記事ポイント
- 20世紀初頭のアメリカを舞台に、大都市ニューヨークと漁村ケープコッドの2つの港が広がるテーマポート
- 港には豪華客船「S.S.コロンビア号」が停泊し、船内にレストランとアトラクションがある
- 「タワー・オブ・テラー」「トイ・ストーリー・マニア!」「タートル・トーク」が集まるエリア
東京ディズニーシーで、メディテレーニアンハーバーの隣に広がるテーマポート「アメリカンウォーターフロント」。
20世紀初頭のアメリカをコンセプトに、活気あふれる大都市ニューヨークと、ニューイングランドののどかな漁村ケープコッドという、趣の異なる2つの港で構成されています。
港には出港を控えた豪華客船「S.S.コロンビア号」が停泊し、街には高架鉄道とクラシックカーが行き交います。
今回は、そんな東京ディズニーシー「アメリカンウォーターフロント」を紹介します。
東京ディズニーシー「アメリカンウォーターフロント」とは
アメリカンウォーターフロントは、2001年9月4日の東京ディズニーシー開園と同時に誕生したテーマポートのひとつです。
20世紀初頭のアメリカの街並みをコンセプトとし、大都会ニューヨークをイメージしたエリアと、ニューイングランドにある田舎の漁村ケープコッドという2つの港から構成されています。
ニューヨークのエリアが描くのは、馬車が自動車や鉄道に取って代わり、ガス灯が電灯へ移り変わっていく都市の過渡期です。
街路には、トロリーの高架化によって使われなくなったレール跡や、古い街路設備が残されています。
港からメディテレーニアンハーバー方面へ進むと、左手にハドソンリバードックが広がります。
ウォーターストリートを進むと、クリストファー・コロンブスの像が立つコロンバスサークルという円形の広場に出ます。
そこから延びるブロードウェイの沿道には、装飾を施した百貨店やレストラン、シアターが並びます。
港からトイビル・トロリーパークまでを結ぶパークアベニューには、ホテルハイタワーやニューヨーク市水道局の建物が立ち並びます。
S.S.コロンビア号の持ち主であるU.S.スチームシップ・カンパニーの建物も、この通りに面しています。
ケープコッドは、アメリカ北東部のマサチューセッツ州にある同名の半島のプロビンスタウンをモデルにしたエリアです。
昔からタラ漁が営まれてきたという設定で、ニューヨークの喧騒とは対照的なアメリカの原風景が広がります。
メインストリートはピーコッドストリートと呼ばれ、ケープコッド・クックオフとアーント・ペグズ・ヴィレッジストアの正面を通ります。
アトラクションは開園後にも増えており、2006年に「タワー・オブ・テラー」、2009年に「タートル・トーク」、2012年に「トイ・ストーリー・マニア!」がオープンしました。
アトラクション
アメリカンウォーターフロントには6つのアトラクションがあります。
「タートル・トーク」

S.S.コロンビア号の船尾に設けられた海底展望室で、ウミガメのクラッシュと会話するアトラクションです。
2009年にオープンしました。
併設のミュージアムでは、S.S.コロンビア号の歴史や構造が紹介されています。

「タワー・オブ・テラー」

閉鎖されたホテルハイタワーを見学するという設定のエレベーター型ライドアトラクションです。
2006年にオープンしました。

「ディズニーシー・エレクトリックレールウェイ(アメリカンウォーターフロント)」
高架を走る電動式トロリーで、アメリカンウォーターフロントとポートディスカバリーを結びます。
2001年9月4日の東京ディズニーシー開園と同時に運行を開始しました。
「ディズニーシー・トランジットスチーマーライン(アメリカンウォーターフロント)」
蒸気船に乗って水上を移動する、船旅がテーマのアトラクションです。
アメリカンウォーターフロント・ドックには、グランドバンクス・カナリーというタラの缶詰工場が設けられています。
「トイ・ストーリー・マニア!」

トラムに乗り、ウッディやバズ・ライトイヤーとともにシューティングゲームに挑むアトラクションです。
2012年にオープンしました。

「ビッグシティ・ヴィークル」

クラシックカーでアメリカンウォーターフロントをめぐるアトラクションです。
2001年9月4日の東京ディズニーシー開園と同時に運営を開始しました。
レストラン
アメリカンウォーターフロントには23の飲食施設があります。
「ウォーターサイドテラス」
「レストラン櫻」のわきに設けられた、スナックとドリンクのカウンターです。
「S.S.コロンビア・ダイニングルーム」

豪華客船S.S.コロンビア号のBデッキにあるメインダイニングです。
テーブルサービスで食事ができます。

「ケープコッド・クックオフ」

ケープコッドに伝わる料理大会「クックオフ」がテーマのハンバーガー店です。
カウンターサービスで食事ができます。
ケープコッドは「タラの岬」を意味し、その由来はレストラン「ケープコッド・クックオフ」の店内に掲げられた額に記されています。
1860年、2隻のイギリス船が僅差でこの地に到着し、先に上陸したエリアス・ウィンシロップ船長と、後から上陸したヨシュア・ベッドフォード船長が命名で譲らずにいました。
その様子を見ていた一人の女性が水中を泳ぐタラに気づき、ここをケープコッドと呼ぶことを提案したところ、人々が賛同したという物語です。
「ケープコッド・クックオフ(ショーダイニングエリア)」
「ケープコッド・クックオフ」に併設されたショーダイニングエリアです。
ショーを鑑賞しながら食事ができます。
「ケープコッド・コンフェクション」
クックオフの村に設けられた特設カウンターです。
ワンハンドメニューを販売しています。
「スパークリング・ジュビリーワゴン」

東京ディズニーシー25周年“スパークリング・ジュビリー”にあわせて営業する期間限定のフードワゴンです。
「テディ・ルーズヴェルト・ラウンジ」

S.S.コロンビア号のCデッキにあるラウンジです。
テーブルサービスでドリンクと軽食を提供しています。

「テディ・ルーズヴェルト・ラウンジ テラス席」

「テディ・ルーズヴェルト・ラウンジ」に併設されたテラス席です。
船上から港の景色を眺めながら過ごせます。
「デランシー・ケータリング」

駅舎前で軽食を販売するフードワゴンです。

「ドックサイドダイナー」

貨物倉庫を改装したという設定のカジュアルレストランです。
この建物は、S.S.コロンビア号を運航するU.S.スチームシップ・カンパニーのものという設定です。

「ニューヨーク・デリ」

ニューヨーカーに人気という設定のデリカテッセンです。
カウンターサービスでサンドイッチなどを販売しています。

「バーナクル・ビルズ」

港の桟橋にある、スナックとドリンクのフードワゴンです。

「ハイタイド・トリート」

ケープコッドの高台にあるフードワゴンです。

「ハドソンリバー・ハーベスト」

開放的なテラス席を備えたカウンターサービスの店舗です。
スナックとドリンクを販売しています。

「パパダキス・フレッシュフルーツ」
ニューヨークの港に置かれたフルーツのワゴンです。
「リバティ・ランディング・ダイナー」

地元の人々に愛されているという設定のフードスタンドです。
カウンターサービスで軽食を販売しています。

「レストラン櫻」

日本人移民が集うニューヨークの和食屋という設定のレストランです。
テーブルサービスで食事ができます。

「ポップコーンワゴン(ケープコッド・クックオフ前)」
「ケープコッド・クックオフ」の前に置かれたポップコーンワゴンです。
ミルクチョコレート味のポップコーンを販売しています。
「ポップコーンワゴン(ドックサイドステージ前)」
ドックサイドステージの前に置かれたポップコーンワゴンです。
キャラメル味のポップコーンを販売しています。
「ポップコーンワゴン(リドアイル前)」
リドアイルの前に置かれたポップコーンワゴンです。
ガーリックシュリンプ味のポップコーンを販売しています。
「ポップコーンワゴン(リバティ・ランディング・ダイナー前)」
「リバティ・ランディング・ダイナー」の前に置かれたポップコーンワゴンです。
麻辣味のポップコーンを販売しています。
「アイスクリームワゴン(トイビル・トロリーパーク入口横)」
トイビル・トロリーパークの入口横に置かれたアイスクリームのワゴンです。
「アイスクリームワゴン(リバティ・ランディング・ダイナー前)」
「リバティ・ランディング・ダイナー」の前に置かれたアイスクリームのワゴンです。
エンターテイメント
アメリカンウォーターフロントでは2つのエンターテイメントが行われます。
「ダッフィー&フレンズのワンダフル・フレンドシップ」

「ケープコッド・クックオフ」のショーダイニングエリアで、食事をしながら鑑賞するショーです。
上演時間は約20分です。
「ダンス・ザ・グローブ!」

世界各地のダンスと音楽で構成するステージショーです。
2026年1月14日から2027年3月31日までの期間限定で公演され、上演時間は約25分です。

アメリカンウォーターフロントのトリビア
「S.S.コロンビア号」の「S.S.」が指すもの
港に停泊するS.S.コロンビア号は、20世紀初頭の最新型豪華客船という設定です。
船名の頭に付く「S.S.」は、Steamship(蒸気船)の略です。
ホレイショースクエアの巨大なスクリュー
S.S.コロンビア号が停泊する54番埠頭の広場ホレイショースクエアの中央には、巨大なスクリューが設置されています。
これは、1888年の冬に初航海へ出航したものの大波に飲まれて沈没したS.S.ガルガンチュア号の、唯一の遺物という設定です。
航海の安全を祈念する象徴として置かれています。
コロンバスサークルの像が向いている方角
コロンバスサークルには、アメリカ大陸の発見者であるクリストファー・コロンブスの像が立っています。
コロンブスがイタリア出身であることから、像はイタリアをコンセプトにしたメディテレーニアンハーバーの方向を向いているという演出が施されています。
マンホールから噴き出す蒸気
当時のニューヨークでは、建物に暖房用スチームを供給するため道路の下に配管が敷設されていました。
ニューヨークのエリアでは、マンホールから蒸気が噴き出す様子が演出されています。
路面電車のレール跡と「馬車通行禁止」の看板
19世紀後半のニューヨークでは、陸上交通が馬車から自動車へ移り、トロリーと呼ばれる路面電車が走行するようになりました。
自動車の通行量が増えると交通渋滞が問題となり、トロリーの線路は高架化されました。
この過渡期をコンセプトとしていることから、道路には路面電車のレール跡が残されているほか、馬留めや「馬車通行禁止」の看板が見られます。
トイビル・トロリーパークの成り立ち
トイビル・トロリーパークは、トロリーの終点に造られた遊園地で、トロリーの運営会社がそのまま運営しているという設定です。
ニューヨークのブルックリンにあった20世紀初頭のルナパークをモチーフにしています。
建物のプレートに刻まれたエンディコットの名
ニューヨークエリアの建物には、定礎のような金属プレートが埋め込まれているものがあり、そこに頻出するのがエンディコットの名です。
コーネリアス・エンディコット三世は、U.S.スチームシップカンパニーという船会社のオーナーです。
S.S.コロンビア号を所有し、運航しているのも同社です。
三世は新聞社「ニューヨーク・グローブ通信」も所有しています。
その娘であるベアトリス・ローズ・エンディコットは、ホテルハイタワーの保存と修復に取り組むニューヨーク市保存協会の会長です。
高架下の通りから漁村の桟橋まで、ひと続きに歩けるこのテーマポートには、20世紀初頭のアメリカが2つの表情で立ち上がっています。
東京ディズニーシー「アメリカンウォーターフロント」の紹介でした☆
よくある質問
Q. 東京ディズニーシー「アメリカンウォーターフロント」はどんなエリアですか?
A. 20世紀初頭のアメリカの街並みをコンセプトにしたテーマポートです。
大都会ニューヨークをイメージしたエリアと、ニューイングランドにある田舎の漁村ケープコッドという2つの港で構成されています。
Q. アメリカンウォーターフロントにはどんなアトラクションがありますか?
A. 「タワー・オブ・テラー」「トイ・ストーリー・マニア!」「タートル・トーク」「ビッグシティ・ヴィークル」「ディズニーシー・エレクトリックレールウェイ(アメリカンウォーターフロント)」「ディズニーシー・トランジットスチーマーライン(アメリカンウォーターフロント)」の6つがあります。
Q. S.S.コロンビア号の中には何がありますか?
A. Bデッキにレストランの「S.S.コロンビア・ダイニングルーム」、Cデッキに「テディ・ルーズヴェルト・ラウンジ」があります。
船尾の海底展望室にはアトラクション「タートル・トーク」があり、併設のミュージアムで船の歴史や構造が紹介されています。
Q. ダッフィー&フレンズのショーはどこで見られますか?
A. 「ケープコッド・クックオフ」のショーダイニングエリアで「ダッフィー&フレンズのワンダフル・フレンドシップ」が上演されます。
食事をしながら約20分のショーを鑑賞できます。
※内容は変更になる場合があります。
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