119番通報で起きやすい言語の行き違いに対して、通話の入口から解決する新技術が動き出しました。
C&Tが発表したのは、発信元の国番号から言語を自動判別し、AI通訳を即時起動する特許技術です。
2026年春のアプリ公開に先駆けて先行利用予約の受付も始まり、実装フェーズに入ったことが数字で確認できます。
C&T「tel-trans」

- 特許番号:特許第7816905号
- 先行受付開始日:2026年2月25日
- BtoC向けアプリ公開予定:2026年春
- BtoB向けアプリ公開予定:2026年夏
C&Tは群馬県前橋市に本社を置き、医療・救急現場の言語課題を起点に技術開発を進める企業です。
「tel-trans」は、電話番号情報とPBX連携を組み合わせて通話直後の翻訳開始を狙う多言語通話サービスです。
通訳手配の待機時間を削る発想が核になっており、緊急対応の初動品質を上げるインフラ型プロダクトとして位置づけられます。
0秒起動を支える国番号判別ロジック
- 連携方式:電話交換機(PBX)連携
- +1(英語)/+82(韓国語)
この技術は受電と同時に国番号を読み取り、対象言語の通訳セットを自動で立ち上げる仕組みです。
オペレーターの手動操作を減らせるため、緊急通報の最初の数十秒で情報欠落が起きにくくなります。
画像でも、通話ボタンと翻訳UIが一画面でつながる構成が示されており、現場導入時の運用イメージをつかみやすい設計です。
5カ国で進む知財網の整備状況
- 権利確保国:日本・米国・中国・インド・韓国
- 国内移行完了:米国・中国・インド・韓国
技術の中身だけでなく、主要市場で権利保護を固めた点が今回の発表の大きな軸です。
医療や公共分野のシステムは長期運用が前提になるため、知財の安定性は導入判断で重視される項目です。
早い段階で海外展開を見据えた布陣を敷いたことで、今後の連携先拡大にも現実味が出ています。
2026年の提供ロードマップと利用導線
- 配信予定ストア:App Store/Google Play
- 先行案内対象:医療機関・自治体・インバウンド関連企業・一般ユーザー
春はBtoC版、夏はPBX連携を含むBtoB版という二段構えで、利用者層ごとに導入導線を分ける計画となっています。
一般利用から始めて業務導入へ広げる順番は、現場での実使用データを蓄積しやすい流れです。
先行案内でリリース情報と導入検討資料を同時に受け取れるため、比較検討の準備も進めやすくなります。
救急・医療・自治体で想定される実装シーン
- BtoB構成:tel-trans+PBX
- コスト目安:通訳1時間以下のコストで利用可能
訪日外国人の緊急通報だけでなく、海外渡航中の日本人が助けを求める場面にも展開する構想が示されています。
緊急時は「まず通じる」ことが最優先なので、言語判別の自動化は現場負担を減らす実務効果が大きい領域です。
人手通訳の完全代替ではなく、初動を支える第一レイヤーとして使う設計が現実的で、自治体や医療機関にも導入検討の余地があります。
言語対応はインバウンド対策の話題で語られがちですが、救急現場では命を守る時間設計そのものです。
tel-transはその課題に対して、電話の入口を変える形でアプローチした点が新しいポイントになっています。
【119番の言葉の壁を0秒へ導く特許技術!
C&T「国番号から言語を自動判別するAI通訳アプリtel-trans」】の紹介でした。
よくある質問
Q. この技術の特許番号は何ですか?
特許第7816905号です。
Q. どの国で権利が確保されていますか?
日本・米国・中国・インド・韓国の5カ国です。
Q. アプリ公開はいつ予定されていますか?
BtoC向けは2026年春、BtoB向けは2026年夏の予定です。