「100% VOICE, 100% DISNEY」をキャッチコピーに、ディズニーの様々な音楽を声だけで表現するアカペラ・グループ「ディカペラ(DCappella)」
2020年6月10日に新作アルバム『オール・イアーズ』をリリースしたばかりのメンバーにリモートでインタビュー!
レコーディングの楽しいエピソードなどを明かしてくださいました☆
ディズニー公式のアカペラ・グループ ディカペラ 日本限定アルバム『オール・イアーズ』インタビュー
発売日:2020年6月10日(水)/ デジタル配信スタート
CD品番:UWCD-1079 <歌詞・対訳付>
価格:2,500円+税
CD予約:https://store.universal-music.co.jp/product/uwcd1079/
2019年にアルバム『ディカペラ』で日本デビューした、ディズニーの名曲をアカペラで歌う7人組グループ「ディカペラ」
全国8都市をまわる初のジャパン・ツアーも大成功に収めた「ディカペラ」が待望の新作『オール・イアーズ』をリリース!
今回もディズニーの名曲を7人の声で紡いだ歌は、生き生きと輝き、聴く人の心を潤し、元気にしてくれます。
普段と異なる情勢において、誰もが初めてのステイ・ホームを経験するなかで、音楽っていいな、声を出して歌うって幸せなんだと、素直に喜びを感じさせてくれる、そんなアルバムになっています。
選曲も『アナと雪の女王2』の主題歌『イントゥ・ジ・アンノウン』といったヒット曲はもちろん、1970年全米公開の映画『おしゃれキャット』のエンディング・テーマ『みんなネコになりたいのさ』といった50年前の名曲があったりと、実に多彩!
7名のメンバーに、レコーディングのエピソードや選曲についてリモートで伺いました。
――まず2019年に来日した時のことから聞きたいのですが、何か思い出深いエピソードはありますか?
オーランド:僕は、日本で誕生日を迎えて、多分博多だったと思うけれど、小さくてとても居心地のいいお店でお祝いしてもらったんだ。全員が家族のようにテーブルを囲んでね。そこで強い連帯感を得られたのが僕の宝物になった。それと、僕の髪をきれいにカットしてくれる、大満足の理髪店にも出会えた。お店の名前もちゃんと覚えているよ(笑)
モーガン:私は京都に魅了されたわ。自然が美しいし、アントニオと偶然見つけたジャズ・クラブも本当に素敵だった。
――反対に、次に行ってみたいところはあります?
モーガン:東京をもっと散策してみたいんだけれど、なかでも行ってみたいのが原宿にある、虹色のカフェなのよ。あれ? みんな、私の話についてきている? わかるかしら(笑)。
ケリー:大丈夫、わかっているって。原宿にあるカフェと、あと新宿のレストランにも行きたいって言っていたわよ。
――さて、新作『オール・イアーズ』について聞いていきたいと思うのですが、今回はどんな方法で制作されましたか?
カレン:前作との違いは、最初からプロデューサーのディーク・シャロンやディレクターと共に、私達も制作のミーティングに参加して、いろいろアイディアを出したことね。まさにチームで制作した感じがあって、レコーディング中もメンバー同士で意見を出し合うことで、たとえば、「モーガン、ここのパートは、私よりもあなたが歌った方がいいのでは。私は、こっちを歌うから」といった具合に、どんどん曲がいい方向に変化していったの。そういうことがマジックとなって作品に反映されていると思うわ。
アントニオ:僕らにとって一番重要なのが選曲。単に歌いたい曲をレコーディングすればいいわけではなくて、ライヴで歌った時の曲同士の相性を考えなくてはいけないからね。
カレン:確かにそうだけれど、今回アントニオがディカペラ結成時からずっと歌いたかった『ゴー・ザ・ディスタンス』(ヘラクレスより)をレコーディングしたじゃない。
アントニオ:この『ゴー・ザ・ディスタンス』は、日本のファンの投票で一番リクエストが多かった曲だと聞いて、僕は、本当にうれしかった。
――きっと曲順も悩んだと思うのですが、実写版映画『アラジン』の劇中歌『スピーチレス~心の声』が1曲目なんですね。メッセージ性の高い曲なので驚きました。
カレン:この曲をレーベルから提案された時、すごく嬉しかったの。美しくて、力強さもあるバラードでしょ。私達は、この曲を世界中にいるだろう、自分の声が届いていないと感じている人、自分がとてもちっぽけな存在だと思い込んでいる人のためのアンセム(賛歌)だと思っているの。私達は“声を届ける”ことを大切にしているグループだから、『スピーチレス~心の声』こそが私達の本質を象徴している歌だと思い、それで1曲目にしたのよ。
――『みんなネコになりたいのさ』のように前作にはなかったコール&レスポンスが楽しい曲がありますが、レコーディング方法を変えたりしましたか?
アントニオ:『みんなネコになりたのさ』のレコーディングは、本当に楽しかった。レスポンスの部分を7人全員が狭いスタジオでぎゅうぎゅう詰めになりながら、1本のマイクで歌ったんだ。
RJ:僕は、この曲を含めて全部で3曲、初めてヴォーカル・パーカッションをやらせてもらったんだ。やってみて、アントニオのすごさをあらためて感じたよ。スネアの音ひとつとっても、ブスッ!なのか、カチッ!なのか、音がいっぱいあって、そこから最適な音を選ぶことになる。どうするべきか、迷うたびに「アントニオ、これ聴いてみて、どう思う?」ってずっと相談をしていた。
――『大切なのはバスケット!』(ハイスクール・ミュージカル)では、手拍子など体を使った躍動感あるリズムが印象的ですが、あれは、アントニオですか?
アントニオ:僕がやっているのは、ビート・ボックスで、ジョーが手拍子をして、胸も叩いているんだよね?
ジョー:ほとんど僕がやったんだけれど、僕がどうしてもうまく出せない音があって、それはディークがやってくれたんだ。
アントニオ:ディークがやったの? 知らなかったけれど、それって最高にクールだよ!
――さて、気になるのがアルバムのタイトル『オール・イアーズ』。ここにはどんな思いが込められているのでしょうか。
ケリー:RJがいつも言うんだけれど、『オール・イアーズ』は、3つの意味が込められている“掛詞”のようだって。ひとつは、音楽的な意味合いで、全員がお互いの声にしっかり耳を傾けて、注意をはらい、連携をとっていること。2番目は、新しく挑んだアルバムの収録曲への手応えや思入れ。そして、3番目は“イアーズ”(耳)と言えば、ミッキーマウスでしょ(笑)。ミッキーマウスへの敬愛もたっぷり込めているのよ。
――最後に日本のファンへのメッセージをお願いします。
カレン:みなさんの前でパフォーマンス出来る日を心待ちにしています。また、コンサート会場でお会いしましょう!
「ゴー・ザ・ディスタンス」や「スピーチレス~心の声」、「王様になるのが待ちきれない」など全13曲が収録された日本限定の「ディカペラ」新アルバム『オール・イアーズ』
2020年6月10日発売です☆
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アナと雪の女王2「イントゥ・ジ・アンノウン」も収録!ディカペラ 日本限定アルバム『オール・イアーズ』
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聞き手:服部のり子
©Disney