記事ポイント
- AIドリブン開発で欠落しやすいテスト観点(入力値バリデーション・準正常系処理・画面イベント・I/Fバッチ連携)をAI補完テストで網羅
- AI生成設計書に第三者視点の自動評価・整合性チェックを組み込む設計書高度化機能を2026年5月22日より追加
- 特許第6902814号を取得済みのEsplatが、納期・コスト・品質の三軸を同時に解決する開発アプローチを提示
生成AIを活用した開発が普及する中、テスト観点の欠落や設計不良の見落としという「品質の空白」が業界全体の課題として浮上しています。
アミフィアブルは2026年5月22日、テスト自動化プラットフォーム「Esplat(エスプレット)」にAIドリブン開発(AIDD:AI-Driven Development)対応の機能拡張を実施します。
設計書の高度化と網羅的なAI補完テストを組み合わせ、納期・コスト・品質の三軸を構造的に解決する仕組みを提供しています。
アミフィアブル「Esplat」

- サービス名:Esplat(エスプレット)
- 提供:アミフィアブル株式会社
- 機能拡張実施日:2026年5月22日
- 特許:特許第6902814号(2021年6月取得)
AIドリブン開発では、品質要件が厳密になるほどAIへの指示・テストケース・参考資料が膨大になり、トークン消費量が増加します。
初期想定を大きく上回るコストが発生しやすく、品質向上と費用削減の両立が困難になる構造的な課題があります。
Esplatは、このコスト逸脱という問題に対して設計高度化と網羅的なAI補完テストを組み合わせた機能拡張で対応しています。
Esplatは2021年6月に特許第6902814号を取得した自社開発プラットフォームで、テスト工程をAIで自動化する仕組みを持ちます。
今回の機能拡張により、設計書のAI自動評価・整合性チェックと、AIDDサイクルへの包括的なテスト組み込みという2つの機能が加わっています。
設計書の高度化

AIDD標準アプローチとEsplatアプローチを2列フローで並べ、AI自動生成設計書に第三者検証・整合性チェックを加える設計高度化の仕組みが図解されています。
AIDDでは設計から開発までの工程が飛躍的に高速化される一方、AIがAIを検証する構造では設計不良の検知が困難になるという問題が生じます。
アミフィアブルはこれまで、設計書をインプットとしたテスト自動化を多数の現場で実施した実績を持ちます。
そのノウハウを活用し、AIが生成した設計書に対して自動評価と整合性チェックを実施することで、設計不良の早期検知を可能にしています。
AI補完テスト

AIDD標準サイクルに網羅的なAI補完テストを組み込んだ構成が示されています。
AIによる自動テストのみでは、入力値バリデーション・準正常系処理・画面イベント・I/Fバッチ連携といったテスト観点が抜け落ちる傾向があり、Esplatはこれらをカバーする補完テストをAIDDサイクルに追加しています。
入力値バリデーションはデータ入力値の妥当性チェック、準正常系処理はエラーやタイムアウトなどの例外状況への対応、画面イベントは画面遷移・ボタン操作などのユーザーアクション、I/Fバッチ連携は外部システムとの接続およびバッチ処理の実装を指します。
これらは業務システムの品質を左右する重要な観点であり、未実施のままリリースすると信頼損失につながるリスクがあります。
開発アプローチの構造的比較

Esplatの機能拡張は、AIDDを適用しようとしているSIerおよび内製開発体制を持つ事業会社を主な対象として設計されています。
納期面ではAIDDの高速化をそのまま活かしてシステムのリリース速度を向上させ、コスト面では網羅的なAI補完テストにより手作業による検証工数を最小限に抑えます。
品質面ではテスト観点を網羅することで、従来手法では見落とされやすいリスクを事前に予防しています。
設計書をインプットとしたテスト自動化の実績に基づき、AIコンサルタント・ITコンサルタント・エンジニアが連携して課題解決に対応しています。
QAチームの立ち上げやテスト推進のPMO、設計書・業務の標準化支援といった総合的な品質管理コンサルティングも合わせて提供しています。
特許第6902814号を取得した設計高度化機能とAI補完テストを組み合わせたEsplatは、入力値バリデーションや準正常系処理など従来のAI自動テストで欠落しやすい4分野の観点を体系的に補完します。
2026年5月22日より機能拡張が適用され、SIerと内製開発体制を持つ事業会社の双方に対して納期・コスト・品質の三軸を同時に実現する環境を提供しています。
アミフィアブル「Esplat」の紹介でした。
よくある質問
Q. AI補完テストで網羅される主なテスト観点は何ですか?
A. 入力値バリデーション(データ入力値の妥当性チェック)、準正常系処理(エラーやタイムアウトなどの例外状況への対応)、画面イベント(画面遷移・ボタン操作などのユーザーアクション)、I/Fバッチ連携(外部システムとの接続およびバッチ処理の実装)の4項目が、AIDD標準の自動テストで欠落しやすい主な観点として挙げられています。
Q. Esplatの特許番号と取得時期はいつですか?
A. 特許第6902814号として2021年6月に取得されています。