インタビュー エンタメ 映画

日本語版吹替版 ソフィー役・佐倉綾音さんにインタビュー!映画『死霊館のシスター 呪いの秘密』

投稿日:

2013年に実際にあった心霊現象を映画化し、全世界で460億円以上の興行収入の大ヒットを記録した『死霊館』

その世界観はシリーズ化され全世界興行収入3000億円超えの驚異の数字を叩き出しています。

そんな史上最恐の大ヒットホラー「死霊館」「アナベル」シリーズの最新作『死霊館のシスター 呪いの秘密』が、2023年11月17日に字幕版/吹き替え版がプレミア配信スタート!

そしてなんと吹替版はプレミア配信で初登場。

物語のキーパーソンとなるソフィーの日本語版吹き替えを演じる声優・佐倉綾音さんにインタビューをおこないました。

 

映画『死霊館のシスター 呪いの秘密』ソフィー役・佐倉綾音さんインタビュー

 

 

劇場公開の際は字幕版のみながらも大ヒットを記録した本作が、配信版では日本語吹き替えでパワーアップ!

吹き替えならではの没入感でさらなる恐怖に誘います。

物語のキーパーソンとなる寄宿舎で暮らす少女・ソフィーの日本語版吹き替えを演じるのは、声優・佐倉綾音さん。

舞台を寄宿舎に移し、最恐のシスター・ヴァラクの呪いにかかります。

実はホラー映画が苦手という佐倉綾音さんに、ホラー映画の楽しみ方やアニメの仕事との違いについてなどお話をたっぷりうかがいました。

 

ホラーが苦手!「怖いの大丈夫だっけ?」と事前確認が

 

映画『死霊館のシスター 呪いの秘密』ソフィー役・佐倉綾音さんインタビュー

 

— 今回の役が決まったときの心境や感想を教えてください

佐倉綾音さん:

ホラー作品は、人によって得手不得手があるので、「怖いのって大丈夫でしたっけ?」という確認がありました。

実は怖いものが苦手なのですが、以前にスタッフさんから、“自分の一番好きなホラー作品”と聞いて『死霊館のシスター』を見たことがあってご縁を感じました。

『死霊館のシスター』は、いわゆる“Jホラー”よりも怖さがわかりやすく、現実との乖離を楽しめる印象。

最も怖いのは自分の想像力で、ホラー映画を見た後はお風呂とかが怖くなってしまうことも。

その辺りを切り離せる人はホラーが楽しめるのではないかなと思いました。

 

映画『死霊館のシスター 呪いの秘密』ソフィー役・佐倉綾音さんインタビュー3

 

― 実際に作品に参加してみてここが怖かった、というシーンはありましたか?

佐倉綾音さん:

コトが動き出す前の、日常から非日常へとグラデーションしていく瞬間がとても怖く、現実と非現実のカウントダウンの狭間に恐怖を感じました。

これから“何か“が起こるという。

“何か“が起こったあとはある程度覚悟ができました(笑)

 

佐倉綾音さんが演じた少女ソフィー「考察の余地があるお芝居」に

 

映画『死霊館のシスター 呪いの秘密』ソフィー役・佐倉綾音さんインタビュー

 

― 佐倉綾音さんが演じるソフィーは、寄宿舎で暮らすほかの少女たちよりも小柄で幼い印象です。役作りについてのこだわりはありましたか?

佐倉綾音さん:

ソフィーを演じるにあたって、まず、この子が果たしてどのくらい自立しているのかというところが気になって。

アフレコは自分が一番はじめだったので、創造力を働かせながらお芝居をさせていただきました。

ソフィーという子は幼さが残る見た目ですが、明るく快活というタイプではないので、キンキンと耳障りに聞こえないように演じたいなと思い、かなり声のトーンを考えて繊細な音作りで演じました。

アフレコ自体は1日で録り終えたのですが、ソフィーの中で数日間、何時間も経っている中、自分は一瞬でシーンと心情を切り替えないといけないので、そこは苦労した点のひとつでした。

一人目の収録者の自分がブレてしまうと後に続くみなさんにも影響を与えかねないと思い、しっかりと方向性を決めて演じました。

ソフィーは考察の余地があるお芝居になったと思います。

 

声だけを代替するのはプレッシャー「まだまだ場数が必要だけど全身全霊で応えたい」

 

映画『死霊館のシスター 呪いの秘密』ソフィー役・佐倉綾音さんインタビュー4

 

―アニメーションと吹き替え、どちらも声をあてるお仕事ではありますが、違いはありますか?

佐倉綾音さん:

アニメーションと比べると、吹き替えはアプローチが違うところがあると感じています。

演者が声を含めて全身で100%の演技をしている中、声だけを代替するというのはプレッシャーがかなり大きいですね。

技術的な面でも精神的な面でも真摯に取り組ませていただきました。

登場人物たちは精神的にも身体的にもダメージを受けていて、特にアクションシーンでは身体的なプレッシャーをちゃんと表現できるようにしなければなりません。

体を吹っ飛ばされたときでもマイク前で棒立ちで表現するのはとても大変。

逆に演じてみて面白かったのは、声を潜めたりと豊かな表現が求められる場面。貴重な経験になりました。

 

― 吹き替えのお仕事を通して、ご自身の演じる幅が広がったなどの実感はありますか?

佐倉綾音さん:

吹き替えは、本当に「難しい」の一言に尽きます。

本国で完成されたものに手を加えていくので、俳優さんへのリスペクトが募るばかりです。

それを楽しいとか、面白いとか、もっとやりたいとか思えるにはまだまだ場数が必要だなと思うのですが、これからも機会をいただけるときには全身全霊で応えられるようにしたいなと思っています。

 

日本語吹き替えは海外作品を気軽に楽しめる手助けに

 

 

― 日本語吹き替え版ならではの映画の楽しみ方がありそうです。

佐倉綾音さん:

日本語吹替版なら、もし怖くなってしまっても顔を背ければ耳だけでもストーリーを追うことができます。

吹替は間口を広げる役割になっていたり、文字や漢字を追うのに慣れていない方へも海外作品を気軽に楽しんでいただける手助けができるのかなと思っています。

 

映画『死霊館のシスター 呪いの秘密』ソフィー役・佐倉綾音さんインタビュー5

 

― 『死霊館のシスター 呪いの秘密』はホラー要素はもちろんですが、映像が幻想的で美しさを感じますね。

佐倉綾音さん:

ちゃんと「今からくるぞ!」とわかる易しめな、ひたひたとにじり寄ってくる雰囲気があり、驚きはしても完走できたのは、そういう心の準備ができたからかなと。

予告編にもでている雑誌がバラバラとめくれるシーンは、「この後に絶対出てくる!」とわかっていても、どこか美しくて見入ってしまうものがありました。

幻想的な絵作りがされているので、ファンタジーが好きな方にも楽しんでいただけるのではないかと思っています。

 

映画『死霊館のシスター 呪いの秘密』ソフィー役・佐倉綾音さんインタビュー6

 

最後に、佐倉綾音さんからメッセージをいただきました。

佐倉綾音さん:

ホラーというジャンルへの間口になれたら光栄ですし、一緒に私もいっぱい叫んだので、みなさんも同じ気持ちで心のなかで叫んでもらえたら、少しは怖さが解消されるのかなと思っています。

愛情をもって作られているエンタメ作品ですので、多くの方に触れていただけたら本望です。

 

『死霊館のシスター 呪いの秘密』作品情報

 

『死霊館のシスター 呪いの秘密』作品情報

 

11月17日(金)よりプレミア配信(吹替版・字幕版)

発売・販売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント

公式サイト: https://wwws.warnerbros.co.jp/shiryoukan-himitsu/home_entertainment.html

プレミア配信情報:https://wwws.warnerbros.co.jp/shiryoukan-himitsu/home_entertainment.html

『死霊館のシスター 呪いの秘密』プレミア配信プラットホーム一覧 (50音順)

Apple TV、Amazonプライム・ビデオ、カンテレドーガ、 Google Play、クランクイン!ビデオ、J:COM STREAM、TELASA、ビデオマーケット、Huluストア、Lemino、 Microsoft 映画 & テレビ、music.jp、U-NEXT

 

ヘアメイク:福田まい(addmix BG)

聞き手・編集:あずさゆみ(Dtimes.jp)

Copyright© Dtimes , 2024 All Rights Reserved.