アメリカで実際にあったエピソードを基にした感動のヒューマン作品『タイタンズを忘れない』
保守的な田舎町のフットボール・チームをめぐる実話を映画化した感動作です。
アメリカ初の人種混成チームによって築かれる友情の姿が観るものの心を震わせる歴史に残る名作を紹介していきます。
『タイタンズを忘れない』作品紹介
タイトル:タイタンズを忘れない(原題:Remember the Titans)
製作:2000年/アメリカ
上映時間:114分
フットボール・チーム、タイタンズを通して描かれる人種差別の残酷さとそれを超える友情の素晴らしさ。
名作『タイタンズを忘れない』では、差別と困難を自分たちの力で乗り越えていく若者の姿がみずみずしく描かれています。
全力でぶつかるスポーツを通して、勇気と友情の尊さが語られる青春ヒューマン・ドラマ作品を紹介!
ストーリー/あらすじ
1971年、アメリカは公民権運動によって人種差別撤廃が叫ばれていましたが、依然として人々は肌の色で区別される残酷な現状を乗り越えられずにいました。
ヴァージニア州アレキサンドリアでも大きな変化が起こりつつありましたが、差別の根強い田舎町で人々は変化になかなか順応できずにいます。
町の猛反対を押し切って白人の高校と黒人の高校が統合されたことで、町の人気を集めるフットボールにも人種混成チーム、タイタンズが誕生。
タイタンズのヘッドコーチに就任したハーマン・ブーンが戸惑う生徒たちを熱意を持って導こうとします。
これまでヘッド・コーチを務めていたビル・ヨーストは自分のポジションが黒人に奪われたことにショックを受けて反発し、チーム内でも生徒同士が人種の壁に阻まれ衝突。
そんな中、都会からの転校生ロニーがやってきます。
ハーマンの熱心な指導と、進歩的なロニーの影響を受けて、次第に変化を見せるチーム。
選手たちは理由もなくお互いを憎み合うことの滑稽さに気づきはじめ、心の壁を乗り越えていきます。
活気を取り戻し、チームワークを得たタイタンズは大会で快進撃をみせ、州大会決勝へと進出。
人種混成チームに眉をひそめていた町の人々も、いつしか心からの拍手と喝采をタイタンズに送るようになっていました。
激しい攻防戦のすえ、友情を築いたメンバーたちは見事な連携プレーで勝利を手にするのでした。
キャスト&スタッフ
キャスト:
ハーマン・ブーン:デンゼル・ワシントン/大塚明夫
ビル・ヨースト:ウィル・パットン/原康義
ピーティ・ジョーンズ:ドナルド・フェゾン/草尾毅
キャロル・ブーン:ニコール・アリ・パーカー/山像かおり
ジュリアス・キャンベル:ウッド・ハリス/吉田孝
スタッフ:
監督:ボアズ・イエーキン
製作:ジェリー・ブラッカイマー、チャド・オーメン
脚本:グレゴリー・アレン・ハワード
製作総指揮:マイク・ステンソン、マイケル・フリン
撮影監督:フィリップ・ルースロ(A.F.C.)
チームを率いるコーチ役で勇姿を見せるのは『ハリケーン』のデンゼル・ワシントン。
メンバーを信じ、厳しく鍛え上げようとするコーチを熱い演技で魅せてくれます。
そのほか『60セカンズ』のウィル・パットンや『ドリヴン』のキップ・パルデューらが重要な役柄で映画に深みを持たせています。
『タイタンズを忘れない』の見どころ
アメリカ初となる人種混成フットボールチームの成長を描いた本作。
70年代のアメリカ、ヴァージニア州アレキサンドリアで実際にあった話をベースにして作られています。
『アルマゲドン』や『60セカンズ』など話題の大作を手がけるプロデューサーが、脚本のあまりの素晴らしさに映画製作を即決した経緯があるそう。
肌の色の違いへの偏見が生み出していた大きな壁を、学生たちがスポーツの力をもって乗り越えていく様子に胸が熱くなります。
実話を基にした感動のスポーツ・ヒューマン作品『タイタンズを忘れない』
この季節だからこそ見たい青春の友情ドラマをぜひ堪能してください。
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