ディズニー&ピクサーが贈る家族愛と、ヒーローアクションが楽しめる大ヒット作『Mr.インクレディブル』
アカデミー賞2部門を受賞した感動とスリルたっぷりのアニメーション映画です。
スーパーパワーを持ったファミリーが大活躍するディズニー&ピクサーのエンターテイメント傑作を紹介していきます。
ディズニー&ピクサー映画『Mr.インクレディブル』作品紹介
タイトル:Mr.インクレディブル(原題:The Incredibles)
製作:2004年/アメリカ
上映時間:115分
家族で一致団結し、困難に立ち向かうスーパーヒーロー能力を持つ一家を描いた『Mr.インクレディブル』
ディズニー&ピクサーの意欲的なアニメーションで、アカデミー受賞作品でもあります。
これまで、おもちゃや虫などを主役に展開されていたピクサーの世界が、人間のキャラクターを主人公に生き生きとした広がりを見せ、大ヒットとなりました。
ストーリー/あらすじ
Mr.インクレディブルことボブ・パーと彼の妻のヘレンは、その昔、平和を乱す悪と闘い、世界の人々を危機から救い出す大活躍をしていたヒーローでした。
ところが、スーパー・ヒーローの破壊力に満ちたパワーは、普通の人たちの生活にも混乱を与えてしまうと見なした政府が、彼らのヒーロー活動を禁止してしまいます。
ヒーローとして華々しい活躍をしていた頃から15年の月日が経って、かつて人気ナンバー・ワンのヒーローだったMr.インクレディブルことボブも今では保険会社の社員として働く日々。
スーパー・ヒーロー制度が廃止されてから、一般市民として暮らす夫妻とその子どもたちヴァイオレット、ダッシュ、ジャック・ジャックは普通であることに一生懸命です。
その一方、心の底では自分のパワーを活かして再び世界を救うことを夢見続けていたボブ。
そんな彼の元に、謎の手紙が届きます。
それはミラージュという正体不明の女性からの極秘任務で、政府の施設から脱走した高性能戦闘ロボットを依頼するもの。
ボブ、そして彼のスーパーヒーロー一家を巻き込んでの想像を絶するような冒険が始まります。
キャスト&スタッフ
キャスト:
Mr.インクレディブル:クレイグ・T・ネルソン/三浦友和
インクレディブル夫人:ホリー・ハンター/黒木瞳
シンドローム:ジェイソン・リー/宮迫博之
ヴァイオレット:サラ・ヴァウエル/綾瀬はるか
ダッシュ:スペンサー・フォックス/海鋒拓也
フロゾン:サミュエル・L・ジャクソン/斎藤志郎
エドナ・モード:ブラッド・バード/後藤哲夫
ハフ:ウォーレス・ショーン/小倉智昭
アンダーマイナー:ジョン・ラッツェンバーガー/高田延彦
ミラージュ:エリザベス・ペーニャ/渡辺美佐
スタッフ:
監督:ブラッド・バード
製作:ジョン・ウォーカー
製作総指揮:ジョン・ラセター
監督・脚本には傑作アニメ『アイアン・ジャイアント』のブラッド・バードがあたり、アメコミのスーパーヒーローを思わせる個性豊かなパワーを持った家族を愉快に描いています。
『ファインディング・ニモ』から、何倍にも進化した描写技術が家族の痛快な戦闘シーンに活かされ、迫力満点のシーンが盛りだくさん。
2018年には続編となる『インクレディブル・ファミリー』が公開されています。
『Mr.インクレディブル』の見どころとトリビア
『Mr.インクレディブル』はディズニー&ピクサーが初めて人間を主人公に描いた長編アニメーションです。
会社に適応できない元ヒーローの主人公ボブが、働いていた保険会社を首になってしまうなど、ディズニー作品としては異例のリアリティ溢れるシーンが多く描かれました。
多くの評論家から絶賛を受けた本作は、アカデミー長編アニメ映画賞をはじめ、数々のアニメーション映画賞を受賞。
高い評価を得た作品でもあります。
実はメガホンをとったブラッド・バード監督には過去に会社でリストラにあった経験があり、この記憶が映画の中のシーンにも活かされています。
ヒーローのボブが周りに合わせて自分抑えて生活することに苦悩しつつ、向いていない仕事を続ける姿には、監督自身の姿が投影され、リアルさが胸に迫るシーンに。
また、ユニークさが際立つキャラクター、エドナの声を演じているのはブラッド・バード監督自身です。
才能豊かなブラッド・バード監督の鮮やかな手腕は、続編となる『インクレディブル・ファミリー』でも堪能することができます!
超能力を持ったヒーロー一家が大活躍するディズニー&ピクサー映画『Mr.インクレディブル』
元ヒーローのパパを中心に家族の愛と絆が描かれる感動のアクション・アニメーション作品を紹介しました。
『Mr.インクレディブル』は、Disney+(ディズニープラス)で配信中です。
© 2014 Disney/Pixar