魅せる音楽集団「ブラスト!」がディズニー音楽で贈る究極のエンターテイメント「ブラスト!:ミュージック・オブ・ディズニー」
2016年からスタートした「ブラスト!:ミュージック・オブ・ディズニー」は、2019年7月10日からの公演で3年目を迎えます。
そんな音楽集団「ブラスト!」を牽引してきた存在の石川直さんが、Dtimes編集部の単独インタビューに応じてくださり、「ブラスト!:ミュージック・オブ・ディズニー」の見どころをお話ししてくださいました☆
「ブラスト!:ミュージック・オブ・ディズニー2019」石川直インタビュー
60種類以上の楽器と色鮮やかなフラッグを操るパフォーマンス集団「ブラスト!」
2003年に初来日して以来11回の来日公演を開催し、これまでに125万人以上を動員してきた人気のエンターテインメントです。
2016年にはディズニー音楽で構成された新シリーズ「ブラスト!:ミュージック・オブ・ディズニー」が上演され、2019年はディズニー音楽と3年目の共演。
2019年7月10日(水)の山形公演を皮切りに全国ツアースタートし、東京では8月20日(火)から9月1日(日)までの期間、東急シアターオーブにて開催される予定です。
今回、「ブラスト!」のリーダー的存在でもあるパーカッショニストの石川直(いしかわ・なおき)さんが、「ブラスト!:ミュージック・オブ・ディズニー」の見どころと楽しみかたを、Dtimes編集部にお話してくださいました。
ディズニー好きであれば間違いなく楽しめるエンターテイメント
石川さんは、「ブラスト!:ミュージック・オブ・ディズニー2019」は、ディズニー好きであれば間違いなく楽しんでいただけるエンターテイメントだと話します。
ディズニーと「ブラスト!」はどちらもアメリカで生まれたエンターテイメント。
この最高峰のエンターテイメントの融合を日本で見ることがき、そのなかには日本の土地で生まれ育った4人の日本人メンバーが参加しています。
「アメリカのエンターテイメントとして日本に来た「ブラスト!」が、誰もが知っているディズニーの音楽を演奏し空間を共有できるというのは素敵なことだと思いますね。
公演中は一切言葉を発しない「ブラスト!」で、ディズニーの名曲を通して、一人一人がストーリーをそれぞれ感じとり、原作を回想するという、国境や言葉の壁を越えるボーダーレスな感覚を共有してもらえるのではないかと思います。」
とお話してくださいました。
誰でも楽しめる一方、演奏経験者ならもっと味わい深くなるマニアックな一面も
「ブラスト!」というエンターテイメントについて、石川さんは
「マーチングバンド、または競技としてアメリカにある“ドラムコー(Drum Corps) ”をやり続けて来た人たちがエンターテイメントの作品として作り上げたもので、吹奏楽やマーチングに深く関わりを持ってきた人たちが作った世界なんです。」
と解説。
「ブラスト!:ミュージック・オブ・ディズニー2019」は、ディズニーのオリジナルの曲をブラスト風のアレンジでお届けするエンターテイメント。
生演奏の迫力に視覚的な刺激をプラスしているステージは、誰もが楽しい感覚を共有できるのが魅力ですが、“超絶技巧なパフォーマンス集団”と表現される世界の出身者ばかり!
「それをパフォーマンスとして、お届けできる要素を持っている作品なので、マニアック度はたくさんあります。もし、吹奏楽やマーチングを経験された方なら、知っているからこそ、さらに楽しめるという部分は絶対にあると思います」
と石川さん。
「マニアックな技術であるとか奏法だとか、自分たちが学んだ価値をもっと高く感じていただけるのかなと思いますね。」
と愛用のドラムスティックを手に声を弾ませます。
石川さんの場合、スティックの持ち方を変えるという遊びを盛り込んでいるそう。
「トラディショナル・グリップの持ち方を右と左で変えてしまったりとか、トラディショナルとトラディショナルとか、右手と左手で両方同じ持ち方で叩いたり、右利きなのに左から叩き始めるとか。そういう千人中一人気づくかというマニアックな奏法をそれぞれのメンバーが流れの中に織り込んでいたりするので、知っていれば知っているほど楽しむことができると思います。」
休憩時間に行われるパフォーマンス「インターミッション」も見どころのひとつ
そんな超絶パフォーマンスの連続の「ブラスト!:ミュージック・オブ・ディズニー2019」
本編はもちろんのこと、休憩時間にロビーで行われるパフォーマンス「インターミッション」も見どころのひとつです。
なんと木製のスツール椅子とバケツをドラムに見立て、目の前でパフォーマンスを披露!
石川さんは、普段から目にするものの、どこを叩くと一番大きな音が出るのか、無意識のうちに探してしまっているとのこと。
それは、パーカッショニストが触れる楽器の種類の多さに由来すると分析しています。
「打楽器奏者は他の楽器の演奏をする専門の方たちよりも平均して多くの種類の楽器に触れる機会があると思うんですよね。
シンバルやティンパニ、ドラムセットやスネアドラムはもちろん、マリンバ、ビブラフォン、トライアングルなど、ありとあらゆるものを触れるので、それぞれを一番どう力をぶつけてどう振動させれば思っているとおりの音を出せるのか、そういう感覚を持ち合わせていないと、なかなかパーカッショニストはうまくいろんな楽器を操れないと思うんです。」
14歳でアメリカ・シカゴに渡り、15歳からパーカッションを学び、20年以上のキャリアを持つ石川さん。
「僕もさっきからこのテーブルに座ってから、ここを平手で叩くと一番大きな音がでるんだろうなって思っていて、もはや習性みたいなものだと思っています(笑)」
自覚しているというユニークな習性について、アメリカで過ごした大学生の頃の驚きのエピソードを明かしてくださいました。
「実は、ドラム仲間の車を叩いたことがあるんです。何年も雨ざらしになったようなボロボロの車だったんですが、彼が、オレの車は叩けるんだと言い出して。
ボンネットやトランクなど叩いてセッションをしたことがありました。」
最初は叩いてはいけないものを叩くという、越えちゃいけない境界線を越えるような感じがしたのですが・・・、と前置きしつつ、
「いざ叩き始めてみると意外と反発がよくて叩きやすいなとか、ここの音がいいなとか、ドラマーの血が騒ぎ始めてしまって。
どこが一番いい音がするのかとかこっちの方が弾むとか、楽しみながら探ってしまいましたね」
と当時の思い出を振り返ります。
集大成となる「ブラスト!:ミュージック・オブ・ディズニー2019」への意気込み
2000年にブラストに日本人初のメンバーとして入団して以来、来日公演を名実ともに牽引してきた、いわばリーダー的存在の石川さん。
今回の「ブラスト!:ミュージック・オブ・ディズニー2019」公演を以て卒業することが発表されています。
「リハーサル期間中から本番に至るまで全てを出し切って行きたいですね。
メンバー同士のコミュニケーションや絆の作りかた、士気の高め方など、全部ひっくるめてのブラストなので、そこからもうフルスロットルで経験値を全て出し切りたいなと思っています」
と今回の公演への意気込みを語ってくださいました。
とにかく名曲揃いの「ブラスト!:ミュージック・オブ・ディズニー2019」
「夢や希望、ハートといった要素がたっぷりと詰まっている舞台なので、ぜひ見に来てください!」
と力強くコメントしてくださった石川さん。
なにが起こるかわからないワクワク感と、こんなことできるの!?という驚き、そして会場をつつむ熱気と一体感。
“魅せる”こと、“楽しませる”ことにこだわったパフォーマンスがノンストップで繰り広げられる「ブラスト!:ミュージック・オブ・ディズニー2019」は、2019年7月10日(水)の山形公演を皮切りに全国ツアースタート。
東京公演は2019年8月20日(火)から9月1日(日)までの期間、東急シアターオーブにて全20公演開催です!
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全32会場58公演の全国ツアー開催!「ブラスト!:ミュージック・オブ・ディズニー 2019」
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