1999年に日本語翻訳版が発行された、J・K・ローリング氏原作のファンタジー小説『ハリー・ポッターと賢者の石』
『ハリー・ポッターと賢者の石』の出版20周年を記念し、展覧会「ハリー・ポッターと魔法の歴史」が開催されます☆
「ハリー・ポッターと魔法の歴史」展
会場・会期:
兵庫県立美術館(兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1丁目1−1)
開催期間:2020年9月5日(土)~11月8日(日)(予定) 2021年秋
東京ステーションギャラリー(東京都千代田区丸の内1丁目9−1)
2020年11月21日(土)~2021年2月7日(日) 2021年冬
展覧会公式ウェブサイト:https://www.harry-potter-a-history-of-magic.jp
兵庫県立美術館と東京ステーションギャラリーにて『ハリー・ポッターと賢者の石』の出版20周年を記念した展覧会「ハリー・ポッターと魔法の歴史」を開催。
展覧会では、J.K.ローリング氏の直筆原稿やスケッチに加え、イギリスの国立図書館「大英図書館」が誇るコレクションから貴重な資料を選び抜き、科学が発達していなかった時代の人々が信じた魔法や魔術の記録が展示されます。
展覧会は薬学、錬金術、呪文、天文学、占い、魔法生物の飼育などの10章から構成され「ハリー」が通った「ホグワーツ魔法学校」のカリキュラムに沿って展示を展開。
開幕に先立ち、展覧会のみどころと展示構成や出品作品の一部を紹介します☆
もっとも美麗な錬金術の書籍が来日
見逃せない展示コーナーのひとつが「錬金術」
「ハリー・ポッター」シリーズ第1巻のタイトルにもなっている「賢者の石」は、どんな金属も金に変えうるというもので、中世ヨーロッパの錬金術師がその獲得に奮闘しました。
今回の展覧会では、世界で16点のみが知られる、賢者の石の作り方が記された数メートルの巻物『リプリー・スクロール』や
錬金術に関して書かれた書籍でもっとも美麗と言われる『太陽の輝き』が展示されます。
魔法薬の材料を古今東西の薬草書で確かめよう
薬効を持つ植物は、古くから薬の原料として使用され、世界各地の書物に記録が残されてきました。
「ハリー・ポッター」シリーズにも、引き抜くと叫び声をあげる「マンドレイク」をはじめ、「ヘレボルス」「ハナハッカ」などの薬草が魔法薬の材料として登場しますが、それらはいずれも実際に存在する植物です。
様々な植物を古今東西の薬草書で確かめることができる貴重な機会です!
誰もが知っている呪文『アブラカダブラ!』の起源は?
「アロホモーラ(開け)」「ウィンガーディアム・レヴィオーサ(浮遊せよ)」など、魔法の力を持つ言葉も「ハリー・ポッター」シリーズには欠かせません。
「ハリー・ポッターと魔法の歴史」展では、誰もが知っている呪文「アブラカダブラ」に初めて言及したとされる13世紀の書物を展示。
また「ハーマイオニー」が第7巻で保護呪文を使って安全なキャンプ地を作った防衛魔術と似た例を、魔女が身を守るために魔法円を描く姿を表した絵画でも見ることができます。
レオナルド・ダ・ヴィンチの手稿も展示
「ホグワーツ魔法魔術学校」の必修科目である「天文学」の章では、レオナルド・ダ・ヴィンチが40年にわたって取り組んできた科学的考察を書き綴った手稿の一部を展示。
世界に約30冊が残っているとされる手稿のうち、大英図書館が所蔵する「アランデル手稿」と呼ばれるものです。
ほかにも展覧会ではイラストレーターのジム・ケイ氏によるイラスト版「ハリー・ポッター」の原画などを展示予定になっています。
※詳細はウェブサイトにて順次発表されます
『ハリー・ポッターと賢者の石』の出版20周年を記念した、特別な展覧会。
兵庫県立美術館と東京ステーションギャラリーにて開催される「ハリー・ポッターと魔法の歴史」展の紹介でした☆
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