2026年2月25日、ReGACY Innovation Groupと東京科学大学が連携するTOKYO SUTEAM協定事業から、根管治療の新アプローチが公開されました。
テーマは、レーザーと薬剤送達を組み合わせた「L-DDS」によって、重症化した症例でも歯を残せる可能性を広げることです。
歯科医療で長く課題とされてきた治療成績と経営性を同時に見直す取り組みとして注目を集めています。
ReGACY Innovation Group「L-DDS根管治療プロジェクト」

- 発表日:2026年2月25日
- 連携事業:TOKYO SUTEAM協定事業
- 対象領域:歯科根管治療
- 実装目標:2028年(スタートアップ起業・クリニック開設)
ReGACY Innovation Groupは、研究シーズの社会実装支援を手がける事業者です。
東京科学大学は医歯学領域の研究基盤を持ち、臨床と研究の両面から課題解決を進める大学です。
今回は両者の連携により、根管治療で残り続けてきた難治症例への新しい治療設計が提示されました。
根管治療の難所を再定義する課題整理
- 保険診療の成功率目安:約50〜60%
- 課題認識:「治らない・難しい・儲からない」の三重苦
- 主な対象:深い虫歯や再発で炎症が進行した症例
根管治療は、歯を残すための最後の選択肢になりやすい一方で、再治療の反復から抜歯へ進むケースが少なくありません。
特に炎症が顎骨まで及ぶ段階では、従来の「歯の内部清掃中心」の手順だけでは届きにくい領域が残りやすくなります。
治療成績と診療継続性を同時に問われる領域です。
L-DDSが担うレーザー薬剤送達の中核技術
- 技術名:L-DDS(Laser-assisted Drug Delivery System)
- 作用要素:キャビテーション・ジェット水流・衝撃圧
- 検証結果:動物実験で顎骨破壊領域の有意な縮小を確認
L-DDSは、パルスレーザー照射で生じる泡の発生と崩壊を利用し、薬剤を病変部へ能動的に拡散させる設計です。
骨は薬剤浸透のハードルが高い組織ですが、物理作用を組み合わせることで到達性を高める点が技術の核になっています。
「抜くしかない」と判断されやすい症例に再挑戦できる余地を作る技術基盤です!
機器販売だけで終わらない事業モデル設計
- 提供構想:医療機器販売・専門クリニック開業支援・人材サービス
- 支援接続:HeRD、CRIETOと連携した計画立案
- 組成方針:経営チーム構築とプロトタイプ開発を並行推進
今回の特徴は、単一技術の導入提案にとどまらず、運用現場まで含めた実装モデルを同時に組んでいる点にあります。
高度治療に必要な設備投資と専門人材の不足を、開業支援と育成支援で補完する設計は、医療提供体制の現実に即したアプローチです。
技術と経営の両輪で社会実装を進める構想です☆
2028年実装目標と2030年市場拡大シナリオ
- 起業・開設目標:2028年
- 世界市場予測:2030年に220〜370億米ドル
- 市場規模換算:約3兆円以上
高齢化に伴う歯の保存需要の上昇を背景に、根管治療領域は世界的に拡大が見込まれています。
日本発の技術を起点に、治療成績の改善と患者の生活の質向上を同時に狙えるかが次の焦点です。
臨床価値と事業性を両立できれば、歯科医療の選択肢そのものを広げる転換点になりそうです。
歯を残せる可能性が上がることは、見た目だけでなく食べる機能の維持にも直結します。
その先には、日常の食事を楽しめる時間を長く保つという、健康寿命のテーマがあります。
【抜歯リスク低減へ導く次世代根管治療の新設計!
ReGACY「L-DDSレーザー薬剤送達プラットフォーム」】の紹介でした。
よくある質問
Q. ReGACY Innovation Group L-DDS根管治療プロジェクトの発売日はいつですか?
発表日は2026年2月25日です。
Q. ReGACY Innovation Group L-DDS根管治療プロジェクトの対象は?
対象領域は歯科根管治療です。