動物園の飼育環境づくりに、企業のアップサイクル技術を組み合わせた共創プロジェクトが実施されました。
動物園水族館探究メディア「wizoo」が、大牟田市動物園とニフコと連携し、ヤマアラシ小屋の断熱改修を進めた取り組みです。
工場で発生する端材を再活用しながら、冬場の保温課題に向き合った実践例として注目されています。
wizoo「ヤマアラシ小屋アップサイクル断熱材実証プロジェクト」

- 実施発表日:2026年2月25日
- 実施場所:大牟田市動物園(福岡県大牟田市)
- 活用素材:マットレス生産端材由来のアップサイクル断熱材
wizooは、株式会社SHINMEが運営する動物園水族館探究メディアです。
大牟田市動物園は「動物福祉を伝える動物園」をコンセプトに、飼育環境の改善を継続している施設です。
今回は、ニフコが再加工した断熱材をヤマアラシ小屋に導入し、動物福祉と資源循環を同時に進める共創を形にしました。
現場課題に合わせた小屋施工プロセス

- 施工場所:大牟田市動物園 屋外展示エリア
施工は飼育員を中心に三者で協議し、現場で使いやすい小屋寸法と壁面構成を調整して進められました。
写真からも、断熱パネルを組み込んだ箱型構造をその場で確認しながら設置している様子が分かります。
運用者の視点を先に反映したことで、導入後の管理負荷を抑えやすい設計です。
断熱材とヒーターを組み合わせた保温設計

- 保温設備:小屋上部ヒーター1基
小屋内部には上部ヒーターが設置され、壁面の断熱材と組み合わせることで熱が逃げにくい構造がつくられています。
サーモグラフィ検証では、断熱材を入れた側で保温性が確認され、冬場の防寒対策としての有効性が示されました。
単に暖房機器を追加するのではなく、熱を保持する器を整える設計がポイントです。
小屋内で確認できた落ち着いた休息行動

- 観察場所:ヤマアラシ小屋内
改修後の小屋では、敷き藁の上で落ち着いて採食する様子が確認され、休息と行動の場として機能していることがうかがえます。
木材と藁を組み合わせた素朴な空間は、警戒を高めにくい環境づくりにもつながります。
保温性と安心できる居場所づくりを両立した点が、今回の取り組みの大きな成果です。
展示空間での自然な動きにつながる環境改善

- 観察場所:屋外展示スペース
展示エリアでは、砂地を踏み込んで動くヤマアラシの姿が見られ、休息と活動の切り替えがしやすい飼育環境が整ってきた印象です。
動物園の課題に企業技術を接続する形は、資金や人手に制約がある現場でも再現しやすいモデルになり得ます。
動物福祉支援を社会全体で支える仕組みづくりが、現場起点で前進中。
今回の共創は、端材活用という環境面の価値と、飼育環境改善という福祉面の価値を同時に積み上げた事例です。
現場の知見と企業の素材技術がかみ合うと、動物園運営の選択肢はまだ広げられます。
【動物福祉と資源循環を同時に進める共創!
wizoo「ヤマアラシ小屋アップサイクル断熱材実証プロジェクト」】の紹介でした。
よくある質問
Q. wizoo ヤマアラシ小屋アップサイクル断熱材実証プロジェクトの発売日はいつですか?
実施発表日は2026年2月25日です。
Q. wizoo ヤマアラシ小屋アップサイクル断熱材実証プロジェクトの開催場所はどこですか?
実施場所は大牟田市動物園(福岡県大牟田市)です。
Q. wizoo ヤマアラシ小屋アップサイクル断熱材実証プロジェクトの素材・成分は?
活用素材はマットレス生産端材由来のアップサイクル断熱材です。