記事ポイント
- 実験醸造40作目、味噌樽で1ヶ月半追熟
- ABV 7.0%/750ml/3,850円(税込)
- 限定特約店のみで販売、EC販売なし
ISEKADO(伊勢角屋麦酒)の実験醸造プログラム「KADOLABO」の40作目が登場しました。
味噌樽で追熟させた、強い塩味と酸を持つワイルドエールです。
ISEKADO「KADOLABO 040 Miso」

- 商品名:KADOLABO 040 Miso
- スタイル:ワイルドエール(原酒はサワーエール)
- 熟成:フレンチオーク樽で約2年 → 味噌樽で1ヶ月半追熟 → 瓶内二次発酵 約3ヶ月
- スペック:ABV 7.0%/容量 750ml
- 価格:3,850円(税込)
- 販売チャネル:限定特約店のみ(EC販売なし)
- 開発記録:https://note.com/kadolabo000/n/n19c893212182
味噌・醤油事業で使われてきた味噌樽で、サワーエールの原酒を追熟させたワイルドエールです。

きっかけは、お客さまからの「サワーエールを作りたい。味噌か醤油を使いたい」という提案でした。
提案を受け、神久工場の空き部屋はバレルサワー専用の熟成庫へ改装されています。

オーク樽が木由来の香気を持ち込むのに対し、味噌樽が持ち込むのは塩と蔵付きの菌です。
原酒は「Median」と名づけたサワーエールです。
ビール酵母で発酵させたのち、フレンチオーク樽でBrettanomyces lambicusを軸とする混合菌叢に引き渡し、2年あまり熟成させています。
和樽は液体の浸透が速いため、味噌樽での追熟は1ヶ月半にとどめ、一部をブレンドに用いています。

熟成庫に並ぶ8本の樽は、同じ原酒を分け入れながら、2年を経てそれぞれ別の表情を見せました。
ブレンドする樽を選んで一本にまとめ、瓶詰め後に約3ヶ月の瓶内二次発酵を経て完成しました。
外観はアンバーカラー。ライトゴールドだった原酒に、チェリーを用いたバッチの赤みと味噌樽の色合いが重なりました。
香りはトロピカルさと酸、オーク由来のバニラ、味噌蔵を思わせる発酵香。口に含むと、強い塩味と酸が立ち上がります。
刺激的な味わいのため、複数人で分け合って少しずつ味わう飲み方を想定しています。
瓶の中では微生物が生きており、常温で保管すれば香味はゆっくりと表情を変えていきます。
使用した味噌樽は使い込まれてきた一点もので、同じ条件は再現できません。

ISEKADO CTO 山宮拓馬は「味噌樽という未知の条件でも、やったことは普段のビール設計と同じでした。欠点のある樽を外し、残った個性を均し、飲み物として成立する水準に着地させる。条件がどれだけ特殊でも、この順番だけは変わらないと確認できたことが、一番の収穫です。」とコメントしています。








