マーベル・シネマティック・ユニバース、通称MCUの風変わりなヒーロ・チームが描かれる『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』
愛すべき宇宙の落ちこぼれたちがパワーアップ再登場するシリーズ続編です。
MCUの15作目を飾る一癖も二癖もあるキャラクターたちが繰り広げる笑えるアクション作品を徹底紹介していきます。
マーベル映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』作品紹介
タイトル:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(Guardians of the Galaxy Vol. 2)
製作:2017年/アメリカ
上映時間:136分
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お調子者集団が銀河を救う!マーベル映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』作品紹介
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銀河一の落ちこぼれヒーロー・チーム、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の続編となる本作。
ノリいい音楽に合わせて大暴れするメンバーの姿は爽快です。
さらにパワーアップしたマーベル映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』を紹介します。
ストーリー/あらすじ
偶然の出会いから結成されたはみ出し者集団ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー。
ピータ・クイル、ガモーラ、ロケット、ドラックス、グルートたちはソヴリンという惑星でアニュラックス電池を狙うモンスターと戦闘を繰り広げていました。
見事にアニュラックスを守りきった彼らは、ソヴリンに捕らえられていたガモーラの妹、ネビュラの身柄を賞金首として引き渡されます。
ところが、ロケットがアニュラックスを盗んでいたことがソヴリンの女王アイーシャの逆鱗に触れ、ザンダー星に向かっていたメンバーはアイーシャが差し向けた戦闘機に追われる羽目に。
数多の遠隔操作追撃に追い詰められたガーディアンズのピンチに謎の宇宙船が現れ、戦闘機を一掃します。
その宇宙船に乗っていたのは、エゴという男と、その付き人のマンティスという心を読む能力を持った宇宙人。
エゴは、なんとピーターの父親であるというのです。
エゴはインフィニティ・ストーン、オーブを直接触っても命を落とさなかったピーターの話を聞いて、彼を探していたのでした。
エゴはその昔ヨンドゥに依頼してピーターを地球から連れ出そうとしましたが、ヨンドゥがピーターをエゴのもとに届けず、そのせいで2人は離れ離れに生きることを余儀なくされたと話します。
エゴの住む惑星ヨゴに招待されたピーターは、壊れた宇宙船をロケット、グルート、ネビュラにまかせてエゴの宇宙船に乗り込むのでした。
一方惑星コントラクシアに、ピーターの育ての親ヨンドゥ率いる宇宙盗賊ラヴェジャーズが訪れていました。
ヨンドゥは昔なじみであるラヴェジャーズの元総隊長スタカーに話しかけますが、スタカーはヨンドゥを罵倒。
その昔、ヨンドゥはラヴェジャーズの掟を破って子どもの身柄を買ったことがあり、スタカーは今でもそのことをよく思っていなかったのです。
その子どもこそピーターであり、ヨンドゥの部下テイザーフェイスたちもまたなぜかピーターに甘いヨンドゥに不満を持っていました。
そんな時、ヨンドゥたちにソヴリン星の女王アイーシャから、ガーディアンズの捕獲依頼が舞い込みます。
ラヴェジャーズはガーディアンズ捕獲作戦を展開しますが、森に無数に仕掛けられたロケットの罠にかかってあえなく失敗。
しかし、ヨンドゥの必殺技ヤカによってロケットは捕らえられてしまいます。
捕らえたロケットをソヴリンに連れて行こうとする部下たちをヨンドゥが止めたため、部下たちが激怒してラヴェジャーズに内紛が。
その最中を狙ってネビュラがヨンドゥを撃ち、ヨンドゥのヤカを司る頭上のフィンを破壊します。
ネビュラはベビー・グルートを騙して手錠を外させ自由になっていたのでした。
ラヴェジャーズはヨンドゥともどもロケットを捕らえ、ネビュラは逃走します。
ヨンドゥに変わってラヴェジャーズを仕切り始めたテイザーフェイズは、暴力的な支配を始め、親ヨンドゥ派のメンバーを次々と処刑。
その様子を身を切られる想いで見ていたヨンドゥでしたが、ピーターがヨゴに行ったことを聞くとヨゴに向かうために脱出を決意し、ベビー・グルートにフィンの試作品を取りに行くよう頼みます。
一生懸命フィンを探すも、何度行っても全く違う物を取ってきてしまうベビー・グルート。
なんとかヨンドゥを尊敬する部下にフィンを取ってきてもらい、ヨンドゥ、ロケット、ベビー・グルートはヨゴへと向かいます。
一方、ヨゴに着いたピーター、ドラックス、ガモーラたちはエゴが住む豪華な宮殿を目の当たりに。
エゴは神のような力を持つセレスティアルという種族で、とてつもない能力を持っており、その力の使い方をピーターにも教えます。
小さな頃から憧れを抱いていた父親という存在を得て舞い上がるピーター。
浮かれるピーターに苦言を呈したガモーラとの喧嘩が起こり、ガモーラが1人でいると追いかけてきたネビュラの襲撃にあってしまいます。
ネビュラとの決闘が始まり、その戦いの中でガモーラは義理の妹ネビュラが自分に対して複雑な思いを抱いていたことに気付かされます。
サノスから激しい戦闘訓練を強いられてきた2人でしたが、ネビュラはガモーラに負けるたびに身体を改造されてきたことで、姉に認めて欲しいという思いを素直に表現できなくなっていたのでした。
落ち着きを取り戻した2人でしたが、そこで大量の人骨を発見。
エゴは後継者をつくるため宇宙の様々な星に子どもを作ってはその子ども拐い、後継者の器でないことが分かると虐殺するということを繰り返しており、ヨンドゥはエゴの行いを知ってピーターを守るため自分の手元に彼を置くことを決めたということがわかります。
さらにエゴが口を滑らせ、ピーターの母が命を落とす原因となった脳腫瘍を自分が植えつけたと語り、それにピーターが激怒。
しかし自然の力を思うままに操ることができ、惑星と一体化しているエゴの前には歯が立ちません。
そこにヨンドゥ、ロケット、ベビー・グルートが到着しガーディアンズのメンバーが全員集結。
しかし同時にガーディアンズを狙うソヴリンの軍隊までもが襲来し攻撃を仕掛け始め、メンバーは窮地に。
マンティスが自分の能力を使ってエゴを少しの間だけ眠らせ、その隙にベビー・グルートに爆弾を持たせて惑星のコア部分に仕掛けます。
「絶対押すなよ!」と言われた即爆発ボタンを笑顔で押そうとするベビー・グルート。
エゴが宇宙の星々に撒き散らしていた植物を媒介に惑星を次々と破壊するのを止めるため、ピーターもまたエゴから受け継いだ自身の力を使って必死にエゴを止めますが、爆弾の爆発が迫っていました。
メンバーは先に宇宙船へと避難しますが、ヨンドゥはピーターが退避できるよう残ると言い張り、止めるロケットの言うことを聞きません。
ついに星のコア部分に仕掛けた爆弾が爆発し、エゴを倒すことに成功。
動けないピーターをヨンドゥが救出し、一着しかない宇宙服をピーターに着せると自身は犠牲となってしまいます。
火葬されるヨンドゥのもとに多くのラヴェジャーズのメンバーが集結し、宇宙船から花火のような光線をあげてヨンドゥの死を悼みます。
ピーターはヨンドゥがピーターのために手に入れていた音楽プレーヤーを手にし、懐かしの曲に耳を傾けるのでした。
キャスト&スタッフ
ピーター・クイル/スター・ロード:クリス・プラット
ガモーラ:ゾーイ・サルダナ
ドラックス:デイヴ・バウティスタ
ベビー・グルート:ヴィン・ディーゼル
ロケット:ブラッドリー・クーパー
ヨンドゥ:マイケル・ルーカー
ネビュラ:カレン・ギラン
マンティス:ポム・クレメンティエフ
アイーシャ:エリザベス・デビッキ
ティザーフェイス:クリス・サリヴァン
クラグリン:ショーン・ガン
スタカー:シルヴェスター・スタローン
エゴ:カート・ラッセル
スタッフ:
監督/脚本:ジェームズ・ガン
製作:ケヴィン・ファイギ(p.g.a.)
製作総指揮:ルイス・デスポジート、ヴィクトリア・アロンソ、ジョナサン・シュワルツ、ニコラス・コルダ、スタン・リー
共同製作:デビッド・J・グラント
撮影監督:ヘンリー・ブラハム(B.S.C.)
プロダクション・デザイナー:スコット・チャンブリス
編集:フレッド・ラスキン(A.C.E.)、クレイグ・ウッド(A.C.E.)
衣裳デザイナー:ジュディアナ・マコフスキー
視覚効果監修:クリストファー・タウンゼント
ビジュアル開発監修:アンディ・パーク
音楽:テイラー・ベイツ
音楽監修:デイヴ・ジョーダン
キャスティング:サラ・ハリー・フィン(C.S.A.)
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で一躍大スターとなった主演のクリス・プラットはノリのいい主人公を本作でもコミカルに演じています。
ガーディアンズ・メンバーの宇宙人を演じるゾーイ・サルダナやデイヴ・バウティスタらももちろん続投。
さらにエゴ役にカート・ラッセル、スタカー役にシルヴェスター・スタローンが出演し、ますます豪華さを増した布陣となっています。
新たなメンバーを加えた『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』から、新たなるメンバーを加え、さらにユニークさに拍車がかかるガーディアンズ。
新メンバーを加えてのやり取りは抱腹絶倒の面白さ!
ピーターの父親を巡って新事実が発覚するなど、ストーリーからも目が離せません。
スター・ロード/ピーター・クイル
地球生まれ銀河育ちのお調子者トレジャーハンターのピーター・クイル。
ワケあり仲間をまとめ、なり行きで銀河を守ります。
父親との交流に憧れを持つ一面を持ち、本作ではセンチメンタルなシーンも登場。
新しく仲間に加わったマンティスにガモーラへの思いをバラされていました。
ガモーラ
アベンジャーズに最強最悪の敵としてはだかるサノスに殺人兵器として育てられたガモーラ。
クールながらも仲間思いのガモーラは、赤ちゃんになってしまったグルートの安全を戦いの最中に気遣うなど、面倒見のいい一面を見せてくれます。
ロケット
とても頭が良く、武器のエキスパートでもあるロケット。
口が悪く、凶暴な性格ですが人情にあつい頼れるヤツです。
ベビー・グルートを子育て中のロケット、いたずら盛りの最終兵”木”に手を焼かされっぱなしです。
ベビー・グルート
本作で一番ファンを沸かせたキャラクターと言っていいベビー・グルート。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で仲間を守って犠牲になったグルートが、挿し木から赤ちゃんになって復活、「ぼくはグルート」という言葉だけをさまざまなニュアンスで使い分けて感情を表現します。
ピーターの音楽好きを受け継いでいるようで、冒頭のソヴリン星でのバトルではキュートなダンスを披露。
伸縮自在の枝を使って戦闘にも参加!
ドラックス
野獣の力を宿した荒くれ者ですが、物事をシンプルに考える一途さが魅力のドラックス。
本作では、ずっとエゴに仕えていたため世間知らずのマンティスと意気投合する姿を見せています。
圧倒的なパワーによる戦闘は健在で、肉弾戦になれば右に出るものはいない強さを誇ります。
ヨンドゥ
子どもだったピーター・クイルを地球から誘拐したとされていたヨンドゥ。
ピーターに悪事を教え込んだ本人で、宇宙海賊ラヴェジャーズのリーダーの一人です。
ラヴェジャーズの内乱で、ロケットと一緒に捕まってしまったヨンドゥですが、その間にロケットと親交を深めます。
漢気に溢れる2人は気が合う模様。
口笛を使って正確に操ることができるヤカを使ってどんな敵でも一撃で仕留めることができます。
ネビュラ
ガモーラと共に暗殺者として育てられたネビュラ。
義理の姉ガモーラに嫉妬心や敵意、愛憎が入り混じった複雑な思いを抱いていましたが、直接対決を経て少しずつ素直な思いをぶつけられるようになります。
サノスによって、身体の大半を機械に改造されています。
マンティス
不眠症のエゴを眠らせる役目を持つお世話係だったマンティス。
ずっとエゴと二人きりの生活を送ってきたため、人との接し方がわからない彼女ですが、相手に触れただけで感情を読み取る能力を持っています。
純粋すぎるマンティスはメンバーの心を読み取っては口にしてしまい、ガモーラへの秘めた思いをばらされたピーターは大笑いされる羽目に。
エゴのもとで、寂しく生きてきた彼女ですが、愉快で仲間思いのガーディアンズには少しずつ心を開いていきます。
MCUの風変わりなヒーロ・チームがポップに描かれる『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』
ますますパワーアップを見せるガーディアンズの予測不能な活躍をぜひ楽しんで下さい。
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