記事ポイント
- ローバルが2026年3月20日、タイ・チョンブリ県に日本・中国に次ぐ第3のグローバル生産拠点を開設
- 東南アジア・インド・中東市場への戦略ハブとして機能し、レムチャバン港近接の立地で輸送コスト削減を実現
- 地政学リスクへの対応と原材料調達の多様化でサプライチェーンの安定性を強化
常温亜鉛めっき「ローバル」を製造・販売するローバルが、タイ・チョンブリ県ピントン3工業団地に新拠点「ROVAL (THAILAND)」を設立しています。
2026年3月20日に開所式が執り行われ、日本・中国に次ぐ第3のグローバル生産拠点として本格稼働に向けた準備が進んでいます。
ROVAL (THAILAND)

- 名称:ROVAL (THAILAND) CO., LTD.
- 所在地:タイ・チョンブリ県 ピントン3工業団地
- 敷地面積:約8,000平米(約5ライ)
- 主な事業:ジンクリッチペイント(高濃度亜鉛末塗料)の製造および関連化学品等の販売
- 稼働状況:本格稼働に向け準備中
- 開所式:2026年3月20日
設立の背景と戦略的意義
近年、サプライチェーンの不安定化とBCP(事業継続計画)の重要性が世界的に高まっています。
ローバルはいかなる状況下でも安定した品質の製品を届け続けるため、事業継続性の強化と供給網の多元化を目的にタイへの進出を決定しています。
タイ拠点の設立により、原材料調達先の多様化も図り、地政学リスクに対するサプライチェーンの耐性を高めています。

2026年3月20日に執り行われた開所式には、タイ政府関係者をはじめ、取引先金融機関・仕入れ先各社など多方面から多くの来賓が出席しています。
代表取締役の田中孝篤氏は式典で「地政学的リスクの高まりを受け、サプライチェーンの多元化は当社にとって喫緊の経営課題です。タイ拠点の設立は、成長が期待される東南アジア市場への展開と、日本のお客様への安定供給体制の強化、その両方を実現するための決断です」と、新拠点への決意を述べています。
東南アジア・インド・中東へのハブ拠点
タイ工場は、東南アジア・インド・中東市場への戦略的なハブとして機能します。
タイ最大の貿易港であるレムチャバン港に近接する好立地を活かし、輸送コストの削減と納期短縮を実現しています。
グローバル統一品質の現地生産を通じて、インフラ整備が進む各地域でのさらなるシェア拡大を目指しています。

今後はタイ国内のみならず周辺諸国への供給能力を順次拡大し、現地のニーズに即した製品提供と迅速なデリバリー体制を構築していく方針です。
1955年(昭和30年)7月15日創業のローバルは、世界各地の社会インフラの長寿命化に貢献する防錆技術を提供し続けています。
タイ拠点の設立により、ローバルのグローバルサプライチェーンは日本・中国・タイの3拠点体制へと進化しています。
地政学リスクへの対応と東南アジア・インド・中東市場への展開を同時に実現する戦略的な一手です。
常温亜鉛めっき「ローバル」の防錆技術が、世界のインフラを支える安定した供給体制のもとで届けられます。
ROVAL (THAILAND)の紹介でした。
よくある質問
Q. ローバルのタイ工場はどこに設立されましたか?
A. タイ・チョンブリ県のピントン3工業団地に設立されています。タイ最大の貿易港であるレムチャバン港に近接した好立地で、東南アジア・インド・中東市場への輸送効率を高めています。
Q. タイ拠点を設立した目的は何ですか?
A. サプライチェーンの多元化と事業継続性の強化が主な目的です。地政学リスクへの対応として原材料調達先を多様化し、東南アジア・インド・中東市場への戦略的なハブ拠点として機能させることを目指しています。