記事ポイント
- 孤独研究30年以上のロバート・コプランによる一冊
- 「悪い孤独」と「良いひとり時間」の違いを科学で解説
- 創造性・集中力・幸福感から子どものひとり時間まで網羅
ロバート・コプラン著、上杉隼人訳『最新科学が証明する ひとり時間のすごい力』が、株式会社河出書房新社(東京都新宿区、代表取締役:小野寺優)から発売中です(2026年9月18日発売)。
スマートフォンやSNSで常に誰かとつながれる時代に、子どもにも大人にも欠かせない「ひとり時間」を科学の視点から読み解く一冊です。
望まない「孤独」と自ら選んで過ごす「ひとり時間」の違いを軸に、創造性、集中力、メンタルヘルス、幸福感、リラックス、人との関係に与える影響をエビデンスとともにたどれます。
河出書房新社『最新科学が証明する ひとり時間のすごい力』

- 書名:最新科学が証明する ひとり時間のすごい力
- 著者:ロバート・コプラン
- 訳者:上杉隼人
- 仕様:四六判/並製/352ページ
- 発売日:2026年9月18日
- 税込定価:2,200円(本体2,000円)
- ISBN:978-4-309-23201-0
- 電子書籍:2026年11月以降に発売
『最新科学が証明する ひとり時間のすごい力』は、つながりすぎの現代で自分とのつながりを取り戻す方法を扱います。
著者は、孤独が人の心理にもたらす影響を文化の違いを超えて30年以上研究してきた心理学者のロバート・コプラン。
ひとりでいることを一律に寂しさや孤立と捉えず、本人が望まない孤独と、自分で選び取る心地よいひとり時間を分けて考えます。
「悪い孤独」を「良いひとり時間」に変える科学
心地よいひとり時間は、創造性や集中力を高め、心を休ませ、幸福感を育み、人との関係にもよい影響をもたらします。
本書は、孤独のメリットとデメリット、人見知りと内向性、社会からの引きこもりを整理しながら、ひとりで過ごす時間を健やかに活用する方法を解説します。
くつろぎや回復につながる自由、自分で選ぶ自律性、社会的な時間とひとりの時間の釣り合い、創造性を生む白昼夢やインキュベーション、フローまで、ひとり時間が持つ力を幅広く掘り下げます。
スマートフォンとの付き合い方では、デジタル・デトックス、FOMO、JOMOを取り上げ、テクノロジーがひとり時間を助ける面と邪魔する面の両方を考えます。
幼児期から思春期までの発達段階に応じたひとり時間や、独身という生き方、人と一緒にいながらひとりでいる時間も扱い、ひとり時間が人間関係を深める逆説にも触れています。
海外メディアのLibrary Journalは、内向的な人や内省的な人、騒がしい世界で静かな時間を求める人が、自身の内面の豊かさと静かな力を再発見できる一冊として評価しています。
『最新科学が証明する ひとり時間のすごい力』全13章
- 第1章 わたしはひとり――ひとりのすすめ
- みんなひとり
- ひとりの時間の過ごし方について本書が約束すること
- 第2章 わたしは今ひとりで過ごしていると思う――ひとりの時間は何であり、何ではないのか
- 「ひとりで過ごすこと」とは何か
- ひとりで過ごすことの逆説
- 第3章 ひとりでいるとなぜ悪く受けとめられるのか――わたしの仮説
- ひとりで過ごすことが「悪い」のは、人と一緒にいることが「よい」から
- 第4章 さびしい者たちだけではない――最悪のひとりの時間の過ごし方に向きあう
- 極端な社会的孤立からもたらされる悲劇
- 排斥は「サイバー急所」を蹴り上げられる痛さ
- あまりにも孤独で死んでしまいそうになる状態
- 第5章 まあ、ひとりでも十分?――ひとつの仮説
- ひとりで過ごすのはいいことなのか
- ひとりで過ごすことで得られる自由
- 「〜からの自由」としてのくつろぎと回復
- 「〜する自由」、自己決定理論、自律性
- 第6章 「ちょうどよい」孤独とは――ひとりでいることとゴルディロックスの原理
- 「ちょうどよさ」を得ることの重要性
- 社会的時間とひとりの時間のシーソーをどう釣り合わせるか
- 第7章 ひとりが好き? 引きこもり? 内向型? ああ!――ひとりを好むことをめぐるミームと現実
- ひとりは仲間、ふたりは人混み
- 内向型について改めて考える
- 第8章 ひとりで遊ぶことを学ぶ――ひとりの時間とうまく付きあう方法
- 孤独を好きなように楽しむ
- ひとりで過ごすとき、心が現実をつくる
- 練習でひとりの時間を最大限効果的に活用する
- ひとりで過ごし、人との交流を避けること
- 第9章 ひとりで行う――ひとりの時間はいかにして創造性を高めるか
- 自分の芸術のためにひとりで苦しむこと
- 自動運転、白昼夢、シャワー中のひらめき
- インキュベーション(孵化)と切り替え
- 流れに身をまかせること
- 第10章 わたし、わたし自身、AI――スマートフォンとひとりで過ごす方法
- 居場所のない世界でひとりにしないこと
- 技術的にひとりでいる状態
- 技術は助けになるか、邪魔になるか
- アンプラグのすすめ、デジタル・デトックス、FOMO、JOMO
- テクノロジーとの付き合い方
- 第11章 ひとりで育つこと――子供時代に健やかな「ひとりの時間」を育むには
- 母は知っている、ひとりで過ごすことを
- 幼児期のひとりの時間に、ひとりで遊ぶことを学ぶ
- 学童期から思春期にかけてのひとりの時間の過ごし方
- ひとりになるための「余白」をつくる
- 思春期のひとり時間で、ひとりでいる自分を見つける
- 第12章 ひとりでいること、あるいはともに過ごしながらひとりでいること――人との関係において、ひとりの時間をいかに見つけるか
- ひとりで生きる時代
- 独身という生き方を選ぶ
- ひとりで過ごすことの逆説を改めて考える
- ひとりの時間はいかにして人との関係を深めるか
- ひとりの時間を求めること
- 第13章 最後はひとり――ひとりで過ごすことの最終考察
- ひとりの時間を楽しみにする
- ひとりの時間の約束を自分でかなえる
全13章に続き、謝辞、訳者あとがき、参考文献、索引を収録しています。
ロバート・コプラン来日インタビュー

Web河出では、訳者がロバート・コプランに聞いた来日インタビュー「私たちに足りないのは『ひとり時間』だった!」を読めます。
書籍の背景にある研究や、科学的に正しいひとり時間の過ごし方を著者自身の言葉から深く知ることができます。
著者・訳者

著者:ロバート・コプラン
ロバート・コプラン(Robert Coplan)は心理学者で、カナダのカールトン大学教授。
30年以上にわたり、文化の違いを超えて孤独がもたらす影響を専門に研究し、孤独のメリットとデメリット、人見知りと内向性、社会からの引きこもりなどに焦点を当てています。
訳者:上杉隼人
上杉隼人(うえすぎ はやと)は翻訳者。
早稲田大学教育学部英語英文学科を卒業し、同専攻科を修了しています。
訳書に『「普通」ってなんなのかな』(文藝春秋)、『THE COMING WAVE AIを封じ込めよ』(日経BP)など多数があります。
ひとりで過ごす時間を孤立ではなく、自分を回復させ、創造性や幸福感を育てる時間として捉え直せる『最新科学が証明する ひとり時間のすごい力』。
つながり続ける毎日に「ちょうどよい」余白をつくるための、科学的で実践的な視点が詰まった一冊です。
※電子書籍は2026年11月以降に発売されます。詳細は各電子書籍ストアで確認できます。
画像提供:河出書房新社








