ウォルト・ディズニーが贈る不朽の長編アニメーションの中でも示唆に富むストーリーが魅力の感動作『ピノキオ』
迫力満点のクライマックスや「星に願いを」などの名曲の数々と、見どころ満載のディズニー・クラシックアニメーション作品を紹介します。
ディズニー映画『ピノキオ』作品紹介
制作:1940年/アメリカ
上映時間:88分
タイトル:ピノキオ(原題:Pinochio)
人間になりたいと願った人形の男の子の感動の名作アニメーション『ピノキオ』
イタリアの童話を基にディズニーが生み出した魅惑の世界観が現在も多くの人を虜にして止みません。
今観ても古びるところのない感動作『ピノキオ』を紹介します!
ストーリー/あらすじ
星が輝くある美しい夜のこと。
ゼペットじいさんが作った木製の操り人形に、魂が宿るという奇跡が起こります。
人形の名前はピノキオ。
魂を吹き込まれたピノキオはまるで本物の子どものように動いて喋り、ゼペットじいさんは大喜びです。
ブルー・フェアリーはピノキオに「いい子になれば、いつか本物の人間の子どもになれますよ」と約束をし、コオロギのジミニーに手助けをするよう言いつけます。
人間の子どもになるため、いい子になろうと決心したピノキオでしたが、学校へ通う途中、キツネの“正直ジョン”たちに誘惑されて、糸がなくても動ける人形として芝居小屋に売り飛ばされてしまいます。
ブルー・フェアリーの力を借りて逃げ出すことができましたが、“正直ジョン”ことファウルフェローとギデオンの誘惑は止みません。
次は、「楽しくて面白いことばかりで悪いことをしてもいい天国のような島」プレジャー・アイランドに誘われて、ついて行ってしまいます。
ピノキオがジミニーの忠告も聞かずにそこで遊びまわっていると、次第にロバの耳や尻尾が生えてきて、喋ろうとしても出てくるのはまるでロバのような鳴き声ばかり!
やっと事の重大さに気がつき、家へと逃げ帰ったピノキオでしたが、ゼペットじいさんは帰ってこないピノキオを探すため旅に出てしまっていました。
途方に暮れるピノキオのもとに鳩が手紙を届けてくれます。
それによると、ゼペットじいさんはピノキオの行方を追って海へと漕ぎ出し、なんとそこで怪物のような大クジラに飲まれてしまったと言います。
驚いたピノキオはゼペットじいさんを助け出すために海へ出かけ、そこで巨大な怪物クジラを発見し、クジラに飲み込まれることでゼペットじいさんと再会。
ピノキオの機転で2人はそこで焚き火を起こし、もくもくと煙を立ててクジラをむせかえらせ、それに乗じてクジラのお腹から脱出することに成功します。
ところが、怒ったクジラに追いかけられ、ゼペットじいさんを助けようと必死で泳いだピノキオは、岸にたどり着くと息絶えてしまいます。
ピノキオのおかげで一命をとりとめたゼペットじいさんが、ピノキオを抱えて必死に祈りを捧げると、ピノキオの勇敢さや、優しい心を認めたブルー・フェアリーの力がピノキオに降り注いで……。
ゼペットじいさんの腕の中で再び目覚めたピノキオは本物の人間の子どもになっていたのでした。
キャスト&スタッフ
キャスト:
ピノキオ:ディッキー・ジョーンズ
ジミニー・クリケット:クリフ・エドワーズ
ゼペット:クリスチャン・ラブ
ブルー・フェアリー:イブリン・ベナブル
スタッフ:
監督:ベン・シャープスティーン、ハミルトン・S・ラスケ
場面監督:ビル・ロバーツ、ノーマン・ファーガソン、ジャック・キニー、ウィルフレッド・ジャクソン、T・ヒー
脚本:テッド・シアーズ、オットー・イングランダー、ウェブ・スミス、ウィリアム・コトレル、ジョセフ・サボ アードマン・ペナー、オーレリアス・バターリア
原作:カルロ・コロディ
製作:ウォルト・ディズニー
美術:チャールズ・フィリッピ
音楽:リー・ハーライン、ネッド・ワシントン、ポール・J・スミス
カルロ・コロディが書いたイタリアの著名な童話をもとに、ベン・シャープスティーンとハミルトン・S・ラスケが監督にあたり制作されたディズニーが誇る名作『ピノキオ』
「星に願いを」を筆頭に、耳に楽しい名曲たちは、リー・ハーライン、ネッド・ワシントン、ポール・J・スミスらが担当しています。
『ピノキオ』に登場するキャラクターたち
誰もが知る有名なキャラクター「ピノキオ」をはじめ、長く愛され続けるキャラクターが多く登場する本作。
スピンオフ作品が多数制作されている黒ネコの「フィガロ」も『ピノキオ』の忘れてはならない人気キャラクターです。
「ピノキオ」や「フィガロ」、「ジミニー」など、映画『ピノキオ』に登場する愛らしいキャラクターたちを一挙に紹介します!
ピノキオ
ゼペットじいさんが作りあげた木の操り人形ピノキオ。
星が美しく輝く夜に、妖精に命を吹き込まれて、動けるようになります。
人間の子どもになるために、いい子になろうと頑張るのですが、いく先々で悪者たちの誘惑に遭遇してしまいます。
ゼペットじいさん
ピノキオを作ったおじいさんです。
いつもピノキオへの愛を持ち続け、誘惑に負けてロバの耳と尻尾が生えてしまったピノキオにも、怒らずにまず抱きしめてくれる、心優しいお父さんのような存在です。
時計やおもちゃ作りをしています。
猫のフィガロや金魚のクレオを飼っていて、どこか無邪気な性格。
ジミニー・クリケット
シルクハットに傘を携えた紳士の装いがとっても似合うコオロギ。
いつも彼の語りからお話は始まります。
旅を続けていて、とっても美しい歌声を持っています。
世間知らずのピノキオの“良心”として、善の道に導こうと一生懸命アドバイスをしてくれる大切な存在です。
ブルー・フェアリー
星が輝く晩に現れた美しい妖精ブルー・フェアリー。
ピノキオに命を吹き込み、「いい子になれば、いつか本物の人間の子どもになれますよ」と約束してくれます。
ピノキオが悪の誘惑に負けて危機に陥った時には助けつつ、いけないことはいけないと諭す厳しさも持っています。
フィガロ
ゼペットが飼っている黒ネコのフィガロ。
金魚のクレオと仲良しで、可愛くチャーミングな姿でみんなに愛される人気者です。
クレオ
ゼペットが飼っている金魚。
金魚鉢に入っていますが、ゼペットが行くところには金魚鉢のままどこへでもついていきます。
ウォルト・ディズニーが誇る不朽の名作アニメーション『ピノキオ』
何度観ても感動とワクワク、ドキドキが止まらないディズニーのクラシックアニメーション作品を紹介しました!
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