2001年に月刊「少年ガンガン」で連載が開始するや、魅力的なキャラクターと緻密に練られたストーリー、圧倒的で唯一無二な世界観で、超人気漫画となった「鋼の錬金術師」が2021年に連載開始20周年を迎え、新プロジェクトが始動!
原作の最終話までを描く完結編となる実写映画二部作『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー』が2022年5月20日(金)に『鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成』が2022年6月24日(金)に連続公開されることが決定しました。
映画『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー/最後の錬成』二部作を徹底紹介します!
映画『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー/最後の錬成』二部作連続公開

公開日:二部作連続公開
『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー』2022年5月20日(金)
『鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成』2022年6月24日(金)
タイトル:鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー/最後の錬成
原作:「鋼の錬金術師」荒川 弘(「ガンガンコミックス」スクウェア・エニックス刊)
監督:曽利文彦
脚本:曽利文彦 宮本武史
製作:映画「鋼の錬金術師2&3」製作委員会
企画・制作プロダクション:OXYBOT
配給:ワーナー・ブラザース映画
大人気漫画「鋼の錬金術師」が2021年に連載開始20周年を迎え、新プロジェクトとして実写映画が二部作連続で公開されることが決定!
解禁された大迫力の予告編やビジュアルとあわせ実写映画『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー/最後の錬成』を徹底紹介します。
圧巻のビジュアル

降りしきる雨の中、右腕の機械鎧(オートメイル)を破壊され愕然とした表情で膝をつくエドと、その奥で鎧の体を破壊されて倒れこむアルの写ったビジュアルと、分解の錬成陣が刻まれた右腕を構えながら、獲物を狩るような鋭い視線を放つスカーのビジュアルの衝撃的な2種類のビジュアルが完成!
エドとアルが初めてスカーに遭遇し戦った際に、スカーによって破壊されたエドの機械鎧(オートメイル)とアルの鎧。
このことがきっかけで、何が何でも生き抜いて、一緒に元の体を取り戻すという目的を再確認することになったエドとアル。
物語の中でも象徴的なこのシーンは映画本編でどのように描かれているのか、期待が膨らむビジュアルとなっています。
劇場に掲出されるポスターは、2種類を合成したビジュアルになっているそうです。
二部作タイトルが『復讐者スカー』『最後の錬成』に決定!
原作の最終話までを描き切る本作のタイトルが、『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー/最後の錬成』に決定!
二部作の前編には『復讐者スカー』、後編には『最後の錬成』という副題がそれぞれ付いています。
『復讐者スカー』は、原作でも人気のキャラクターである、“傷の男(スカー)”が中心になる物語となる模様。

スカーは右腕に分解の錬成陣を刻み込み、かつて国軍によって滅ぼされたイシュヴァールの民の復讐のために、全ての国家錬金術師の抹殺を誓う男です。
主人公のエドも命を狙われ、2人は相対することに。
『最後の錬成』では、原作のクライマックスシーンである“お父様”との戦いと、その後のエドとアル、そして仲間たちを描き、まさに完結編のタイトル通り、感動の最終話までを描き切ります。
映画『鋼の錬金術師 完結編』ストーリー/あらすじ
最強の復讐者スカー、復讐の裏に隠された真実とは?
そして最終決戦の先に待つ感動のラスト、求め続けた身体と引き換えに兄弟が出した答えは?
映画『鋼の錬金術師 完結編』2部作それぞれのストーリーを紹介します。
『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー』ストーリー/あらすじ
セントラルシティで、額に大きな十字傷のある男に行く手を阻まれたエドとアル。
“傷の男(スカー)”と呼ばれるその男はイシュヴァールの民であり、セントラルで起きている国家錬金術師連続殺人事件の犯人でした。
かつて国と南東部の少数民族イシュヴァール人との内乱が勃発した時、多くの国家錬金術師たちを投入して行われた「イシュヴァール殲滅戦」は、今も語り継がれる惨劇です。
「イシュヴァール殲滅戦」で敬愛する兄と故郷のすべてを奪われたスカーは、その後も国家錬金術師を殺すという復讐心だけで動いていたのでした。
マスタングらも、殲滅戦の目的には疑問をもっていました。
スカーの攻撃で機械鎧(オートメイル)を破壊されるも、かろうじて難を逃れたエドは、ウィンリィに修理してもらうために久しぶりの帰郷を果たします。
修理を待つ間、母の墓前で父ホーエンハイムに遭遇したエド。

家族を置いて旅に出た父に怒りをあらわにするエドでしたが、「この国にも酷いことが起こる」という父の言葉を受けて、クセルクセス遺跡を訪れます。
エドはウィンリィの両親が、戦地でイシュヴァール人を治療し続けていたこと、そして顔に大きな傷のあった患者に殺されたことを知るのでした。
セントラルは再び、エド対スカーの戦いの場に……。
さらに「不老不死」の法の鍵となる賢者の石を求めてやってきたシン国の皇子リンたちと、エンヴィーら人造人間(ホムンクルス)が対立。
リンが目撃した、この国の大総統ブラッドレイの秘密とは?
スカーと対峙するエドとアルは、そして両親の仇を前にしたウィンリィは、悲しい復讐鬼となったスカーとの戦いにどんな決断をくだすのでしょうか。
『鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成』ストーリー/あらすじ
山中を走る幌馬車が野盗に襲われ、中にいたホーエンハイムは、他の乗客を庇って銃弾を撃ち込まれますが、なぜか身体は無事でさらに血も出ていない様子。
一方で、エド、リン、エンヴィーが飲み込まれたグラトニーの中は、現実と真理の狭間=偽の真理の扉になっていました。
人体錬成の考え方を応用すれば扉が開くのではないかと考えたエドはグラトニーの中で錬成を行い、外に出ることに成功。
そこにいたのは、“お父様”と呼ばれるホーエンハイムと見た目が全く同じ謎の男です。
エドとアルがこれまで戦ってきたホムンクルスは、お父様の力によって生み出されていたのでした。
お父様は新たなホムンクルスを生み出すべく、己の中の“賢者の石”をリンに注入し、リンはホムンクルスのグリードに身体を乗っ取られてしまいます。

リンの読み通り、ブラッドレイはホムンクルスだったのでした。
軍の上層部、ひいてはアメストリスはホムンクルスの支配下にあるという事実に、愕然とするマスタング。
時を同じくして、お父様からエドたちを救い出したスカーは、かつて兄が書いた研究書の存在を明かします。
スカーと共に行動していたメイが丹念に解読すると、国土全体を使った錬成陣計画が浮かび上がってーー。
巨大な錬成陣で賢者の石を錬成するには、多くの人間の命を必要とします。
イシュヴァールの内乱も他国との戦争も、すべては計画の一端だったのです。
しかしまだ血が流されていない場所が残されていました。
その場所、北の国境ブリッグズにエドは急ぎます。
ブリッグズを守るのは、アームストロングの姉であるオリヴィエでした。
エドはオリヴィエにすべてを話しますが、ドラクマ軍からの攻撃が始まってしまいます。
血の紋が刻まれてしまうと焦るエド。
そんな中、国土錬成陣を見ていたスカーとメイはあることに気づきます。
しかしお父様による巨大な錬成陣は完成に近づきつつありました。
エドたちはこの陰謀を阻止できるのでしょうか。
そして物語は最終決戦へ。
求め続けた身体と引き換えに兄弟が出した最後の答えとは?
超豪華キャスト決定

キャスト:
エドワード・エルリック:山田涼介
ウィンリィ・ロックベル:本田翼
ロイ・マスタング:ディーン・フジオカ
リザ・ホークアイ:蓮佛美沙子
エンヴィー:本郷奏多
ランファン:黒島結菜
リン・ヤオ/グリード:渡邊圭祐
ゾルフ・J・キンブリー:山田裕貴
キング・ブラッドレイ:舘ひろし
アレックス・ルイ・アームストロング:山本耕史
オリヴィエ・ミラ・アームストロング:栗山千明
マース・ヒューズ:佐藤隆太
スカー:新田真剣佑
ヴァン・ホーエンハイム/お父様:内野聖陽
寺田 心、内山信二、大貫勇輔、ロン・モンロウ、水石亜飛夢、奥貫 薫、高橋 努、堀内敬子、丸山智己、遼河はるひ、平岡祐太、麿 赤兒、大和田伸也、藤木直人、筧 利夫、杉本哲太、風吹ジュン、仲間由紀恵
主演として“鋼の錬金術師”の二つ名を持つ国家錬金術師エドワード・エルリックの最後の旅を演じるのは前作に引き続きHey! Say! JUMPの山田涼介さんです。
エドとアルの幼馴染で、機械鎧(オートメイル)技師のウィンリィ・ロックベルを本田翼さん、“焔の錬金術師”の二つ名を持つ国家錬金術師ロイ・マスタング大佐も引き続きディーン・フジオカさん、更に、アメストリス軍ではリザ・ホークアイ中尉役の蓮佛美沙子さん、マース・ヒューズ中佐役の佐藤隆太さん、ホムンクルスではエンヴィー役の本郷奏多さん、グラトニー役の内山信二さんが前作に引き続き登場!
本作から参加となる新キャストには、エドとアルの父親であるヴァン・ホーエンハイムと、ホムンクルスたちの生みの親であるお父様の二役を内野聖陽さんが演じます。
「復讐者スカー」のタイトルにも名前が入り、主人公エドの命を狙うスカーを演じるのは、新田真剣佑さん、アメストリス軍の大総統キング・ブラッドレイを演じるのは舘ひろしさんです。
新キャストとしては他に、東の大国シンから不老不死の法を求めてやってきた、シン国第十二皇子リン・ヤオを渡邊圭祐さんが、リンの護衛ランファンを黒島結菜さんが、ランファンの祖父フーを筧利夫さんが演じることが決定。
さらにアメストリス軍にも新メンバーがキャスティングされ、“剛腕の錬金術師”の二つ名を持つ国家錬金術師アレックス・ルイ・アームストロング少佐を山本耕史さんが、その姉で“氷の女王”の異名を持つオリヴィエ・ミラ・アームストロング少将を栗山千明さんが、“紅蓮の錬金術師”の二つ名を持つ国家錬金術師ゾルフ・J・キンブリー中佐を山田裕貴さんが演じています。
その他、エドとアルの母親トリシャ・エルリックに仲間由紀恵さん、ウィンリィの機械鎧技師の師であり祖母のピナコ・ロックベルに風吹ジュンさん、ウィンリィの父ユーリ・ロックベルに藤木直人さん、母サラ・ロックベルに奥貫薫さん、ホムンクルスのセリムに寺田心さん、シン国第十七皇女メイ・チャンに中国出身のモデル・歌手・女優のロン・モンロウさんが。
エドとアルの師匠イズミ・カーティスを元宝塚歌劇団の女優、遼河はるひさんが演じるなど、幅広く、超豪華なキャストが勢揃いしています。
登場キャラクター紹介&キャストのコメント
この上なく豪華なキャストの面々からのコメントとあわせて登場キャラクターを紹介していきます。
豪華キャストの熱い意気込みと撮影の裏話をチェック!
エドワード・エルリック(山田涼介)
史上最年少で国家錬金術師の資格を得た天才錬金術師。
機械鎧(オートメイル)の右腕と左足から、「鋼」の二つ名を与えられます。
人体錬成によって失った手足と弟アルの身体を取り戻すため、兄弟で放浪中。
山田涼介さん(エドワード・エルリック役)のコメント
ーー映画化が決まって
僕自身「鋼の錬金術師」が大好きで続編が決まる前からチャンスがあれば完結まで演じたいと強く思っていたので、気持ちが途切れることのない4年間でした。
こうして公開が決まり、とても嬉しく思っています。
やるからには前作以上のものにしたいと思い、クランクイン半年前から食事制限や体作りを始めて、撮影に挑みました。
撮影は大変でしたが「やっぱりこの作品が好きだ」という気持ちが自分を奮い立たせ、最後まで乗り切ることができました。
今回から参加する新キャストの方もとても豪華ですし、スタッフキャスト一丸となって取り組みましたので、エドとアルの最後を見届けてもらえたら光栄です。
ーー作品が完成して
「最後まで描きたい、演じ切りたい」という夢が、ようやく叶いました。
広く愛されている漫画作品の実写化が難しいのはわかっていますし、プレッシャーはものすごく大きかったです。
でも、絶対に実写でしか見せられない「鋼の錬金術師」の良さがあると信じています。
生身の人間が魂を込めて演じると、また違う感動が生まれると思います。
だから今回は、ハガレンの一ファンとしての愛を全部監督に伝えさせていただきました。
前作以上にさらに強い想いを込め、妥協することなくスタッフ・キャスト一丸となって取り組むことができました。
その進化には、僕自身も驚いています。
皆で作り上げた映画『鋼の錬金術師 完結編』を楽しんでもらいたいです!
ウィンリィ・ロックベル(本田翼)

エルリック兄弟の幼なじみで、エドが頼りにする機械鎧(オートメイル)技師。
活発で気の強い性格ですが、二人のことを誰よりも理解し、そばで見守ります。
両親をイシュヴァールの内乱で亡くし、祖母と暮らしています。
本田翼さん(ウィンリィ・ロックベル役)のコメント
4年ぶりのハガレンの撮影でしたが、エドとアルとの距離感も、前作からの信頼関係をしっかりと引き継いで撮影に臨めたと思います。
そしてキャストの方々、スタッフの皆さん変わらず、明るく楽しい現場でした。
もともと原作が子供の頃から大好きでしたが、今回、撮影前にアニメをもう一度、見直しました。
完結編は前作よりもシリアスな場面も多く、ウィンリィとしては家族の過去、そしてスカーと対峙するシーンなどもあるので、繊細な感情表現を意識して取り組みました。
この物語が最後まで描かれ、そしてこの作品に携われたこと、とても嬉しく思います。
ロイ・マスタング(ディーン・フジオカ)

アメストリス国軍大佐。
発火布で作られた手袋で自在に炎を繰り出すことから、「焔」の二つ名を持つ国家錬金術師です。
「現在の国を変える」ため、大総統の地位まで上り詰めるという野望を胸に秘めた若きエリート。
ディーン・フジオカさん(ロイ・マスタング役)のコメント
「鋼の錬金術師」の壮大な物語の中で、ロイ・マスタングというキャラクターを演じさせていただき、自分の人生においても非常に思い出深い作品となりました。
本作ではイシュヴァール殲滅戦というマスタングにとってターニングポイントとなる重要なシーンを演じています、是非ご期待ください!
改めて、曽利組に参加させていただけたことを光栄に思います。
リザ・ホークアイ(蓮佛美沙子)

アメストリス国軍中尉。
マスタングの信頼厚い腹心として常にそばに控え、彼を支えています。
感情を表に出さず冷静沈着で、「鷹の目」の異名を持つ正確無比な一流の狙撃手。
蓮佛美沙子さん(リザ・ホークアイ役)のコメント
個人的に続編ものが初めてなので、何年も前に取り組んだ役にまたこうして出会えたこと、より深く役を表現できたこと、とても嬉しかったです。
1シーンを数日かけて撮影したり、見渡せど見渡せどグリーンバックの景色の中お芝居したり...パート1に続いて今回も、気力、集中力、想像力、いろんな‘力’が必要な現場でした。
どんな仕上がりになっているのか、私自身楽しみです。そして、ホークアイの生き様が皆様に届きますように、と願っています。
エンヴィー(本郷奏多)
「嫉妬」の名を持つ人造人間(ホムンクルス)です。
普段は若い中性的な容姿をしていて、変幻自在に姿を変えられる変身能力を有します。
人間という存在を、愚かで弱い生き物だと見下しています。
本郷奏多さん(エンヴィー役)のコメント
4年という歳月を経て、同じキャラクターを演じることは初めてだったので、非常に嬉しかったですし、大好きなハガレンという作品を同じキャストで一緒に作り上げていくことに感動しています。
今作では前作以上にエンヴィーとしても、物語全体としても、盛り上がるポイントがたくさんあったり、僕が出演していないシーンで多くの素敵な方々がキャラクターを演じられているので、完成した作品を見るのが待ち遠しいです。
ランファン(黒島結菜)
東の大国シンからやってきた少女。
皇子リンの一族に代々仕える家系に生まれ、彼には絶対の忠誠を誓っています。
格闘術に優れ、常に仮面をつけてリンを護衛。
黒島結菜さん(ランファン役)のコメント
ランファンはセリフの少ない役なので、佇まいと一言二言のセリフでの微妙な声の使い分けを大事に演じました。
さらに仮面も被っているので、身体の些細な動きや、顔の向きの小さな変化で感情をどう表現するのかを常に考えていました。
アクションシーンは力強さを表現するのがとても難しかったですが、皆さんと工夫しながら演じきりました。
撮影期間も長かったので、この二部作がどういう風に完成されているか、とても楽しみです。
リン・ヤオ/グリード(渡邊圭祐)

東の大国シンの第十二皇子。
一族繁栄のため、不老不死の法を求めてアメストリスへ。
賢者の石を手に入れるため「強欲」の名を持つ人造人間(ホムンクルス)のグリードを体の中
に受け入れます。
渡邊圭祐さん(リン・ヤオ役/グリード役)のコメント
学生時代から好きな原作に、出演させていただけることを心から光栄に思います。
同時に、個人的に推しでもあるリン/グリードというキャラクターを演じることに不安もありました。
飄々とした一国の王子の気品と自信を持ちながら、どこか頼りなく情けないリンらしさが垣間見えるように精一杯尽力致しました。
ご覧になった方の心に鋼の錬金術師という作品への愛情が少しでも伝わっていただければ幸いです。
是非公開をお楽しみに。
ゾルフ・J・キンブリー(山田裕貴)
「紅蓮」の二つ名を持つ国家錬金術師。
己の意志を貫き美しく生きることのみに価値を見出し、人間でありながら人造人間(ホムンクルス)に加担しています。
イシュヴァール殲滅戦に参加した過去も。
山田裕貴さん(ゾルフ・J・キンブリー役)のコメント
このお話をいただく前に偶然、アニメ版でキンブリーを見てぜひ演じたいと思っていたので、とてもありがたいです。
引き寄せられたんじゃないかと感じています。
キンブリーを演じてハガレンの世界に入れたことが嬉しいです。
もっと長くキンブリーとして生きていたかったです。
キング・ブラッドレイ(舘ひろし)

アメストリスの最高権力者である大総統。
威厳と風格を併せ持ち、飛び抜けた戦闘能力で数々の戦場で武功を挙げてきました。
イシュヴァール殲滅戦を指揮し、アメストリスを強大な軍事国家に仕立て上げた人物。
舘ひろしさん(キング・ブラッドレイ役)のコメント
最初に台本をいただきましたが、「鋼の錬金術師」の世界をもっと深く知るために、原作も読みました。
ブラッドレイは基本的にはすごく悲しい存在だと思いましたので、その部分を意識して演じました。
初めてブラッドレイの衣装を着た時は、この世界に入っていけることが楽しくて、本当に素晴らしい経験をさせていただきました。
アクションシーンも素敵な演出を作ってくれたので完成が楽しみです。
ブラッドレイの帽子がお気に入りなのでぜひ皆さんにも注目してほしいです。
アレックス・ルイ・アームストロング(山本耕史)
アメストリス国軍少佐。
「豪腕」の二つ名を持つ国家錬金術師。
鍛え上げられた肉体と、手にはめた手甲から豪快無双な錬金術を繰り出します。
心優しく、涙もろい。
山本耕史さん(アレックス・ルイ・アームストロング役)のコメント
役作りのため、とにかく筋トレをしました。
現場では山田さんや新田さんをはじめとしたキャストの皆さんとも筋トレの話をしましたし、本番前にも筋トレをするなど、身体を限界まで追い込みました。
ポージングをするシーンでは酸欠になりかけました(笑)。
世の中が大変な状況の中での撮影でしたが、皆で、ハガレンの完結、という一つの目標に向かって撮影しているんだなと日々感じ、とても良い現場でした。
オリヴィエ・ミラ・アームストロング(栗山千明)

アメストリス国軍少将。北のブリッグズ要塞を統括する、強さと美しさを兼ね備えた女戦士。「ブリッグズの北壁」という異名を持つ。アレックスは実の弟。
栗山千明さん(オリヴィエ・ミラ・アームストロング役)のコメント
原作が大好きで、1 作目が公開されたときに「羨ましいな」と思っていたので、今回、大好きなオリヴィエを演じさせていただくことができ、光栄な気持ちでいっぱいです!
最初に衣装を着たときは興奮しました。
少将らしいはっきりとした声にはもちろん、ちょっとした姿勢や角度にもこだわり、屈強なブリッグズ兵に囲まれた中で、男性の立ち姿に負けない姿を見せることを意識しました。
この作品の一員となれたのが、すごく嬉しいです。
マース・ヒューズ(佐藤隆太)
アメストリス国軍の中佐でしたが、志半ばで殺害されてしまいます。
軍上層部が絡む陰謀に気づき、同期で親友のマスタングに伝えようとしていた人物です。
佐藤隆太さん(マース・ヒューズ役)のコメント
前作で辛い別れをしたヒューズだったので、続編への出演が決まって本当に嬉しかったです。
今回も現場の空気感がとても良く、もっとヒューズを演じていたいと思いました。
登場シーンは限られていますがファンの方も多いキャラクターなので、僕が演じたヒューズが受け入れてもらえると嬉しいです。
前作でも文字通り共に戦った共演者の皆さんや、スタッフの皆さんと久しぶりに再会することもできて、刺激的な時間でした。
今回は一体どんなスケールの作品に仕上がっているのか、僕もとても楽しみにしています!
傷の男(スカー)(新田真剣佑)
額に大きな十字傷があることから、“傷の男(スカー)”と呼ばれる正体不明の男。
イシュヴァールの民の生き残りで、国家錬金術師を憎み、復讐のために皆殺しにしようとしています。
新田真剣佑さん(スカー役)のコメント
2部作の脚本をいただき、夢中になって読みました。
もともと一作目を観ていたのであの凄まじいクオリティの世界に飛び込めると思うととても楽しみでした。
スカーは強くて、怖いですが、うちに秘めるものが深く、ブレない強い芯があるところが魅力的だと感じました。
原作でも人気のスカー。
完成が楽しみです。
ヴァン・ホーエンハイム(内野聖陽)
エルリック兄弟の父親。
家族の元を去り、一人旅を続けていた凄腕の錬金術師。
お父様(内野聖陽)
人造人間(ホムンクルス)たちの生みの親。
“ある計画”を実行するため、彼らを影で指揮しています。
内野聖陽さん(ヴァン・ホーエンハイム役/お父様役)のコメント
漫画の名作とも言える「鋼の錬金術師」で、とても重要な役どころ、しかも敵対する役どころを、両方ともやらせて頂き、おもしろい経験をしました。
ホーエンハイムは、自分の子供たちや人類を守るために家を出て、国中の人々を犠牲にして完全な存在になろうと目論むお父様を阻止しようとします。
その真剣な姿は色っぽいけれど、普段はちょっと抜けたところがある愛すべきキャラクターです。
一方、敵のお父様は、全てを自分のものにしたいという強い野望を持っており、影があって何を考えているか分からない謎めいたキャラクターです。
この二人が同時に画面に登場するシーンは、特に面白かったです。
なぜなら、自分の演技に対するリアクションを自分で考えたりできるからです。
私が演じた二つのキャラクターが、同じ画の中にどう息づいているのか。
全ては、曽利監督のCGという幻想の世界の中なので、とても上がりが楽しみです。
漫画の名作がどう映像化されるのか、日本のCG技術の第一人者の監督さんの世界観にどっぷりと浸かったことはとても興奮する体験ですし、「鋼の錬金術師」のファンではない方にもとても期待していて欲しい作品ですね。
原作者荒川弘先生のコメント
一作目が、まだまだこれから!というところで終わったので、こうして完結編を作っていただき大変ありがたいです!
撮影現場も見学に行きました。エドとわちゃわちゃ遊んでるスカーさん、キックボードで撮影所内を軽やかに走り回るスカーさん等々裏では、すっかりなごみ系だった彼がスクリーンではいったいどうなっているのか、劇場で観るのが楽しみです!
(あとこれまた撮影所の隅っこでシャドーボクシングしてたハボと大佐がツボでした)
ー2022年4月4日『復讐者スカー』本編試写視聴後
実写映画1作目を観てからこのオリジナルキャストでの完結編を作ってほしいとずっと思っていたので、エドとアルの旅を最後まで描き切ってもらえて本当に嬉しかったです。
原作が凝縮されているので、イベントが目白押し。
本当に全部が見どころなので、原作ファンのみなさまにも是非観ていただきたいです。
アクションもとにかく凄くて、オープニングの列車内で、エドたちとシン組が戦うシーンからワクワクし通しでした。
中でもランファンはとてもカッコよかったです!
やっぱり映画は役者さんの演技が入るので、感動が全然違いますね。
エド役の山田くんも、益々演技の感情の幅が豊かになって、とても魅力的な主人公になっていました。
あと翼ちゃんの泣く演技には、もらい泣きしてしまいました。
でも、一番泣いたのはフー爺さんが「腕、ないのか」と言うところでしょうか。
自分で描いたお話なんですけど、CGの進歩の凄さと相まって、あぁ、実写だとこうなるんだなと、終始新鮮な気持ちで作品を楽しむことができました。
次は3作目の『最後の錬成』――スカーとブラッドレイの闘い、ホムンクルス組やお父様との最終決戦…等々もう見所だらけ、見所しか残ってません。
早く観たいですね!
映画『鋼の錬金術師 完結編』現場の裏話
生身の人間が演じるからこそ発生する現場でのトラブルや裏話を紹介!
最先端のCGやキャストたちのトレーニングについての知られざるエピソードです。
山田涼介さんらキャストたちの体作りへの挑戦
二部作の製作が決まると、山田涼介さんはクランクインの半年前からパーソナルトレーナーをつけて体作りを始めたそう。
スカー役の新田真剣佑さん、ロイ・マスタング役のディーン・フジオカさん、アレックス・ルイ・アームストロング役の山本耕史さんらも同様に、撮影に向けて本格的な体作りに挑観ました。
トレーニングはクランクイン後も続けられ、撮影現場には、最後までプロテインとミキサー、さらにトレーニングマシンまで設置され、撮影の合間にトレーニングが行われることに。
山田さんやディーンさんら前作にも登場したキャラクターの衣装は、筋肉で大きくなった体のためにサイズが合わなくなり、新たなものが用意されるという事態も発生!
原作の世界観を再現するための熱量が真剣なトレーニングに感じられます。
ロケーション撮影とCGで原作の世界を忠実に再現
撮影は東宝スタジオと千葉の鋸南町に作られたオープンセットの2か所を拠点に進められたそう。
スタジオではグリーンバックの撮影が中心だったため、原作、脚本や絵コンテを頼りにしながら、俳優たちは何もないスタジオで想像力を働かせるしかなかったといいます。
「いま吹雪いてます」、「ここは血の海を歩くようにしてください」といった声が監督から掛けられる中、そのイメージをつかもうとキャストたちは必死に試行錯誤を重ねました。
美術スタッフが手がけた大規模なオープンセットでは、原作の世界観を構築するために、建物には何十色ものペンキが塗られ、看板や壁に貼ってあるチラシなど装飾の細部に至るまで徹底的にこだわって制作されました。
その完成度の高さには、撮影現場を見学した原作者の荒川弘さんも驚いたほど!
撮影にはドローンも投入され、100人に及ぶエキストラが配置され、さらに、最先端CG によって背景等の調整が施されることで、原作の世界観のままに街並みが再現されたのです。
大迫力の予告編
崩れ落ちた遺跡の中に立つエドの後ろ姿と、何かを見上げるような横顔、そして激しい炎に包まれたマスタングのシルエットの映像に、「約束の日がもうそこまで迫っている。この国と国民は全て消滅する」という衝撃的なセリフから始まる緊張感のある冒頭から始まる予告編が解禁に!
復讐のために全ての国家錬金術師の抹殺を誓うスカーが登場し、エドとアルとの戦いが開始。
街中での激しいアクションシーンが続きます。
エドとスカーの掌がぶつかる瞬間に青い錬成反応の光がほとばしり、大迫力の錬金術アクションへの期待が高まる映像です。
続いて、「かつて国軍が実行した殲滅戦」というテロップと、「多くの国家錬金術師が人間兵器として駆り出された。私もその一人だ」というマスタングのショッキングなセリフに合わせて、激しい戦場の場面が映し出されます。
戦場を走り抜ける額の傷がない頃のスカーと不敵な表情で両手を広げるキンブリーに、マスタング、ホークアイ、ヒューズの3人が殲滅戦に疑問を持っていることが分かる会話と表情。
「じきにこの国にもひどいことが起こる」と話すホーエンハイムと、何かに気付いたエドが「まさか」とつぶやくカットが続き、何が起きようとしているのか、危機感を煽られます。
「この国に隠された秘密とは」というテロップが表示された後は、キング・ブラッドレイとリンの剣術の戦い、雪に覆われた巨大な要塞の爆破、砲弾を放つ戦車、「ことが終えた時には英雄になっているかもしれんぞ」と話すオリヴィエ、走る列車の上でのエドとエンヴィーとランファン、不穏なお父様の表情と「化け物か人か」というマスタングのセリフ。
さらに「生きて生きて生き延びて、僕たちは一緒に元の体に戻るんだろ」というアルの決意のセリフに真理の扉の前のアルの後ろ姿や、苦悶の表情で銃を構えるウィンリィ、右腕の機械鎧(オートメイル)が崩壊していくエドの姿と、気になるカットが畳みかけてきます。
ナレーションはアニメ版『鋼の錬金術師』でエドの声を演じる朴璐美さんが担当していて、「鋼の錬金術師」の世界観が伝わる大迫力の予告編が完成!
満を辞しての解禁となりました。
アニメ版エドとアルのコメント付特別予告編
声優の朴璐美さん&釘宮理恵さんの豪華なコメント付予告編が解禁されました!
アニメ版のエドとアルの兄弟からの応援コメントです。
こちらの予告編では、アニメ版『鋼の錬金術師』、『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』で主人公エドワード・エルリックを演じた朴璐美さんと、その弟アルフォンス・エルリックを演じた釘宮理恵さんが、エドとアルとして映画に期待と応援のコメントを寄せています。
これまで多くのファンに愛され続けてきたエドとアルの二人が、映画の公開を楽しみにしている様子が存分に伝わってきます。
最後の映画となる『完結編』の公開を前に、アニメと実写映画の奇跡のコラボが実現!
エドとアルは実写映画が公開することにはもちろん、超迫力の映像、描かれる数々の戦い、そして原作のストーリーが最後まで描かれるということに興奮を隠せない様子です。
映画『鋼の錬金術師 完結編』にかかわる用語集
コミックを読んでいない人や、うろ覚えだという人も用語集で『鋼の錬金術師』の世界観をチェック&おさらい!
映画に関連する用語を紹介します。
錬金術
物質の構成や形状を変化させて、新たなものに作り替える技術です。
無から有を生み出せるわけではなく、「等価交換」が原則。
何かを得ようとすれば、必ず同等の代価が必要になるということ。
基本的に、原材料と錬成後の質量と性質は同じでなければなりません。
国家錬金術師
軍から特権を与えられた錬金術のエキスパートのこと。
資格を得ると、莫大な研究資金や少佐相当の地位、そして“二つ名”を授与されます。
ただ、能力を軍のために使用することを約束させられることから、「軍の狗」と揶揄されることも。
賢者の石
錬金術師が追い求める、幻の術法増幅器。
錬金術の基本は「等価交換」ですが、この石の力によって法則を無視した思い通りの錬成が可能になるのです。
複数の生きた人間を材料とします。
真理の扉
最大の禁忌である人体錬成を試みた者が見ると言われる謎めいた扉。
扉を開けると真理を垣間見ることができますが「等価交換」の法則によって、“通行料”を支払うことになると言われます。
真理を見た者は、錬成陣なしに錬成を行えるように。
機械鎧(オートメイル)
金属で作られた義肢装具の総称。
末端神経に直接つなぐことにより、装着者の意志で自由に動かすことができます。
イシュヴァールの内乱によって市民の間にも広く普及しました。
人造人間(ホムンクルス)
「賢者の石」を核として作り出された生命。
五感を持ち、感情もあり、外見も人間と変わりました。
しかしその一方で、驚異的な特殊能力と再生能力を持っています。
人体錬成
錬金術において、人間は「肉体」と「魂」と「精神」の三つから成るといわれていて、理論上では人を造ることは可能とされていますが、自然摂理の法則に反するため、最大の禁忌とされています。
アメストリス
大陸の内陸部に位置する円形に近い形をした大国。
国土は中央と東西南北5つのエリアに分かれていて、アメストリス国軍が全土を統治する軍事国家です。
機械技術と錬金術が発展している国。
イシュヴァール殲滅戦
イシュヴァールの内乱を鎮圧するためもブラッドレイ大総統が命じた作戦。
大勢の国家錬金術師が「人間兵器」として軍に招集され、その凄まじい武力で内戦を終結に導きました。
セントラルシティ
アメストリスの心臓部にあたる巨大都市です。
軍の中央司令部など国家の中枢機関や施設が集まり、様々な文化や技術が交流しています。
リゼンブール
アメストリスの東部にある小さな村で、エルリック兄弟の故郷。
温暖な気候で、のどかな風景が広がっています。
ブリッグズ
北の大国ドラクマとの国境にそびえる山脈。
アメストリス側には強固な要塞が築かれ、オリヴィエ・ミラ・アームストロングが司令官を務めています。
クセルクセス王国
かつて栄華を極めた大国でしたが、一夜にして滅亡したという伝説の古代国家です。
アメストリスとシンの間にある巨大砂漠に遺跡が残されていて、錬金術や錬丹術を広めた賢者の伝説は、この地から生まれました。
シン国
アメストリスの遥か東に位置する、文化も人種も全く違う大国です。
50もの少数民族からなる多民族国家で、世界有数の人口を誇ります。
古い歴史に裏打ちされた独自の文化を発展させています。
錬丹術
シン国では錬金術をこう呼んでいます。
西の賢者が錬金術を伝えたことで急速に発展しました。
あらゆる物質に存在する「流れ」を利用し、力を送りこむことで発現し、特に医療に特化しています。
約束の日
お父様が国土錬成陣を発動させ、アメストリス中の人々を犠牲に巨大な賢者の石を作ろうと目論む“来たるべき日”のこと。
エドたちは「約束の日」と呼んで阻止しようとしています。
入場者特典が荒川弘先生描き下ろしイラストに決定
映画『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー/最後の錬成』の二部作連続公開を記念して、原作者の荒川弘先生が描き下ろすスペシャルイラストを、映画公開劇場の入場者特典として配布することが決定!
イラストの内容や仕様、配布時期や場所などの詳細は今後発表となる予定ですが、複数種類の描き下ろしが決定しているとのことで、ここでしか手に入らない超貴重なイラストになることは間違いありません。
どんなイラストになるのか、映画の公開が待ち望まれます。
大人気漫画「鋼の錬金術師」の連載開始20周年記念の新プロジェクト、実写映画二部作が連続公開されることが決定!
大迫力の予告編やビジュアルとあわせ、映画『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー/最後の錬成』を紹介しました。
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生原画・原稿300点以上の展示やグッズの販売も!池袋・サンシャインシティ『鋼の錬金術師展 RETURNS』
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©2022 荒川弘/SQUARE ENIX ©2022 映画「鋼の錬金術師2&3」製作委員会