医療機関の経営改善と研究高度化を同時に進める、新しいデータ連携が始まりました。
富士通JapanとJMDCは2026年1月5日から、匿名加工した医療データの利活用に関する協業を開始しています。
病院、研究機関、行政、製薬企業までをつなぐ循環設計が見える取り組みです☆
富士通Japan×JMDC「持続可能な医療体制に向けた医療データ利活用協業」

- 協業開始日:2026年1月5日
- 発表日:2026年2月5日
- 提供対象データ:匿名加工したDPCデータ
- 無償提供:Dashboard 360の導入費・利用料
- JMDC保険者データ規模:約2,000万人
富士通Japanは、医療機関向け電子カルテ市場で国内トップシェアの顧客基盤を持つITサービス企業です。
JMDCは、医療費増大や地域格差、生活習慣病の増加、労働力不足といった社会課題に医療ビッグデータで取り組む企業です。
今回の協業では、病院経営の可視化と研究用途へのデータ提供を同時に進め、持続可能な医療体制づくりを後押しします。
協業スキームと無償提供の範囲
- DPCデータ提供許諾:医療機関が匿名加工情報の二次利用を許諾
- 病院向け提供機能:経営・診療データの可視化と分析
- 費用条件:導入費・利用料は無償、BIツールライセンスは有償
富士通Japanは、匿名加工したDPCデータ提供を承諾した医療機関にDashboard 360を提供します。
初期投資のハードルを下げながら、経営判断に必要な指標を早く取りに行ける設計です。
Dashboard 360で進む病院経営の可視化
- 連携対象:電子カルテとシームレス連携
- 分析対象:病床稼働率、入院待機、手術待機など
- 活用範囲:外来から入院中までを含む患者フロー分析
Dashboard 360は、急性期病院の患者フロー最適化を支援するHealthcare Management Platformの一機能です。
入院前後の流れを一体で確認できるため、病床運用や手術枠調整の意思決定をタイムリーに進めやすくなります。
JMDCデータ基盤が広げる研究活用
- レセプトデータ:15億7,300万件以上(2025年3月時点)
- 健診データ:7,600万件以上(2025年3月時点)
- Pep Up利用基盤:健康保険組合加入者770万人以上
JMDCは、富士通Japanと連携したセキュア環境でDPCデータを匿名加工し、製薬企業や官公庁、大学研究へ提供します。
約2,000万人規模の保険者データと組み合わせることで、発症前から退院後までのペイシェントジャーニーを追える構成。
早期発見や重症化予防、長期治療効果や医薬品安全性評価までを一気通貫で検証しやすくなる点が大きな価値です。
今後の拡張計画と医療DXの方向性
- 拡張対象:DPCデータから電子カルテデータ全般へ拡大
- 活用技術:AIを含む医療分野テクノロジー
- 連携領域:前方連携、後方連携、病床管理の最適化
両社は今後、適切な取り扱いを前提にデータ利活用領域を電子カルテデータ全般へ広げる方針です。
医療機関の経営改善と現場業務改善を同時に狙う動きが、デジタルホスピタル実装の現実解になっています。
病院経営と研究をつなぐ新連携が始動!
富士通Japan×JMDC「持続可能な医療体制に向けた医療データ利活用協業」の紹介でした。
よくある質問
Q. 富士通Japan×JMDC 持続可能な医療体制に向けた医療データ利活用協業の発売日はいつですか?
発表日は2026年2月5日です。
Q. 富士通Japan×JMDC 持続可能な医療体制に向けた医療データ利活用協業の対象は?
提供対象データは匿名加工したDPCデータです。
