7割が2口座以上でも集約は不要!ヒカリナ「複数口座の利用が前提」

銀行口座、7割が2つ以上を利用。それでも半数以上は「集約したくない」

記事ポイント

  • ヒカリナ「複数口座の利用が前提」の調査で70.8%が2口座以上を利用と判明。
  • 複数口座利用者の68.6%が口座ごとに役割を持たせて使い分けている実態。
  • メイン口座の決め手は給与振込44.5%、アプリの使いやすさは2.3%にとどまる。

 

ヒカリナは、全国の18~70歳の男女1,000名を対象とするスクリーニング調査と、複数口座利用者679名を対象とする本調査を実施し、銀行口座の使い分け実態を報告しています。

調査では70.8%が2口座以上を現在も利用している一方、52.5%は「集約は不要」と回答しました。

口座の役割づけと管理の不便感の関係も明らかになりました。

 

目次

ヒカリナ「複数口座の利用が前提」

 

銀行口座の複数保有・複数利用の実態を示す調査結果グラフ

 

  • 調査主体:ヒカリナ
  • スクリーニング調査対象:全国の18~70歳の男女
  • スクリーニング有効回答数:1,000名(男女各500名)
  • スクリーニング調査時期:2026年6月18日
  • 本調査名:銀行口座の使い分けに関する調査
  • 本調査対象:スクリーニング調査で複数口座保有と回答した人
  • 本調査有効回答数:679名(男性352名、女性327名)
  • 本調査時期:2026年6月23日~6月29日

 

  • 調査主体:ヒカリナ
  • スクリーニング調査対象:全国の18~70歳の男女
  • スクリーニング有効回答数:1,000名(男女各500名)
  • スクリーニング調査時期:2026年6月18日
  • 本調査名:銀行口座の使い分けに関する調査
  • 本調査対象:スクリーニング調査で複数口座保有と回答した人
  • 本調査有効回答数:679名(男性352名、女性327名)
  • 本調査時期:2026年6月23日~6月29日

 

ヒカリナ「複数口座の利用が前提」は、金融サービスのUXデザイン・リサーチを手がけるヒカリナが、全国1,000名のスクリーニング調査と複数口座利用者679名への本調査から、銀行口座の使い分け実態をまとめた報告です。

複数口座の利用は、給与受取や生活費、貯蓄、投資連携など口座ごとに異なる役割を持たせる管理方法として定着していることが調査から見えてきました。

 

口座の役割づけの実態

 

複数口座利用者の役割づけ状況を示す調査結果グラフ

 

  • それぞれ明確に役割がある:43.7%
  • 一部の口座には役割がある:24.9%

合計68.6%が口座に役割を持たせている

 

複数口座利用者は、給与受取や生活費、貯蓄、投資連携など、口座ごとに異なる役割を持たせて使い分けています。

「それぞれ明確に役割がある」と「一部の口座には役割がある」を合わせると68.6%にのぼり、複数口座の利用が偶然ではなく意図的な使い分けとして定着していることがうかがえます。

 

口座の整理・集約への意向

 

複数口座利用者の集約意向を示す調査結果グラフ

 

  • 集約意向(かなり思う+少し思う):37.7%
  • 集約不要(あまり思わない+まったく思わない):52.5%

 

複数口座利用者に整理・集約したいかを聞いたところ、集約意向は37.7%にとどまりました。

一方で集約不要と答えた人は52.5%と過半数を占め、生活費と貯蓄を分けたい、銀行ごとの手数料や金利、ポイントを活用したいといった、複数口座を維持する積極的な理由が背景にあります。

 

不便を感じる層の集約意向

 

不便を感じる層と感じない層の集約意向を比較した調査結果グラフ

 

複数口座の管理に不便を感じている層でも、集約したいと回答した割合は56.4%にとどまりました。

残る38.2%は不便を感じながらも「集約は不要」と回答しており、目的ごとに分けた口座を維持しながら資金移動や残高不足を意識せず運用できる状態が求められていると考えられます。

 

役割づけ別に見る管理の不便感

 

口座の役割づけ別に不便を感じる割合を示した調査結果グラフ

 

  • それぞれ明確に役割がある:50.2%
  • 一部の口座には役割がある:68.0%
  • 特に使い分けはしていない:34.0%

 

口座の役割づけ別に不便を感じる割合を見ると、「一部の口座には役割がある」層が68.0%で最も高く、「それぞれ明確に役割がある」層の50.2%を17.8ポイント上回りました。

一部の口座だけ用途が決まり、それ以外の位置づけが整理されていない「部分的な使い分け」の状態で、管理負担が特に高まりやすい可能性があります。

 

利用口座数別の不便感

 

利用口座数別に不便を感じる割合を示した調査結果グラフ

 

  • 2つ:50.6%
  • 4つ以上:57.4%

 

利用口座数別に不便を感じる割合を比較すると、口座が2つの時点ですでに50.6%が不便を感じており、4つ以上でも57.4%でした。

口座数が増えるにつれて不便を感じる割合はゆるやかに高まるものの、口座数そのものよりも、複数口座の残高や入出金を横断して管理すること自体が負担になっていると考えられます。

 

複数口座管理における不便の内容

 

複数口座利用者が感じる不便の内容を示した調査結果グラフ

 

不便の具体的な内容では、「口座間でお金を移すのが面倒」が複数口座利用者全体の23.1%、管理に不便を感じる層の42.5%で最多となりました。

個別の口座操作だけでなく、資金移動や残高把握、引き落とし管理といった、複数口座をまたぐ行動に負担が集中しています。

 

メイン口座を選ぶ決め手

 

メイン口座を選ぶ理由の上位を示した調査結果グラフ

 

  • 給与・報酬が振り込まれるから:44.5%
  • アプリが使いやすいから:2.3%
  • 目的別口座の機能が使いやすいから:1.2%

 

メイン口座があると回答した602名にその理由を聞いたところ、「給与・報酬が振り込まれるから」が44.5%で他の理由を大きく上回りました。

アプリの使いやすさを理由に挙げた人は2.3%にとどまり、給与振込や日常の支払い・引き落としといった生活上の接点がメイン口座選びに強く影響しています。

 

調査担当者コメント

 

ヒカリナの調査担当者は、複数口座を使い分ける背景について次のように述べています。

 

口座が複数に分かれているのは、生活者が整理を怠っているからではなく、家計を管理するための工夫です。

今回の調査から見えたのは、『口座を減らしたい』ではなく『分けたまま、もっとラクに管理したい』というニーズでした。

銀行にとっては、給与振込でメインバンクの座を押さえたその先で、貯蓄・決済・投資といった役割のどれを自行が担うかが問われる局面に入っていると考えています。

 

自分の口座の使い分けが「役割分担」か「中途半端」かを見直すきっかけになります。

メイン口座選びで給与振込以外の基準も考える材料になります。

口座を無理に集約せず、目的別に使い分けたまま管理をラクにする工夫を検討できます。

ヒカリナ「複数口座の利用が前提」の紹介でした。

 

よくある質問

 

複数口座を利用している人はどのくらいいますか?

 

全国の18~70歳の男女1,000名のうち、2口座以上を利用している人は70.8%にのぼりました。

 

複数口座を持つ人は口座を1つに集約したいと考えていますか?

 

複数口座利用者679名のうち集約意向は37.7%にとどまり、52.5%は「集約は不要」と回答しました。

 

複数口座の管理で最も不便に感じられていることは何ですか?

 

「口座間でお金を移すのが面倒」という回答が最多で、複数口座利用者全体の23.1%が挙げました。

 

メイン口座を選ぶ決め手として最も多い理由は何ですか?

 

「給与・報酬が振り込まれるから」が44.5%で最も多く、アプリの使いやすさを挙げた人は2.3%にとどまりました。

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