記事ポイント
- Abnormal AIが行動解析AIをID・AI領域へ拡張
- 新製品「Identity Threat Protection」等3製品を発表
- 「AI App Store」で各製品をワンクリック導入可能
Abnormal AIは、行動解析セキュリティプラットフォームをエンタープライズ企業全体に拡張する新製品「Identity Threat Protection」「AI Governance」「Infiltration Prevention」の3製品を発表しました。
これにより、すでに4,500社以上の顧客を保護している行動解析AIの保護範囲が、ID、AIシステム、採用プロセスへ広がります。
Abnormal AI「Identity Threat Protection」「AI Governance」「Infiltration Prevention」
- 提供開始:2026年8月3日
- 製品:Identity Threat Protection、AI Governance、Infiltration Prevention、AI App Store
Abnormalは約10年にわたり、あらゆるIDの正常な行動を学習し、そこからの逸脱や攻撃の兆候を検知することで組織を保護してきました。
今回、メール、サインイン、コミュニケーションの各シグナルを基盤としてきた行動解析の強みを、エンタープライズ企業全体のID攻撃対象領域へと拡張します。
Identity Threat Protection
MFA未設定のアカウントや過剰な権限を持つサービスアカウントなど、攻撃者に狙われやすい弱点を洗い出し、リスクの高さに応じてランク付けします。
AiTM攻撃フィッシングからOAuthの不正利用まで、実際の攻撃手法を各顧客環境にマッピングする「Threat Library」を動的に更新します。
ID、SaaS、メールの各シグナルを組み合わせることで、認証を通過した後のセッション内に潜む侵害を検知・修復し、不審なパスワードやMFAのリセット要求からヘルプデスクを保護します。
AI Governance
社内で使われているAIツール、エージェント、チャットを可視化し、セキュリティチームに段階的な統制権限を与えます。
従業員によるAI活用がセキュリティチームの追跡能力を上回るペースで進む中、承認済み・未承認を問わずすべてのAIツールを発見し、スコアリングし、ガバナンスを効かせます。
メールやIDの保護に使われているシグナルと同じ仕組みで環境内の新しいAIツールを検出し、各ツール・エージェントごとに行動解析のベースラインを確立します。
エージェントが本来の役割を大きく超えた権限を突然取得するといった逸脱を検知した際には、顧客が設定したポリシーを自動的に適用します。
Infiltration Prevention
採用活動における国家の関与が疑われる人物などのなりすまし候補者を、社内アクセス権を付与する前に見極めます。
GreenhouseやWorkdayといった採用管理システムと直接連携し、VoIPの発着信専用番号やVPNによる位置情報の偽装、Abnormalの脅威インテリジェンスに繰り返し登場する同一人物など、偽装されたIDの背後にある行動パターンを特定・関連付けます。
疑わしい個人だけでなく大規模な組織的キャンペーンについても検出し、セキュリティチームが対応を判断できるエビデンスブリーフを作成します。
AI App Store
Abnormal Portal内の中心的なインターフェースとして提供され、セキュリティチームはAbnormalの行動解析AI基盤上に構築された各製品をワンクリックで閲覧・トライアル・導入まで行えます。
Abnormal AIの共同創業者兼CEOであるEvan Reiserは、認証プロセスを回避して信頼されたIDを乗っ取る攻撃者や、ガバナンスの整備が追いつかないAIの導入、採用面で人物を偽装する国家主導型の攻撃者といった課題は、いずれもIDと行動を理解することに帰着すると述べています。
Black Hat USA 2026では、Expo Hallのすぐ外にある「Abnormal Arcade」でこれらの新製品が展示されます。
行動解析AIによってID、AI、採用プロセスまで攻撃対象領域をカバーする「Identity Threat Protection」「AI Governance」「Infiltration Prevention」の紹介でした。
よくある質問
Identity Threat Protection、AI Governance、Infiltration Prevention、AI App Storeはいつから提供されますか?
2026年8月3日より提供開始予定です。
各製品はどのような場面で使えますか?
Identity Threat ProtectionはID侵害の未然防止、AI GovernanceはAIツールの可視化と統制、Infiltration Preventionは採用時のなりすまし検知に使えます。
Abnormal AIはどれくらいの企業に導入されていますか?
2026年7月時点でフォーチュン500企業の25%以上を含む4,500社以上の顧客を保護しています。
AI App Storeとは何ですか?
Abnormal Portal内のインターフェースで、各製品をワンクリックで閲覧・トライアル・導入できる仕組みです。







