ウォルト・ディズニー・ジャパンが、全世界歴代興行収入No.1を誇るシリーズの最新作『アバター：ファイヤー・アンド・アッシュ』を2025年12月19日より日米同時公開します。
公開直前となる12月10日、ジェームズ・キャメロン監督の3年ぶりとなる来日ジャパンプレミアが開催されました。
ウォルト・ディズニー・ジャパン 映画『アバター：ファイヤー・アンド・アッシュ』ジャパンプレミア
開催日：2025年12月10日（水）
会場：TOHOシネマズ 新宿 スクリーン 10
登壇者：ジェームズ・キャメロン（監督）、山崎貴（映画監督）、宮世琉弥（俳優）
配給：ウォルト・ディズニー・ジャパン
映画界の巨匠ジェームズ・キャメロンが監督を務める「アバター」シリーズの第3弾『アバター：ファイヤー・アンド・アッシュ』
ワールドツアーの一環として、監督のジェームズ・キャメロンが来日し、日本のファンへ向けたジャパンプレミアが実施されました。
イベントには、監督作品の大ファンである俳優の宮世琉弥に加え、特別ゲストとして『ゴジラ-1.0』などで知られる映画監督の山崎貴が急遽登壇。
日米を代表するトップクリエイターと、次世代の若手実力派俳優が一堂に会する豪華な一夜となりました。
ジェームズ・キャメロン監督が登場「より感情的な作品に」
『アバター：ファイヤー・アンド・アッシュ』の監督・脚本・製作・編集を務めるジェームズ・キャメロンが、2022年以来3年ぶりに日本の地へ降臨。
オープニングと共にステージへ登場し、満員の会場に向けて日本語を交えながら挨拶を行いました。
監督は本作について「1作目は新しい世界を、2作目は家族を紹介したが、今回はその家族をより大きな危険に晒すことになる」と説明。
「冒険や美しさは変わらないが、間違いなく、よりエモーショナルな作品になっている」と自信を覗かせました。
また、注目ポイントとしてシガニー・ウィーバー演じるキリを挙げ、「撮影当時72歳だった彼女が15歳の少女を演じている。声だけでなく、1年以上かけてすべての動きを演じきった」と制作の裏側を明かしました。
山崎貴監督＆宮世琉弥とのスペシャルトーク
続いて、キャメロン監督の来日を祝福すべく、
特別ゲストとして映画監督の山崎貴と、俳優の宮世琉弥が会場に駆けつけました。
宮世琉弥は赤い花が入った花束を抱えて登場し、
憧れのキャメロン監督へ直接手渡すという感動的なシーンが実現しました。
一足早く作品を鑑賞した宮世は、「映像、役者の芝居、アクション、すべてが人生で見た中で最高クオリティ」と大絶賛。
山崎監督も「CGキャラクターの中に魂がはっきりと見える。複雑な感情が表現されていた」と、VFXの技術と演出を高く評価しました。
これに対しキャメロン監督は、「山崎監督のような、視覚効果がストーリーテリングの一部であることを理解している映画作家に認めてもらえるのは非常に感動的だ」と感謝を述べ、『ゴジラ-1.0』への愛も語りました。
宮世から「俳優の演技をどう最大限に引き出しているのか」と問われると、キャメロン監督は「最も重要な質問だ」と回答。
「感情を一切損なわないリアリティを得るために、5年かけてフェイシャルパフォーマンスのパイプラインを研究開発した」と明かし、1年以上におよぶパフォーマンスキャプチャーの撮影工程について熱く語りました。
次世代へのメッセージ「サリー家は団結する」
今回のジャパンプレミアには、これからの時代を担う大学生や若い映画ファンも招待されました。
監督は自身の経験を踏まえ、「脚本は個人的な経験から書いている。10代の子供たちを持つ父親として、両方の視点から描いた」と、キャラクター造形の深さを解説。
そして若い世代へ向けて、「サリー家の家訓を知っているか？『サリー家は決して諦めない』『サリー家は団結する』だ」と劇中のセリフを引用。
「家族や友人、仲間とチームを作ってほしい。すべてを一人でやる必要はない」と力強いエールを送りました。
イベントの最後には、「言葉や宗教、国が違っても、私たちは皆同じ希望や恐れ、愛を持っている」と語り、本作が分断された世界をつなぐきっかけになることを願って締めくくられました。
ジェームズ・キャメロン監督が「間違いなく三作の中で最も感情的」と自信を覗かせる最新作。
新たな脅威とエモーショナルなドラマが展開される『アバター：ファイヤー・アンド・アッシュ』は、2025年12月19日より劇場公開です。
ウォルト・ディズニー・ジャパン「映画『アバター：ファイヤー・アンド・アッシュ』ジャパンプレミア」のレポートでした。
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