2019年12月26日(木)よりディズニーデラックスにてついに日本国内でも配信がスタートした「スター・ウォーズ」シリーズ初となる実写ドラマシリーズ『マンダロリアン』
配信初日となる12月26日、「『マンダロリアン』日本上陸記念!ディズニーデラックスで一緒に観よう!」がニコ生にて生配信が行われました。
ニコ動生配信を終えたばかりの阪口周平さん、松崎健夫さん、サッシャさん、榎木智一さんの4名の皆さんに、Dtimes編集部がインタビュー。
『マンダロリアン』という作品の魅力や、「スター・ウォーズ」シリーズとの繋がりなど、様々な切り口でお話してくださいました☆
ディズニーデラックス『マンダロリアン』インタビュー
配信開始日時:2019年12月26日(木)
配信スケジュール:2020年1月3日(金)第2話配信、以降毎週金曜日に1話ずつ配信
配信エピソード:全8話
『マンダロリアン』は、「スター・ウォーズ」シリーズ初となる実写ドラマシリーズ。
帝国が崩壊し、ファースト・オーダーが台頭する前の時代に現れた一匹狼の戦士「マンダロリアン(マンドー)」の戦いが描かれている物語。
2019年12月26日より第1話の配信がスタートし、2020年1月3日には第2話を、以降毎週金曜日に新しいエピソードが配信するスケジュールで、全8話が「ディズニーデラックス」にて国内独占配信されます。
「スター・ウォーズ」シリーズの往年のファンはもちろん、ビギナーの方も楽しめるストーリー。
本作の配信が一足早くスタートしているアメリカにおいては全米の批評家や海外メディアから絶賛の声が続々と上がっている話題作です。
今回の生配信「『マンダロリアン』日本上陸記念!ディズニーデラックスで一緒に観よう!」は『クイズ大会』と『マンダロリアン第1話生実況』の2本立て。
「マンダロリアン」役の阪口周平さんやサッシャさん、
映画評論家の松崎健夫さんを迎え、榎木智一さんが進行。
視聴者はご自身のデバイスで「マンダロリアン」を視聴しながら、出演者の実況と一緒に楽しみました。
そんな大盛り上がりのニコ動生配信を終えたばかりの4名に、Dtimes編集部がインタビュー!
『マンダロリアン』という作品の魅力や、「スター・ウォーズ」シリーズとの繋がりなど、様々なお話を伺いました☆
映画とは違う、連続ドラマならではの楽しみ方ができる新しい「スター・ウォーズ」
--今回配信がスタートした『マンダロリアン』は、「スター・ウォーズ」シリーズ初の実写ドラマという新しい切り口の作品であることが最大の特徴かと思います。
全8話で構成される、連続ドラマならではの楽しみ方、魅力を教えてください。
阪口周平さん:
いわば、『スター・ウォーズ/エピソード マンダロリアン』を8分割したような造りになっているんですね。
その中で閑話休題のようなストーリーもあったりするんですよ。
大きなストーリーという流れの中で、毎回何かしらの起承転結があるのも魅力です。
サッシャさん:
映画のストーリーは2時間程かけて語っていきますが、連続ドラマだと多角的にストーリーを語ることができるじゃないですか。
多角的でありながら、細かいところのディテールも描けるのは連続ドラマならではだなと思っています。
榎木智一さん:
映画は1本で完結しますが、ドラマだと例えば毎週金曜日とかペースで配信されていくわけで。
今だったらネットで展開を予想したりと、次回を待つ間も楽しめるのがいいところだなと思います。
松崎健夫さん:
「スター・ウォーズ」シリーズは連続活劇に対するオマージュとして作られたものなので、サイレント時代の「主人公が危機一髪になってこの後どうなるんだろう?また来週!」というのを作りたい、もう1回現代に蘇らせたいっていって作ったシリーズだと考えると、その雛形にも『マンダロリアン』もあっているんじゃないかな。
たまたまかもしれませんけども、そうやってテレビシリーズにすることによって「スター・ウォーズ」のエピソード4の時に構想していた連続活劇という考え方が投影されやすいものになっていて、本来ジョージ・ルーカスが作りたかったものと同じものが『マンダロリアン』で実現できたんじゃないかなと思っています。
作品中に無意識に感じる『スター・ウォーズ』らしさ
--『マンダロリアン』はこれまで映画で展開されてきた『スター・ウォーズ』とは違った印象のある作品ですが、どこか「スター・ウォーズ」らしさを感じる作風となっています。
皆さんはそれはどんな部分に「スター・ウォーズ」らしさを感じましたか?
榎木智一さん:
最初のシーンが、ひとりで始まったじゃないですか。
「ルーク」も砂漠からスタートしていたので、シリーズらしい物語の始まりかただなと思って。
阪口周平さん:
「スター・ウォーズ」っていうと砂っぽいイメージがありますよね。
映画とはアプローチの仕方が違うのですが、ドラマで見せたい見せ方があって、それもちゃんと『スター・ウォーズ』している。
松崎健夫さん:
『マンダロリアン』は、物語の最初に画面に映しだす風景としていろんな選択肢がある中で、あえて何もない広陵を映し出したんですよ。
それはきっと、誰もがエピソード4のオープニングに似てると感じると思う。
これから新しい物語をはじめるというときに新しいものを見せるのではなくて、見ているひとが混乱しないようにエピソード4を踏襲しつつ、作品の系譜に対する愛情があるからこそ、「スター・ウォーズ」らしく見えるんじゃないかと。
これまで培ってきたものを継承して新しいものを紡いでいくんだという。
サッシャさん:
これまでの「スター・ウォーズ」と関連するのは、ストーリーのド頭から描いていないところだと思うんですよ。
どこかの真ん中を描いている、途中から描いていて、その前が全部謎、というのが魅力。
アーマーも宇宙船もドロイドも、画面に初めて登場したときから既に汚れている。
このストーリーの以前も気になるというところがルーカスイズムというか、「スター・ウォーズ」らしさを感じました。
マスクで感情にフタをしている主人公が確実に揺れていく
ーー作品のタイトルにもなっている、主人公の「マンダロリアン」は、一匹狼のバウンティハンター(賞金稼ぎ)というドライな役柄。
常にマスクをかぶっていて、表情からは感情を読み取ることのできないキャラクターです。
阪口周平さん:
演出スタッフから、「とにかく乾いていてくれ」という話しがあったんです。
それは、喋りかたなど物理的なことに留まらないことだと感じて。
人を捕まえてきたりという賞金稼ぎの“仕事”は生活のために行っていることで、これはマンダロリアン族の成り立ちなども関係してくるのだけれど、「マンダロリアン」というキャラクターは一貫して、枯渇したというか、飢えたものがあるんです。
サッシャさん:
第1話のラストを見て、これはすごい対比だと思ったんです。
こんなにも乾いている「マンダロリアン」が、ものすごく感情を揺さぶられる存在と出会ってしまって。
感情を出さない「マンダロリアン」が感情を隠せなくなってしまう存在を前に、これからどうなっていくんだろうって。
阪口周平さん:
とてもかわいいものに出会ってしまって、確実に揺れていくという部分があるんです。
ちょっと漏れる瞬間っていうのが。
そもそも、「マンダロリアン」は仕事をする上で感情を出す必要がないんですよ。
感情を出す意味が無いので、フタをしている。
でも人間性が漏れてしまう。
「ただ“仕事”をするだけじゃいかなくなっちゃった」って。
とあることをキッカケに芽生え、垣間見えていく人間味に注目してください。
海外の各メディアでは「西部劇」をキーワードに絶賛の声が続々と届いている『マンダロリアン』
阪口さんはインタビューの最後に「僕の中では『マンダロリアン』という映画は黒澤明監督作品のイメージが強い。それを西部風に、未来風にしたのが『マンダロリアン』」とお話してくださいました。
『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』から5年後という設定ということもあり、人気のビークルやクリーチャーの登場も期待されています。
エピソードを重ねるごとに明らかになっていく新事実とぐいぐい惹き込まれるストーリー。
「スター・ウォーズ」シリーズ初の実写ドラマシリーズ『マンダロリアン』は、ディズニーデラックスにて国内独占配信中。
第2話が2020年1月3日から配信開始、以降毎週金曜に新エピソード配信です!
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