記事ポイント
- 親の熱中症を65.9%が不安視、室内環境確認は38.4%にとどまる
- 実家のエアコン年式を28.0%が把握しておらず10年超も約3割
- 2027年省エネ基準やスマートエアコンの認知度も5割未満
SAFELYは、実家に親が住んでいる全国男女1,000人を対象に「実家のエアコンと熱中症リスクに関する実態調査」を実施しました。
親の熱中症リスクについて「やや不安」「非常に不安」と回答した人は合計65.9%にのぼった一方、夏場の親の体調確認方法は「特に確認していない」が38.4%と最多で、電話・LINEでの確認も28.2%にとどまりました。
SAFELY「実家のエアコンと熱中症リスクに関する実態調査」
- 調査名称:実家のエアコンと熱中症リスクに関する実態調査
- 調査主体:SAFELY(セーフリー)
- 調査対象:実家に親が住んでいる全国男女1,000人
調査は、実家で暮らす親を持つ人を対象に、実家のエアコンの状態や熱中症への意識を尋ねる形で行われました。
屋内での熱中症、エアコンがあっても油断できない実態
令和6年の熱中症搬送者は過去最多の97,578人(消防庁)に達し、最多発生場所は住居でした。
東京大学と東京都監察医務院の研究では、屋内熱中症死亡1,295例のうち213例がエアコンの故障または不適切な使用によるものと推測されており、エアコンが稼働していたにもかかわらずホコリ詰まりで風が出ていなかったケースも含まれています。
死亡者の60.1%は60代以上の一人暮らしで、エアコンをつけているから大丈夫という認識が見えにくいリスクを生んでいる可能性があります。
電話確認だけでは分からない室内の実際の状態
電話では室内が実際に涼しいかどうかは把握できません。
高齢者は暑さを感じにくく、同研究ではエアコンがついていた84例の中に、温度設定は28度になっていたが暖房設定になっていたケースも報告されています。
「元気だよ」という返事は、エアコンが正常に動いている証拠にはなりません。
実家のエアコン年式、28.0%が把握できていない
実家のエアコンの年式を把握していないと答えた人は28.0%、把握している人のうち10年以上経過している可能性がある家庭も約3割に達しました。
エアコンの寿命は一般的に10年程度とされ、10年を超えると冷房性能の低下や故障リスクが高まります。
実家のエアコンの不調(冷えない・異音・水漏れなど)に気づいたことがあると答えた人は29.3%で、約3人に1人がすでに何らかの異変を感じていました。
2027年省エネ基準問題、41.9%が「知らなかった」
経済産業省は2027年度から家庭用壁掛けエアコンの省エネ基準を大幅に引き上げることを決定しており、今回の調査では41.9%がこの問題を知らなかったと回答しました。
基準未達モデルが直ちに販売禁止になるわけではありませんが、業界内では低価格帯モデルの供給減少・価格上昇を見込む声もあります。
実家のエアコンを直近1〜2年以内に交換する予定はないと答えた人は63.1%、検討中は20.3%にとどまりました。
交換をためらう理由は費用が高い36.8%、必要性を感じていない36.7%がほぼ同率で1位でした。
離れていても操作できる「スマートエアコン」、認知は54.3%が「知らない」
実家のエアコン交換の選択肢としてスマートエアコンがあります。
専用アプリで離れた場所から室温確認・遠隔操作が可能で、親がリモコン操作を誤っても家族が設定し直せます。
今回の調査では、この機能を知らなかった人が54.3%と過半数を占めました。
設置には電気工事が必要となる場合があり、有資格業者による施工が求められます。
お盆前に実家のエアコンを確認する3つのポイント
冷えの弱まり・異音・水漏れなどのサインは、買い替え時期の目安の一つとされ、エアコンの年式・動作状態を目で直接確認することが対策になります。
エアコン2027年問題による今後の価格動向を踏まえ、交換を検討している場合は現行モデルの在庫があるうちに情報を集めておく方法もあります。
スマートフォンで室温確認・遠隔操作ができる機種は、離れた場所からの見守りにも活用されています。
設置には専用コンセントの増設など電気工事が必要となる場合があり、電気工事士の資格を持つ業者による施工が求められます。
実家のエアコンの状態を目で確かめ、必要な対策を早めに取ることが、離れて暮らす親の熱中症予防につながります。
SAFELY「セーフリー」の紹介でした。
よくある質問
スマートエアコンの設置には何が必要ですか?
専用コンセントの増設など電気工事が必要となる場合があり、電気工事士の資格を持つ業者による施工が求められます。
エアコンの交換をためらう理由は何ですか?
費用が高いが36.8%、必要性を感じていないが36.7%でほぼ同率の1位でした。
実家のエアコンの不調に気づいた人はどれくらいいますか?
冷えない・異音・水漏れなどの不調に気づいたことがあると答えた人は29.3%でした。
2027年問題で価格はどう変わりますか?
基準未達モデルが直ちに販売禁止になるわけではありませんが、業界内では低価格帯モデルの供給減少・価格上昇を見込む声があります。








