こんなに美味しい非常食が誕生していた!
そんな驚きの体験をしたのは9月19日(金)に都内で開催された『「“たのしい”で、そなえる。」防災プロジェクト「Jackery PLAY PARK」 第一弾「KNOTO メシ」メディア向け発表・試食会』でのこと。
こちらの「記者発表会」にて、‟美味しい非常食”KNOTO メシ「ノトムヤムクン」が報道陣に紹介されました。「試食会」にも参加してきたのでリアルな感想とともにお届けします。
‟美味しい非常食”KNOTO メシ「ノトムヤムクン」とは
KNOTO メシ「ノトムヤムクン」は、タイ料理のトムヤムクンをオマージュにしたオリジナルメニュー。
おしゃれなパッケージの中には、フォーの乾麵(トムヤムクンにおけるベトナム麺の代わりに「ノトムヤムクン」では国産米で作った米麺を使用)。
出汁のレトルトパウチ袋、海老と海老油のレトルトパウチ袋が入っています。
お湯だけでつくれるので避難生活でも活躍!
作り方は簡単。
まず、フォーをあらかじめ水かぬるま湯につけておきます。
あとは、出汁のレトルトパウチ袋を沸騰したお湯で温め、フォーを沸騰したお湯で1分ほど茹でます。
器にフォーと出汁を入れ、海老と海老油を足して出来上がり。
これなら、避難生活でも活躍の機会は増えそうです。
気になるお味は?
実際に食べてみると、クセのない味わいでほんのりと海の幸の香りが広がりました。
ナンプラーの代わりに「いしり(能登半島に古くから伝わる魚醤)」を使い、真空高圧調理したエビオイルと溶け合っています。
子どもから大人まで楽しめる優しい味わいと言えるでしょう。
パッケージで提案されているとおり、水菜やネギをはじめお好みでアレンジを加えればさらに美味しく、かつ楽しく頂くことができる予感がしました。
Jackeryの防災プロジェクト「Jackery PLAY PARK」、ポイントは考え方のアップデート
この日の記者発表会では、ポータブル電源・ソーラーパネルの世界的リーディングカンパニーJackery (ジャクリ)の日本法人である株式会社Jackery Japan(以下、Jackery)が 「"たのしい"で、そなえる。」をコンセプトとした防災プロジェクト「Jackery PLAY PARK」をスタートさせることを発表しました。
Jackeryは能登半島地震発生直後からポータブル電源やソーラーパネルの提供支援を行ってきましたが、現在の能登の状況を、電力が必要なフェースは過ぎたものの能登らしさが失われるのではないかという不安など人々が大きな不安の中で生活を続けていると分析していることが紹介されました。
持続可能は支援を目指すJackeryは支援に対する考え方をアップデートする必要があると考え、製品の提供という「モノ支援」から、いまの能登にある未来への「不安」に寄り添う持続可能な「コト支援」の取り組みをスタートさせるといいます。
そのためのプロジェクトが「Jackery PLAY PARK」で、第1弾が‟美味しい非常食”KNOTO メシ「ノトムヤムクン」の開発支援になります。
“美味しい非常食”、実はそれが防災に繋がる!?
「ノトムヤムクン」の特徴のひとつが、アレンジを加えて食べるとさらに美味しくなるということ。
能登では「非常食をそのまま食べていた集落」と「非常食にアレンジを加え楽しみながら食べていた集落」では人々の活力に違いが出ていたそうです。
「“たのしい”で、そなえる」をキーワードに、普段から食事としても楽しめる“美味しい非常食”の開発支援から始まった「Jackery PLAY PARK」。
今後、人々の生活にどんなワクワクを提案してくれるのか注目です。
防災プロジェクト「Jackery PLAY PARK」について
Jackery が継続的な被災地支援の中で得た気づき・学びを活かし、これまでの防災のカタチをアップデートする目的で立ち上げるプロジェクトが「Jackery PLAY PARK」です。
第1弾の「KNOTO メシ」からスタートし、ポータブル電源という製品で叶えられるこれまでのモノ支援の先のコト支援をプロジェクトを通じて展開していきます。
「防災=いざという時の備え」という考えに留まらず、ふだんの生活が楽しくなること、暮らしが豊かになること、地域で顔が見える関係づくりのための場をつくることが実が防災につながる、という考えをベースに「”たのしい”で、そなえる。」を実践できるさまざまなアイディアを発信します。
「KNOTO メシ」とは
Jackery が被災地支援を続ける中、機能面だけでは人の心を満たせない防災食の課題、“美味しい非常食”の必要性に気づ
き、能登の人たちの協力で生み出された非常食です。
能登地方の伝統的な食材と食文化をベースに、被災で得たさまざまな知見を付加価値として持っています。
レトルト製法である真空高温高圧調理で殺菌を行うことで常温保存ができ、調理にできる限り水を使わない非常食としての機能面を持ちつつも、いつでも美味しく、食事を楽しく感じていただけるものを目指しています。
Jackery の開発支援のもと、クラフトフードブランド ONE POT WONDER が開発・製造・販売を担い、企画協力・パッケージ制作を能登の関係者が行っています。