記事ポイント
- Roundcube向け添付ファイル分離プラグインをGitHubで無償公開
- メール送信時に添付ファイルを自動分離しNextcloudへアップロード
- 社外宛のみ・特定ドメインのみなど柔軟な運用に対応
デージーネットが、WebメールOSS「Roundcube」で利用できる添付ファイル分離プラグイン「RC-AttachFileSeparater」を開発しました。
2026年3月18日よりGitHubにて無償公開されています。
デージーネット「RC-AttachFileSeparater」

- プラグイン名:RC-AttachFileSeparater(アールシー・アタッチファイルセパレーター)
- 対応ソフト:Roundcube(WebメールOSS)
- 連携ストレージ:Nextcloud(オンラインストレージOSS)
- 公開日:2026年3月18日
- 価格:無償(GitHubにて公開)
「RC-AttachFileSeparater」は、メール送信時の添付ファイルを自動で分離し、OSSのオンラインストレージ「Nextcloud」にアップロードするプラグインです。
受信者にはNextcloudへアクセスするためのパスワード付き共有リンクが送信され、安全にファイルを受け取れます。
PPAPの問題点
PPAPとは、添付ファイルをパスワード付きZIP形式で暗号化して送信し、別メールでパスワードを送る手法です。
かつては情報漏えい対策として日本国内で広く利用されてきましたが、現在ではセキュリティ上の問題が指摘されています。
添付ファイルとパスワードが同じ通信経路を通るため盗聴リスクがあること、ZIP暗号化の強度が低いこと、パスワード付きZIPがウイルス検査をすり抜けてしまうことが主な課題となっています。
2020年11月には日本政府がPPAPの利用廃止方針を発表しており、企業や自治体でも代替手段の検討が進んでいました。
利用の流れ
「RC-AttachFileSeparater」では、まず送信者が添付ファイル付きメールを通常通り送信します。
プラグインが添付ファイルを自動で分離し、Nextcloudへアップロードしたうえでパスワード付き共有リンクを生成します。
受信者はそのリンクからファイルを安全にダウンロードできます。
導入メリット
メール送信時に自動処理されるため、ユーザーが特別な操作を行う必要がありません。
「Roundcube」「Nextcloud」「RC-AttachFileSeparater」はすべてOSSとして公開されており、クラウドサービスのようなユーザー数課金がなく低コストで導入できます。
IMAP通信に対応したメールサービスであれば利用可能で、GmailやMicrosoft 365など既存のメール環境をそのまま活かせます。
オンプレミス・クラウドのどちらにも対応しているため、自治体やセキュリティ要件の厳しい組織でも導入が可能です。
さらに、宛先のドメインやメールアドレス単位で動作を設定でき、「社外宛のみ添付ファイル分離」「特定ドメインのみ分離」「社内メールは通常送信」といった柔軟な運用に対応しています。
従来通りメールを送信するだけで安全なファイル共有が実現できるプラグインです。
すべてOSSで構成されているため、コストを抑えながらメールセキュリティを強化できます。
宛先ごとに分離条件を細かく設定でき、自社のポリシーに合わせた運用が可能となっています。
デージーネット「RC-AttachFileSeparater」の紹介でした。
よくある質問
Q. RC-AttachFileSeparaterの利用料金はいくらですか
A. 「RC-AttachFileSeparater」はOSSとしてGitHubで無償公開されており、利用料金はかかりません。連携する「Roundcube」「Nextcloud」もOSSのため、ユーザー数課金なしで導入できます。
Q. GmailやMicrosoft 365でも利用できますか
A. IMAP通信に対応したメールサービスであれば利用可能です。GmailやMicrosoft 365など、既存のメール環境をそのまま使いながら添付ファイルの安全なやり取りができます。