兵庫県西宮市の聖地に建設予定の「メシア聖堂」で、設計を担う建築家が決定しました。
世界メシア教が発表した今回の人選は、建築そのものだけでなく周辺庭園まで含めた一体設計がポイントです。
環境負荷を抑える素材選びや日本の伝統構法を視野に入れた計画として、今後の具体化が注目されています!
世界メシア教「メシア聖堂・周辺庭園設計プロジェクト」

- 発表日:2026年2月27日
- 建築家決定時期:2026年2月
- 建設予定地:兵庫県西宮市甑岩町
世界メシア教は、教祖・岡田茂吉が1935年に立教した団体を起源とする宗教法人です。
同教団は「祈り・食・音楽」を柱に据え、聖地構想の中核として新たな聖堂と庭園の整備を進めています。
今回の計画では、能作文徳氏と常山未央氏が設計を担い、宗教施設と周辺自然環境の両立を図る方針です。
建築家決定の概要と体制
- 能作文徳氏 事務所主宰開始:2010年
- 常山未央氏 Studio設立:2012年
選定された2名は東京・品川を拠点に活動し、現代都市と生態系を接続する設計実践で知られています。
聖堂本体と周辺庭園を同時に設計する体制を採ることで、敷地全体の体験価値を整える計画です。
設計方針として示された環境テーマ
- 主要受賞年:2016年(ヴェネチア・ビエンナーレ日本館展示特別表彰)
- 主要受賞年:2022年(JIA新人賞・日本建築学会作品選集新人賞)
今回の発表では、太陽エネルギー活用、土壌再生、生分解性素材、物質循環、古材再活用、伝統構法への着目が示されました。
建設時の素材選定から完成後の維持までを一連の循環として設計する姿勢が、計画全体の特徴です。
構想の中心にある「ヴィーガン建築」
- コロンビア大学特任准教授歴:2023年~2024年
- ミュンヘン工科大学客員教授歴:2023年
岡田真明・教主代行は、動物性素材や化学物質への依存を抑えた「ヴィーガン建築」の方向性を重視しています。
空間に滞在するだけで心身を整えやすい環境づくりを目指す点が、一般的な宗教施設計画との差別化ポイントです。
教団の歩みと今回計画の位置づけ
- 立教年:1935年
- 世界救世(メシア)教への改称年:1950年
教団の歴史軸の中で今回の聖堂計画は、次世代へ向けた聖地整備のフェーズとして位置づけられています。
設計者側の国際的な実務経験と、教団側の長期ビジョンを重ねることで、日本の風土に根ざした新しい宗教建築の提示が期待されます☆
宗教施設の計画は建物単体ではなく、周辺環境との関係設計で評価が分かれます。
今回の発表は、素材・生態系・空間体験を同時に扱う設計思想を明確に打ち出した点が大きな見どころです。
【環境と調和する聖堂づくりが次段階へ本格始動!
世界メシア教「メシア聖堂・周辺庭園設計プロジェクト」】の紹介でした。