露地栽培アガリクスKA21株の機能性に関する新しい臨床データと特許取得が発表されました。
男性更年期に関連する指標で有意な変化が確認され、サプリメントやドリンク分野での活用に注目が集まっています。
素材研究の積み重ねが、ミドル世代の健康課題にどうつながるかを具体的に見られるトピックです。
東栄新薬「露地栽培アガリクスKA21株」

- 特許番号:特許第7818243号
- 特許出願日:2024年7月8日
- 特許登録日:2026年2月12日
- ヒト臨床試験対象:50歳以上70歳未満の男性24名
- 摂取条件:1日900mgを2か月間
東栄新薬は、露地栽培アガリクスKA21株の研究開発を長年続ける素材メーカーです。
共同研究先の至学館大学健康科学部は、健康科学分野で実践的な検証を進める教育研究機関です。
今回の発表では、男性更年期障害に関連する複数症状への寄与可能性と、特許取得の内容が示されました。
特許第7818243号の取得内容

- 特許出願番号:特願2024-109541
- 発明者:多田敬典氏、元井章智氏
- 特許出願人:東栄新薬株式会社、学校法人至学館
- 発明名称:男性更年期障害の改善組成物および予防・改善用医薬・飲食品
特許の対象は、性欲低下、勃起障害、抑うつ、筋力低下など男性更年期に関わる症状へのアプローチです。
医薬だけでなく飲食品まで含む設計になっており、日常的に取り入れる製品設計へ展開しやすい内容です。
特許証の公印と登録情報が明示され、研究成果の知財化が完了した段階に入っています。
ヒト臨床試験で確認された評価指標

- 被験者:50歳以上70歳未満の男性24名
- 摂取量:1日900mg
- 摂取期間:2か月間
- 有意差確認:AMSスコア、EHSスコア、SHIMスコア、抜け毛状態
臨床では男性更年期の総合評価や性機能関連指標に加え、見た目の変化に関わる項目まで評価されました。
LOH症候群は仕事世代での体調・気分・パフォーマンスに影響しやすく、症状を多面的に見る設計が重要です。
今回の試験は規模こそ限定的ですが、評価軸を複数置いた点が次の検証設計にもつながるポイントです。
露地栽培で示されたβ-グルカン含有量の差

- β-グルカン含有量(乾燥品100g中):露地栽培12.4g
- β-グルカン含有量(乾燥品100g中):ハウス栽培8.2g
- 含有量の差:約51%増
同じキングアガリクス21菌でも、栽培環境の違いで主要成分の含有量に差が出る結果となっています。
露地栽培は自然環境下で子実体が大きく育つ傾向があり、素材特性を重視する製品開発で比較軸になります。
成分データを数値で確認できるため、機能性訴求の根拠設計にも使いやすい資料です。
抗酸化活性データと製品応用の見通し

- TEAC値:露地栽培アガリクスKA21 10.11
- TEAC値:一般的な国産ハウス栽培アガリクス 1.83
- TEAC値:霊芝 1.43
- 比較結果:一般的なアガリクス比で約5.5倍
抗酸化活性の比較では、露地栽培KA21が他素材を上回る数値を示しています。
男性向けサプリメント、プロテイン、ドリンクのような継続摂取型製品では、こうした基礎データの有無が企画精度に直結します。
臨床評価と素材データの両輪がそろったことで、機能性素材としての展開速度は上がりやすい局面です。
男性更年期のテーマは、体調だけでなく仕事や生活の質ともつながるため、早い段階での情報整理が重要です。
今回の発表は、症状評価、成分比較、知財化の3点が同時に示され、実装フェーズへ進みやすい内容でした。
素材研究の積み上げを製品価値へつなぐ動きとして、今後の展開にも注目したいニュースです。
【ヒト臨床と特許取得で男性更年期ケア研究が前進!
東栄新薬「露地栽培アガリクスKA21株 男性更年期改善」】の紹介でした。