2015年に放映開始された、ディズニー・チャンネルの映画『ディセンダント』シリーズのイヴィ役としてお馴染みのソフィア・カーソン。
そんなソフィア・カーソンが、2021年3月末にシングル『Fool’s Gold』をリリースしました。
ミュージック・ビデオ共々、これまでよりもグッと大人っぽいイメージを披露しファンを騒がせているソフィア。
今回は、そんなマルチな活動について、オンラインでインタビューを行いました☆
ソフィア・カーソン『Fool’s Gold』インタビュー
ソフィア・カーソンの名前を世界中に浸透させたのは、ほかでもなく映画『ディセンダント』シリーズ。
彼女の才能は演技力だけに限定されておらず、ダンサーでもあり、『ディセンダント』シリーズのサントラの中で歌声を披露していた通りに、音楽的な才能にも恵まれ、女優業と並行して、シンガー・ソングライターとして多数のシングルを発表してきました。
これまで一貫してダンサブルな曲を聴かせてくれたソフィア、『Foo’ls Gold』もやっぱりファンキーでアップビートなダンス・アンセムなのですが、クールで洗練されたサウンドといい、力強く自分の望みを主張する歌詞といい、従来の彼女とは雰囲気が違っていて、新しい扉を開いたことを物語る1曲です。
プロデューサーには、リアーナやセレーナ・ゴメスの数々のヒット曲を手掛けてきたスターゲイト、ミュージック・ビデオの監督にはやはり売れっ子のハンナ・ラックス・デイヴィスを起用。
この2021年の第一弾シングルで攻めの姿勢を打ち出したソフィアが、今の気分について話してくれました。
――ニュー・シングル『Fool’s Gold』へのファンの反応は上々のようですね。
そうね。
私はそもそも、ほんの3分間だけでも世界のどこかにいる誰かをハッピーにして、どこかに逃避させてあげられる曲で、2021年をスタートしたいと思ったの。
そして実際に世界中のファンからそういう反応が返ってきたから、本当にうれしいわ。
――この曲は、過去のシングルとは雰囲気が違っていて、新しいスタートを切るんだという意思が伝わってきます。
あなたが言う通り、これは新しい時代の到来を意味する曲であり、ひとつのラヴストーリーの始まりを歌っているの。
ミュージック・ビデオは火をコンセプトにしていて、火はまさに、何かの誕生や始まりを象徴している。
主人公は心の中で炎を燃やしている女性で、彼女はひとりの男性に惹かれているんだけど、話が出来過ぎているように感じられて、“play with fire(火遊び=危険なことに手を出す)”と表現できる状況なのかもしれない……と匂わせているのよ。
――『Fool’s Gold』からは同時に、“自分を愛する”というメッセージも聴こえてきますね。
そこを指摘してくれてありがとう。
自分を100%愛することができないのであれば、ほかの人を愛することは不可能だし、自分の心を委ねることもできないと私は前々から考えていて、曲の中にそんなメッセージを反映させたかったの。
――さて、映画『ディセンダント』が終了して、しばらく経ちます。今振り返ってイヴィという役についてどう感じていますか?
『ディセンダント』の最新シリーズが終わってから、私は様々なプロジェクトに取り組んできたけど、番組が放映されていなくても、イヴィは永遠に私の一部分であり続けるだろうし、世界中の大勢の女の子にとっても、大切な存在であり続けるはず。
そして、まさにそうやって番組と共に成長してきた女の子たちが、今私の音楽を聴いてくれているのよね。
だからイヴィと決別することは絶対にないし、イヴィを演じることで築いた土台があって、そこから進化していくことができるというのは、私にとってすごくエキサイティングなことだわ。
――では、ディズニー・ファミリーの一員として大切にしている価値観みたいなものはありますか?
私はウォルト・ディズニー・カンパニー、そして、イヴィと『ディセンダント』が象徴していたことを永遠に大切にしていくでしょうし、私自身の信条や価値観は、『ディセンダント』のメッセージと完全に一致していると思う。
例えば、ガール・パワーが美しく花開いていくイヴィのストーリーもそう。
鏡に映った自分の姿にとらわれない賢明な女性へと彼女が成長していく過程を見せて、世界中の女の子に、私たちの本質は心の中にあるのだと伝えてきたわ。
そういうメッセージを、今も愛しているの。
――俳優業とミュージシャン業のバランスは、どう取っていきたいですか?
当初は同時進行でやれるんじゃないかと思ったんだけど、やっぱり無理な時があるから、時間を区切ってどちらかに専念するようにしているわ。
例えば2カ月ずつひとつの仕事に集中するという形で。
そうすれば1年間に色んなことができるから。
次の映画『Purple Hearts』では音楽制作も担当するし、初めてプロデューサーも務めているの。
今まさに曲作りに着手しようとしているところよ。
――最後に、日本のファンへメッセージをお願いします!
日本に行くたびに私が受け取るLoveの素晴らしさは、言葉では言い表せないくらいよ。
だから日本のファンの応援に心から感謝して、「アイシテマス」と伝えたい。
日本が恋しいし、次回そちらに行って、みんなのために歌って、みんなを抱きしめられる日を楽しみに待っているわ!
(インタビュー/文:新谷洋子)