『映画 おでかけ子ザメ とかいのおともだち』インタビュー 集合カット

Drama(映画・エンタメ)

花澤香菜さんらキャスト陣が語る“癒し”の魅力!『映画 おでかけ子ザメ とかいのおともだち』インタビュー

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『映画 おでかけ子ザメ とかいのおともだち』の魅力を語る特別対談が実現!

子ザメちゃん役の花澤香菜さんをはじめ、サラリーマンのお兄さん役の宮田俊哉さん、ホストさん役の杢代和人さん、バーテンダーさん役の高野洸さんが集まり、それぞれの視点から作品の見どころを紹介しました。

都会での出会いや交流を通して幸せを届ける物語。

キャラクターの魅力や、優しさを伝える演技へのこだわりを語ります。

 

『映画 おでかけ子ザメ とかいのおともだち』インタビュー

 

『映画 おでかけ子ザメ とかいのおともだち』インタビュー 集合カット

 

――ロードムービーさながらに、子ザメちゃんが”とかいのおともだち”の登場人物と交流していく姿が描かれます。

それぞれが演じているシーンの見どころを教えてください。

 

花澤香菜さん:

今回の子ザメちゃんは八魚町を飛び出して、都会でいろんな人に会ってみんなに幸せを届けていきます。

子ザメちゃんが都会で出会う人々は私たちと一緒で、みんなが何かに疲れている様子なんです。だから多分共感しやすいと思うんですよね。

いろんな人間のキャラクターに共感しながら、自分も子ザメちゃんに癒されているような気持ちになれるところが今回の見どころかなと思います。

 

子ザメちゃんと居酒屋で乾杯をするシーン

 

宮田俊哉さん:

子ザメちゃんがいろんな人と出会っていくところが面白いと思っていて。

僕は“サラリーマンのお兄さん”という職業が役名になっているので、サラリーマン代表のような気持ちで演じました。

子ザメちゃんと居酒屋で乾杯をするシーンがとても楽しかったので、子ザメちゃんと様々な人たちの出会いに注目してほしいですね。

 

杢代和人さん:

僕は“ホストさん”という役柄なんですけど、子ザメちゃんとのふれあいを通してホストさんはすごく優しくて家族思いな人間だというのがわかり、自分自身もどんどん笑顔になることができました。

この映画を観ている中で、笑えるところだったり、優しさみたいなのを受け取って、心に子ザメちゃんを宿しながら生活してたら、ちょっと平和な世の中になるんじゃないのかなと思いました。

 

高野洸さん:

花澤さんが演じる子ザメちゃんがかわいすぎて、僕の演じた“バーテンダーさん”がごちそうしたくなる気持ちもわかります。

誰も子ザメちゃんの存在について深掘りすることもなく、本当に平和な世界。

バーテンダーさんとあんこうちゃんとのふれあいが印象的で、本当に素敵な世界を浴びたなっていう感じがしました。

 

花澤香菜さん

 

花澤香菜さん:

やっぱり食べている姿がかわいい!

この映画の中で何品食べたんだろうっていうくらい食べています。

子ザメ語ですけど、“美味しい美味しい”って言いながら、数えきれないぐらい、いろんな人に食べ物をいただいて、もうモリモリ食べています。

 

――子ザメ語で美味しいはこの言葉って決めているんですか?

 

花澤香菜さん:

決めてます!

最初、配信アニメのテーマ曲を子ザメ語でやろうということになって、膨大な歌詞だったんですね。

で、これをじゃあ子ザメ語で作んなきゃと思って、それで単語を書き出して翻訳して。

あとはアニメをやるごとにどんどん言葉が増えていくので、それを書いて子ザメ語録を貯金してあります!

今回新しく増えた単語とかもあったりして、色々駆使しながら挑みました!

 

杢代和人さん

 

杢代和人さん:

ホストの役は、都会に疲れた青年なんですが、実は家族思いな一面があります。

子ザメちゃんのおにぎりを食べた瞬間に、お母さんやお父さんのことを思い出すシーンがあって、その純粋さが大きな魅力だと思います。

普段の生活で、そういった気持ちは忘れがちですが、このキャラクターはしっかりと覚えていて、子ザメちゃんのおかげで改めて思い出し、感動するんです。

さらに、その感謝の気持ちを込めて、子ザメちゃんに韓国のハットグのようなフード買ってあげる場面もあります。

都会で疲れて、最初は弱々しい姿ですが、本当は心優しい人物であることが、短い時間の中でもしっかり伝わってくる。

そうしたピュアな部分こそ、この役の魅力だと感じています。

 

バーテンダーの役

 

高野洸さん:

バーテンダーの役は、少しオタク気質なところが魅力の一つだと思っています。

最初は考えすぎて着飾っているようにも見えるのですが、実際は全くそうではなく、何も飾らない素直な人なんです。

さらに、あんこうちゃんを受け入れて「一緒に働かない?」と自然に言える器の広さも魅力的です。

相手を受け入れる懐の深さが、このキャラクターの温かさを感じさせます。

 

――『おでかけ子ザメ』のどんなところが人気を集めているのでしょう?みなさんが思う魅力をお聞かせください!

 

花澤香菜さん:

まず見た目がかわいい!そして不思議!

水に浸かってないのにどうやって呼吸してるんだろうとか、サメはこんなものを食べて大丈夫なんだろうとか、いろんな疑問が湧いてくるんですけど、それを超越するかわいさがあり、“不思議かわいい”ですね。

 

宮田俊哉さん

 

宮田俊哉さん:

僕、もともとYouTubeで配信されているアニメを見てたんです。

風呂敷を背負ったサメっていう見た目がまずすごくキャッチーでかわいくて。

子ザメちゃんを見ていると、嫌なことがあってもどうでもよくなってきてしまう。

そう思わせてくれるのは子ザメちゃんの魅力だと思います。

 

花澤香菜さん:

風呂敷の中身、大したもの入ってないんですよ・・。

映画の入場者プレゼントとかおにぎりとか。それがまたいいんですよね。

 

本予告第1弾場面カット④

 

杢代和人さん:

僕は子ザメちゃんが歩いているところが好きで。

ちょっとした言葉を言いながら歩く姿がとてもかわいくて、ずっと見てられるところが魅力なのかなと思いました。

ホストさんとのやりとりも、些細な優しさじゃないですけど、子ザメちゃんにしかできない表現方法があるんだと思って。

子ザメちゃんだからこそ、ちょっとした優しさみたいのが伝わってくるなと思いました。

 

高野洸さん:

子ザメちゃんの、微妙に日本語とまでいかない、聞き取れそうなセリフのニュアンスが絶妙で、とにかくかわいいですよね。

絵のタッチも本当にほっこりしてて、原作の方のもちろんイラストも好きですし、それを忠実に再現されたアニメーションも素敵だしっていうので、やっぱ目と耳でずっと幸せを演じられる作品だなと思います。

 

――収録時についてお聞かせください。

Anime Japan2025ステージにて、子ザメちゃん・うさめちゃん・あんこううちゃんの台本にあるセリフが「O✕△」などブランクになっていたとお話がありましたが、子ザメちゃん役の花澤さんは監督や音響監督からどのようなディレクションがありましたか?

 

花澤香菜さん:

任せたぞと、それだけ。

映画はYouTubeで公開されている配信アニメを全部合わせたより長いので、心配はされましたね。(本編尺74分!)

配信アニメの時にキャラ作りはできているのでキャラクターのことはあんまり言われてないです。

結構喋ったり、アクションしたり、今まで見られなかった子ザメちゃんが見られると思いますね。

子ザメちゃん、うさめちゃん、あんこうちゃんが何をしゃべっているかっていうのは、みんなの心の中にあるっていうか、実際になんて話しているかはみなさんの想像にお任せです。

 

――声のみの演技の楽しさ、むずかしさはありましたか?

 

宮田俊哉さん:

すごく楽しかったですね。花澤さんと一緒にやらせていただいて、すごく楽しくて。

台本いただいて、よいっしょってこう、子ザメちゃんをこう持ち運ぶ、抱えるシーンがあって、子ザメってどのくらいの重さなんだろうって調べてみたのですが、わかりませんでした。

体重の設定はあるのかなと思ったりしたんですけど、そういうことを考えるのもすごく楽しかったですね。

 

杢代和人さん:

僕は初声優作品で、俳優業とは違った難しさもあり、新鮮でした。

声優に挑戦してから、アニメをみる観点がちょっと変わったなぁと思って。

声優さんっていうご職業はとても難しいことだなって思ったので、本当リスペクトを込みで見るようになりましたね。

もともとアニメが好きっていうのもあったので、夢のような時間でした。

挑戦するたびに僕の声質ってこういう感じなんだなって新たな気づきもあったりして、新鮮で楽しい時間でした。

 

高野洸さん

 

高野洸さん:

僕も本当楽しくやらせてもらいました。

特にこの作品ならではだなと思ったのは、その子ザメちゃんたちがバーに来てどう思っているのか、その子どもだと思って接しているのかっていうのが、自分的にどうなんだろうなと思ったんですけど、深く考えすぎず、普通にかわいいと思った状態で優しく接すればいいんだなと。

優しいお兄さんのようなイメージで演じさせてもらいました。

絵コンテの状態から見させてもらって、それが本当にアニメになっていくっていう、その過程を体感できるっていうのはめちゃくちゃありがたいことだって思いますよね。

 

――皆さんはこの作品をどういったときにご覧になりたい、または見ていただきたいですか?

 

高野洸さん:

いろんな社会的な目や、細かいことを気にしてしまうしがらみが日常にはあると思いますが、この作品はそういったものを忘れさせてくれます。

大きなスクリーンで堪能できる劇場作品の中でも、特にセリフの少なさが大きな魅力で、その分じっくりと映像や空気感に浸れます。

盛大にリフレッシュできると思うので、ぜひ多くの方に観に来てほしいですね。

 

杢代和人さん:

同世代の方たちにも、ぜひ観てもらいたい作品だと思います。

僕は21歳なのですが、この年代って進路や将来について悩むことが多く、不確定な未来に不安を感じやすい時期でもあります。

でも子ザメちゃんの姿を見ると、遠い未来のことで悩むよりも、今目の前にいる人を思いやることや、笑顔を交わすこと、小さな幸せを大きな喜びに変えることの大切さに気づけます。

そういう意味で、この作品はきっと同世代の皆さんにも響くと思うので、ぜひ観てほしいです。

 

宮田俊哉さん:

この作品を観ると、自然と優しい気持ちになれると思います。

人に優しくしようという気持ちが芽生えるので、ご家族で夏休みに観に行くのはもちろん、恋人同士や友人同士で観るのもおすすめです。

きっと、いつもより少し優しい空気が流れる時間になると思います。いろんな方と一緒に観てもらえたら嬉しいです。

 

花澤香菜さん:

夏の時期ということで、新生活が始まり、環境の変化に慣れる間もなく、8月には多くの人がきっと疲れを感じていると思います。

そんなときこそ、夏休みに映画館へ足を運んで、子ザメちゃんに癒されてほしいですね。

大きなスクリーンで、ダイナミックに動き回る子ザメちゃんの姿を楽しめるのは劇場ならではの魅力です。

映像だけでなく、声も存分に堪能できると思います。私も必死にアフレコに取り組みましたし、ほかのキャストも同じ気持ちで臨んでいます。ぜひ劇場で観ていただけたら嬉しいです。

 

 

『映画 おでかけ子ザメ とかいのおともだち』は、2025年8月22日(金)全国ロードショーです。

 

『映画 おでかけ子ザメ とかいのおともだち』作品概要

 

『映画 おでかけ子ザメ とかいのおともだち』作品概要

 

公開日:2025年8月22日(金)

CAST
子ザメちゃん:花澤香菜 あんこうちゃん:潘めぐみ うさめちゃん:久野美咲
モヒカンあにき:梅原裕一郎 はると:花江夏樹 サラリーマンのお兄さん:宮田俊哉
バーテンダーさん:高野洸  ホストさん:杢代和人 そら:石見舞菜香 みほ:来栖りん
しゃしんのお姉さん:降幡愛 まなぶ:小市眞琴 モデルのお姉さん:菊池紗矢香
おじいさん:楠見尚己 女将さん:植田佳奈 ドーベルさん:鈴木崚汰

STAFF
原作:ペンギンボックス(『おでかけ子ザメ』/KADOKAWA「キトラ」刊)
監督:熊野千尋 コンテ・演出:熊野千尋 脚本:長嶋宏明 キャラクターデザイン:竹内あゆみ
色彩設計:西詠仔 美術監督:北島雅代 撮影監督:佐々木明美
音響監督:小泉紀介  編集:小口理菜
音響効果:武藤晶子 音響制作:dugout 音楽:藤澤慶昌
主題歌:「where you come from」 ロザリーナ(Sony Music Labels)
アニメーション制作:ENGI 製作:KADOKAWA  配給:角川ANIMATION

公式X:https://x.com/kozame_info
公式サイト:https://odekake-kozame.com/
公式YouTube:https://www.youtube.com/@odekake-kozame

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