記事ポイント
- 訪問看護分野で国内初・ISO9001団体認証を取得(2025年12月)
- 6社18事業所が統一品質マネジメント体制で「面」の品質保証を実現
- 2026年4月より第2期がスタートし、全国展開を目指す
訪問看護業界に、品質保証の新しいモデルが生まれています。
日本介護品質管理協会(JCQM-A)が2025年12月に取得した、訪問看護分野における国内初のISO9001団体認証です。
個社ごとのバラつきに頼っていた業界構造を、団体単位の品質担保へと根本から変える取り組みです。
訪問看護ISO9001団体認証

- 認証取得時期:2025年12月
- 認証対象:6社18事業所
- 運営主体:株式会社介護コネクティブ・株式会社ジェネラス・株式会社FOOTAGE
- 第2期開始:2026年4月
訪問看護の現場では、ケアの品質がスタッフの経験や個人の能力に依存しやすいという構造的な課題があります。
経営の視座のばらつきが品質格差の根本にあると考えたJCQM-Aは、ISO9001に準拠した統一品質基準の整備、年2回の内部監査・年1回の外部監査の実施、事業所間の相互内部監査、内部監査員の育成という4つの施策を組み合わせた団体認証モデルを構築しています。
相互内部監査が生む「個社を超えた品質向上」
本モデルの核心は、事業所同士が互いの内部監査を実施する「相互内部監査」の仕組みです。
自社だけでは気づけない改善点を客観的に発見でき、他社の優れた取り組みを自社へ還元することで、単独では実現できないスピードで品質が向上します。
これまで「点」の品質に依存していた訪問看護を、「面」として担保する構造がここに実現されています。
2026年4月からスタートする第2期では、新たに3事業所がISO9001団体認証の取得を目指しており、このモデルの全国展開を推進します。
「自社と他社の境界をなくし、正しい行いを共に実践する」という理念のもと、訪問看護の品質基準確立から介護業界全体の底上げ、一般企業水準への進化を掲げています。
日本介護品質管理協会のISO9001団体認証は、再現性のある高品質なケアを「仕組み」として業界全体に広げる取り組みです。
6社18事業所が統一基準と相互監査で品質を担保し、個人の能力に依存しない訪問看護サービスが実現されています。
2026年4月の第2期では参加事業所がさらに拡大し、全国展開へと向かっています。
日本介護品質管理協会「訪問看護×ISO9001団体認証」の紹介でした。
よくある質問
Q. ISO9001団体認証とは何ですか?
A. ISO9001は品質マネジメントシステムに関する国際規格です。今回の「団体認証」とは、複数の事業所が統一された品質基準のもとで一括して認証を取得する仕組みで、訪問看護分野では国内初の取り組みです。
Q. どの事業所がISO9001団体認証を取得していますか?
A. gene・FOOTAGE・ARIA・GEN NAKAMURA・えびす堂・isLandの6社、合計18事業所が認証を取得しています。
Q. 第2期プロジェクトはいつ始まりますか?
A. 2026年4月より第2期プロジェクトが開始されます。新たに3事業所が加わり、ISO9001団体認証モデルのさらなる拡大と全国展開を目指します。