エンターテイメント史上に名を残す「スター・ウォーズ」の壮大なサーガの世界。
シリーズの旧三部作に続く新三部作の2作目にあたり、ジェダイとして青年に成長したアナキン・スカイウォーカーの姿が描かれます。
銀河を巻き込む陰謀、そして禁断の恋愛に焦点が当てられたドラマ性の高い本作を徹底紹介!
9章に渡る壮大なサーガの重要な分岐点となっています。
『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』作品紹介
タイトル:スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃(原題:Star Wars: Episode II - Attack of the Clones)
製作:2002年/アメリカ
上映時間:142分
前作から10年の時を経てジェダイとして成長し青年となったアナキンを中心に描かれる『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』
C-3POとR2-D2が初めてドロイドコンビとして行動し、ヨーダの超絶バトルが観られるなど、見どころの多い作品です。
ロマンチックな恋愛シーンが散りばめられ、シリーズ中でも異彩を放つ重要作品を徹底紹介します!
ストーリー/あらすじ
遠い昔、はるか彼方の銀河系で…
通商連合のナブー侵略回避からはや10年。
政治の局面には分離主義勢力が台頭し、共和国政府はさらなる危機に陥っていました。
混乱が強まる中、ジェダイの騎士の力だけでは平和維持は困難と、共和国軍隊の設立案が持ち上がり、それに反対するパドメ・アミダラは反対票を投じるために共和国議会のある惑星コルサントへと赴きます。
ところが、影武者の侍女が爆破攻撃に合って命を落とし、パドメが何者かに命を狙われていることが発覚。
共和国の最高議長となったパルパティーンはジェダイの騎士であり、パドメの古い知り合いであるオビ=ワン・ケノービとアナキン・スカイウォーカーの師弟2人にアミダラを警護をするよう提案します。
警護中にも、再度パドメ暗殺の未遂事件が発生し、オビ=ワンとアナキンは暗殺者を捕らえはしますが、依頼主の名前を聞き出す寸前、何者かによって放たれた毒矢が命中し暗殺者は絶命してしまいます。
オビ=ワンは真犯人を突き止める任務へと向かい、アナキンは1人でナブーへと帰還するパドメの警護をすることに。
「フォースと共にあれ」(オビ=ワン・ケノービ)
「フォースと共に、マスター」(アナキン・スカイウォーカー)
10年ぶりに再会したパドメとアナキンは、2人で過ごすうち互いに強く惹かれ合っていくのでした。
一方、毒矢を頼りに、真犯人を追うオビ=ワンは、この特殊な凶器が地図から消された惑星カミーノで作られたものだということを突き止め、カミーノへ飛び、そこで過去に死んだはずのジェダイ、サイフォ=ディアスが発注したというクローン部隊が養成されている現場を目にします。
また、クローン用遺伝子を提供した賞金稼ぎ、ジャンゴ・フェットが、依然カミーノで自身のクローンを息子「ボバ・フェット」として育てていることを知り、このジャンゴがパドメ暗殺の首謀者であると確信。
一足早く危険を察知したジャンゴとボバに逃亡を許したオビ=ワンは、ジャンゴを追って惑星ジオノーシスへと降り立ちます。
パドメへの禁断の愛を抑えられないアナキンは、毎夜見る母親が死にゆく悪夢が現実に起きているのではないかと考え、パドメとR2-D2を連れ、故郷タトゥイーンへ。
そこでは、実際に母親が砂漠の蛮族タスケン・レイダーに連れ去られていたのでした。
即座に救出に向かうも、アナキンがようやく母シミを発見した時には時すでに遅く、シミはアナキンの腕の中で息を引き取ってしまうのでした。
「もう心残りはないわ。愛してる……」(シミ・ラーズ)
ジェダイの掟に背き、怒りに任せてタスケン・レイダーの部族を皆殺しにしてしまうアナキン。
混乱の最中、オビ=ワンはアナキンらへの通信を残し、ジオノーシスでドゥークー伯爵に捕らえられてしまっていました。
元ジェダイであるドゥークーはすでに暗黒面に墜ち、ダース・ティラナスとして暗躍していたのでした。
ダース・ティラナスの勢力はすでに共和国の多くを支配下にしており、分離主義勢力はすでにシスの思うままとなっていることが判明。
ジオノーシスにオビ=ワンを救出にやってきたアナキンとパドメでしたが、大軍のドロイド兵に捕まり、オビ=ワンもろとも処刑場へと連行され、フォースで応戦するも、凶暴な獣たちの歯牙が迫ります。
すんでのところでメイス・ウィンドゥ率いるジェダイの騎士らが飛び込み、一命をとりとめた3人でしたが、事態はドロイド大部隊との大戦闘へとなだれ込むのでした。
「死ね!ジェダイども!……あら、私何か言った?」(C-3PO)
戦いの直前にバトル・ドロイドの工場に侵入し、バトル・ドロイドのボディに頭だけくっつけられてしまったC-3PO。
ジェダイ・マスターの戦闘力を持ってしてもあまりに数の多いドロイド軍に劣勢を強いられ、じわじわと追い詰められていく味方勢力。
そこへ、惑星カミーノからクローン軍隊を引き連れてきたヨーダが降り立ちます。
形勢は一気に逆転し、分離主義勢力は退散をはじめますが、追い詰めたドゥークー伯爵の暗黒面のフォースに、オビ=ワン、そしてアナキンも苦戦。
ヨーダがついにライトセーバーを抜き、ドゥークー伯爵に迫ります。
「これは勝利ではない。クローン戦争の始まりじゃ」(ヨーダ)
共和国が骨抜きにされた今、勢力を拡大し続ける暗黒面、シスの狙いは一体どこにあるのでしょうか。
キャスト&スタッフ
キャスト:
オビ=ワン・ケノービ:ユアン・マクレガー/森川智之
パドメ:ナタリー・ポートマン/坂本真綾
アナキン・スカイウォーカー:ヘイデン・クリステンセン/浪川大輔
ドゥークー伯爵:クリストファー・リー/羽佐間道夫
メイス・ウインドゥ:サミュエル・L・ジャクソン/玄田哲章
スタッフ:
監督・製作総指揮:ジョージ・ルーカス
脚本:ジョージ・ルーカス、ジョナサン・ヘイルズ
製作:リック・マッカラム
音楽:ジョン・ウィリアムズ
新三部作プリクエル・トリロジーの1作目『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』に続き、ジョージ・ルーカスによる監督、総指揮で送られる本作。
「スター・ウォーズ」ならではの世界観はそのままに、進化したデジタル技術で未来的な設定をより楽しめる構成になっています。
前作ではジェイク・ロイドによって演じられた幼少期のアナキンですが、本作では成長して青年になったアナキン役にヘイデン・クリステンセンを抜擢。
のちにダース・ベイダーとなるアナキンにぴったりな陰のあるルックスに白羽の矢が立ったそうです。
『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』に登場する鍵となるキャラクター
アナキンがジェダイの騎士となって活躍を見せる『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』
本作に登場するその後の「スター・ウォーズ」サーガの行方を左右する鍵となるキャラクターを紹介します。
アナキン・スカイウォーカー(青年期)
ジャンク商人の奴隷だった幼少時代にクワイ=ガン・ジンに見いだされ、ダース・モールの刃に散ったクワイ=ガンに代わりオビ=ワン・ケノービの弟子としてジェダイの騎士への道を歩み始めたアナキン・スカイウォーカー。
類まれなフォースの力と才能を持ったたくましいジェダイへと成長しますが、オビ=ワンには、その傲慢さと感情を爆発させる危うさを心配されていました。
愛から憎しみが生まれてしまうことを回避するために恋愛を禁止するジェダイの掟を破り、パドメ・アミダラと極秘結婚を遂げてしまいます。
母親との別離、パドメを失う恐怖がダークサイドへの転落のきっかけに。
ドゥークー伯爵
危険なシス卿であり、クローン大戦の中心的存在と言えるドゥークー伯爵。
かつてはヨーダから教えを受けたジェダイでしたが、より大きな力を求めてジェダイ・オーダーを去り、その後ダース・シディアスの弟子となりました。
ダークサイドに堕ちてからはダース・ティラナスという名のもとに分離主義軍を率いて暗躍していました。
ジャンゴ・フェット
共和国の終末期、銀河一腕のいい賞金稼ぎと言われた射撃の名手、ジャンゴ・フェット。
傷のある顔を覆うためのアーマーに身を包み、様々な武器や罠を装備し、背中のジェットパックで空中を移動、高い位置から有利な攻撃態勢に持ち込みます。
ジャンゴのクローンであり、息子として育てられたボバ・フェットも、のちに名高い賞金稼ぎとなり、ルーク・スカイウォーカーやハン・ソロを脅かします。
ジェダイとして活躍するアナキンや、ライトセーバーバトルを繰り広げるヨーダの姿が見られる『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』
シリーズのちょうど中間となるドラマチックな本作をぜひお見逃しなく!
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