任せる親は小学生低学年10.8%から高校生58.9%へ増加!ヒカリナ 子どものお金管理とキャッシュレス利用に関する親の意識調査

子どものお金の使い方 調査メインビジュアル

記事ポイント

  • 子どもに管理を任せる親は低学年10.8%から高校生58.9%
  • 何らかの形で使い方を把握したい親は83.1%
  • 口座の銀行選び最多は「親自身が使っていた」37.8%

 

子どものお金への親の関わり方を探る「子どものお金管理とキャッシュレス利用に関する親の意識調査」の結果を、金融サービスのUXデザイン・リサーチを手がけるヒカリナが2026年8月の調査をもとにまとめました。

お小遣いなどの管理を子どもに任せる親は小学生低学年10.8%から高校生58.9%へ増える一方、何らかの形で使い方を把握したい親は83.1%にのぼります。

銀行アプリに求める親子向け機能や、子ども名義口座の銀行選びの理由も明らかになりました。

 

目次

ヒカリナ 子どものお金管理とキャッシュレス利用に関する親の意識調査

 

子どものお金の使い方 約8割の親が把握したい調査

 

  • 調査名:子どものお金管理とキャッシュレス利用に関する親の意識調査
  • 調査主体:ヒカリナ
  • 調査方法:インターネットリサーチ(スクリーニング調査と本調査の2段構成)
  • スクリーニング調査:全国の20~59歳の既婚男女で子どもがいる人3,563名(男性1,746名、女性1,817名)/2026年8月12日~8月13日
  • 本調査:小学生から高校生の子どもがいる人 有効回答982名(男性501名、女性481名)/2026年8月24日~8月31日。回収1,114名から、論理矛盾を含む回答など132名を除外

 

ヒカリナは、Webサービスやアプリの UI/UXデザインを手がけ、金融サービスのUXデザイン・リサーチも行うデザイン会社で、全国の20~59歳の既婚男女3,563名へのスクリーニング調査と、小学生から高校生の子どもがいる人への本調査(有効回答982名)を2026年8月に実施しました。

結果からは、子どもが成長して管理を任せるようになっても、親は使った金額や使い道を知っておきたいと考えていることが見えてきます。

調査サマリーの1点目は、お小遣いなど子どものお金の管理を「子どもに任せている」親が小学生低学年10.8%から高校生58.9%へ増えることです。

2点目は、使い方を何らかの形で把握したい小学生低学年~高校生の親が全体で83.1%にのぼり、子どもの年齢別でも77.5~85.1%と大きな差がないことです。

3点目は、管理を子どもに任せている親(n=317)でも「基本的には把握しなくてよい」は16.4%にとどまることです。

4点目は、銀行アプリで使いたい親子向け機能の上位が子ども名義口座の残高確認31.1%と利用履歴の確認25.4%だったことです。

5点目は、子ども名義口座を作る銀行を選んだ理由で「親自身がその銀行を使っていたから」が37.8%と最多だったことです。

 

年齢別 子どものお金の管理への親の関与度

 

お小遣いなどの管理について、全体では「ほぼすべて親が管理している」が27.7%、「基本的には子どもに任せている」が26.4%でした。

「ほぼすべて親が管理している」は小学生低学年44.6%、小学生高学年24.2%、中学生19.1%、高校生15.8%と学年が上がるほど下がります。

「基本的には子どもに任せている」と「ほとんど関与していない」を合わせた任せている親は、小学生低学年10.8%、高学年27.5%、中学生43.7%、高校生58.9%で、低学年と高校生の差は48.1ポイントです。

今後の関わり方では、「小学生までは親が管理し、中学生以降は少しずつ本人に任せたい」が30.1%、「中学生までは親が管理し、高校生以降は本人に任せたい」が27.1%、「高校を卒業したら本人に任せたい」が15.2%と、年齢に応じて任せていく考え方が目立ちます。

 

年齢別 子どものお金の使い方における親の把握範囲

 

何らかの情報を把握したい親、つまり「基本的には把握しなくてよい」「わからない」以外を選んだ親は83.1%でした。

年齢別では小学生低学年83.9%、小学生高学年85.1%、中学生84.9%、高校生77.5%で、任せる親が48.1ポイント増えても把握したい親の割合はほとんど変わりません。

全体の把握範囲は「月にいくら使ったかわかればよい」27.2%、「利用先・利用内容まで詳しく知りたい」24.5%、「利用金額と利用日がわかればよい」15.8%で、「基本的には把握しなくてよい」は8.9%、「わからない」は8.0%でした。

 

銀行アプリにあったら使いたい親子向け機能

 

銀行アプリにあったら使いたい親子向け機能は最大5つまでの複数回答で聞き、最多は「子ども名義口座の残高を親のアプリで確認できる」の31.1%でした。

続いて「子どもの利用履歴を確認できる」25.4%、「子どもの利用時に親へ通知が届く」18.5%、「利用上限を設定できる」18.3%、「親から子どもへアプリでお小遣いを送れる」16.1%、「一定金額以上の利用時に親の承認が必要になる」13.3%で、「特に使いたい機能はない」は23.4%です。

このほか「子ども自身が残高や支出を確認できる」11.6%、「毎月のお小遣いを自動送金できる」11.0%、「利用できるお店・サービスを制限できる」9.9%、「カードや決済機能を一時停止できる」9.2%も挙がりました。

残高確認と利用履歴の確認のどちらか一方でも選んだ親は44.3%で、小学生低学年43.6%、高学年47.2%、中学生42.7%、高校生43.1%と年齢差は大きくありません。

一方、「年齢に応じて親の管理範囲を変更できる」は5.7%、「子どもが成長したら本人管理に移行できる」は7.8%でした。

 

子どもの銀行口座を作ったきっかけ

 

子ども名義の銀行口座を初めて作ったきっかけは、「出産祝い・入学祝い・お年玉などを貯めるため」が46.8%で最多で、「子ども本人のお金として分けて管理したかったため」21.9%が続きます。

「将来の教育資金を貯める」18.9%、「学資保険や子どもの貯蓄の相談・手続きの流れ」17.1%も挙がり、子ども名義の銀行口座がないと答えた親は11.2%でした。

 

子どもの銀行口座の選定理由

 

口座を作る銀行を選んだ理由(最大3つ)は「親自身がその銀行を使っていたから」37.8%が最多で、「自宅や生活圏に店舗・ATMがあったから」23.1%、「日本全国どこにでもある金融機関で安心だから」15.5%が続きます。

「地元でなじみのある銀行だから」14.4%、「通帳で管理したかったから」8.4%のほか、「アプリやネットバンキングが使いやすそうだったから」は5.3%、「子ども向け・親子向けの機能があったから」は4.5%にとどまります。

 

親子向け機能が充実した銀行の利用意向

 

残高や利用履歴の確認など親子向け機能が充実した銀行があった場合、口座開設や利用を前向きに検討する回答は全体(n=982)で63.8%でした。

内訳は「子ども名義の口座開設を検討する」27.5%、「興味があるので何かのタイミングで検討したい」15.3%、「親子で利用する銀行として検討する」13.3%、「親自身の口座開設を検討する」7.7%です。

子ども名義の銀行口座を持つ親に限ると前向きな回答は69.4%に上がり、「特に使いたい機能はない」は16.7%にとどまりました。

子ども名義口座を持つ親の間では、利用を検討する意向に加えて具体的な機能への関心も見られます。

今後子ども名義口座を新たに作る、または増やすきっかけは、「子どもがお小遣いやお金を自分で管理するようになったとき」32.4%、「アルバイト代など本人の収入を受け取るようになったら」23.7%、「中学・高校など進学のタイミング」13.6%でした。

調査担当者は、管理を任せることと状況を知らなくてよいと考えることは親にとって別のことのようだと分析しています。

把握したい範囲も残高や利用履歴のニーズも年齢でほとんど変わらなかった点は意外だったとされ、子どもに管理を任せる場合でも親が必要に応じて状況を確認できる機能には一定のニーズがあると考えられるとしています。

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で読めます。

 

子どもが成長して管理を任されても、親が残高や利用履歴を確かめられる仕組みへの期待は、年齢を問わず根強いことが数字で示されています。

子どもの金融サービスを考える際の、親の本音を知る手がかりになる調査です。

 

※構成比は小数第2位を四捨五入しているため、内訳の合計と合算値が一致しない場合があります。

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