミニ・マウイ。
人格を持って自由に動き回るマウイの分身です。
実はマウイの本心を表していて、身振り手振りで意思を伝えようとしています。
マウイが素直になれずに心と裏腹な行動をしようとするとき、ミニ・マウイが良心となってマウイを善良な心に従うように促すのです。
タラおばあちゃん(レイチェル・ハウス)
モアナのよき相談相手になってくれるタラおばあちゃん。
島の歴史をよく知っていて、伝説も数多く把握しています。
変わり者と呼ばれるタラおばあちゃんですが、モアナが海に選ばれた特別な少女であることを知る唯一の人間です。
モアナの悩みや迷いを受け止め、彼女の背中を押して、冒険へと旅立つことを応援します。
不思議な行動が多いタラおばあちゃん。
彼女にしかわからないことがたくさんあるのです。
ヘイヘイ(アラン・テュディック)
モアナがかわいがっているおバカなニワトリのヘイヘイ。
エサをクチバシでついばむか前進して鳴き声をあげることしかできません。
役立たずだと思われていますが、目の前にあるものをなんでも食べてしまうヘイヘイのクセは何かに役立つかも!
モアナの冒険についてきてしまいます。
プア
とっても怖がりな小ブタのプア。
モアナに飼われていてモアナのことが大好きです。
モアナの旅について行くつもりでしたが、激しい波にのまれて島で待つことに。
カカモラ
モアナとマウイが海で出会った海賊カカモラ。
宝を探して船の旅を続けています。
ココナッツでできた鎧を見にまとい、小さくて可愛らしい見た目とは裏腹に、毒矢を使って残忍な攻撃を仕掛けてきます。
彼らもまた、女神の心を狙っているのです。
タマトア(ジェマイン・クレメント)
海底のラロタイという魔物たちの国に住んでいるカニのモンスター、タマトア。
輝くものを蒐集していて、マウイがなくした釣り針を隠し持っています。
キラキラしたもので甲羅をデコレーションして悦に入っているナルシストな一面が。
トゥイ(テムエラ・モリソン)
モアナの父親のトゥイは村の長を務める頼れるリーダー。
モアナに自分の後をついて村のリーダーになってほしいと考えています。
伝統を大切にするため、航海を禁ずる掟を守り続けてきたトゥイですが、海に憧れる気持ちは理解していて、モアナのことを思う気持ちもとても強いのです。
シーナ(ニコール・シャージンガー)
モアナの優しい母親シーナ。
島の暮らしを守り、娘を危険から遠ざけたいと願いつつも、その思いやりと愛情深さでモアナの考えを尊重して、海に向かうモアナをそっと送り出します。
モアナに強さを教えた凛とした女性です。
『アナと雪の女王』に続き、美しい海と通いあう強いヒロインを生み出した『モアナと伝説の海』
少女の心の成長を圧巻の歌と映像で描く感動のファンタジー・アドベンチャー作品を紹介しました!
『モアナと伝説の海』は、Disney+(ディズニープラス)で配信中です。
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