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ガラスなしで国宝複製を間近に見られる! 東京国立博物館「日本美術のとびら」

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記事ポイント

  • 約12万件のコレクションから当日展示中の作品をリアルタイムでマッチングする新コンテンツ「とーはくワンダーウォール」が2026年6月30日に登場します
  • 研究員推薦・抽選形式など6種類の切り口から「その日の一点」を提案し、日本語・英語・中国語・韓国語の4か国語に対応しています
  • 国宝の高精細複製品をガラスケースなしで間近に鑑賞できるコーナーも継続して展示されます

 

東京・上野公園にある東京国立博物館(以下、東博)本館1階B室の体験型展示「日本美術のとびら」が、2026年6月30日(火)にリニューアルオープンします。

新設コンテンツ「とーはくワンダーウォール」は「一期一会」をコンセプトに、約12万件に及ぶ膨大なコレクションの中から来館当日に展示されている作品をインタラクティブに紹介する仕組みを備えています。

リニューアル工事のため5月18日(月)から6月29日(月)まで閉室中で、6月30日より再開します。

 

東京国立博物館「日本美術のとびら」

 
「とーはくワンダーウォール」展示室内イメージ

 

  • リニューアルオープン日:2026年6月30日(火)
  • 会場:東京国立博物館 本館1階B室(東京都台東区上野公園13-9)
  • 開館時間:9:30〜17:00(入館は閉館30分前まで。毎週金・土曜日は20:00まで開館)
  • 休館日:月曜日(祝日・休日の場合は開館し翌平日休)、年末年始、その他臨時休館
  • 観覧料:一般1,000円、大学生500円、高校生以下無料(東博コレクション展)

東博には国宝・重要文化財を含む約12万件のコレクションがありますが、ある一日に展示されている文化財は約3,000件です。

保存上の理由から定期的に展示替えが行われるため、同じ文化財に再び出会えるとは限りません。

「日本美術のとびら」のリニューアルでは、その一期一会の性質をコンテンツの中核に据え、来館者が当日確実に見られる作品との出会いをデジタル技術で演出する展示室へと刷新されます。

コンテンツ制作は内田洋行とパワープレイスが担当しています。

入室は東博コレクション展観覧料または当日有効な特別展観覧料(一般1,000円・大学生500円・高校生以下無料)で対応しています。

 

150年の歴史と名品をめぐるスペシャル映像

 
「とーはくワンダーウォール」スペシャルムービーの1シーン

 

「とーはくワンダーウォール」の前半は約2分間のスペシャル映像です。

1872年の湯島聖堂博覧会から2022年の創立150周年に至るまでの歩みを軸に、日本およびアジアの文化財が持つ広がりを映像と音楽で表現しています。

「松林図屏風」や「古今和歌集(元永本)」、「遮光器土偶」など東博を代表する名品が登場し、時代やジャンルを超えた多彩なコレクションの輪郭を伝えます。

 

「きょう、出会う一点」へ導く体験型インタラクティブコンテンツ

 
「とーはくワンダーウォール」インタラクティブコンテンツの体験イメージ

 

後半は体験型インタラクティブコンテンツです。

研究員が選び抜いた名品を紹介する「研究員の推しと出会う!」コーナーや、ガラポンのようにくじを回すコーナーなど、6種類の切り口からランダムに選ばれた4つのコンテンツが表示されます。

東博のウェブ情報や収蔵品データベース「ColBase」と連動し、当日展示中の約3,000件の作品情報をリアルタイムで反映しながら「あなたへのおすすめの一点」を提案する仕組みになっています。

日本語・英語・中国語・韓国語の4か国語に対応しており、国内外の来館者が直感的に操作できます。

コンテンツは来館のたびに異なる組み合わせで生成されるため、訪れるたびに別の一点と出会える構成です。

 

高精細複製品と出会う(継続展示)

 
全て【高精細複製品】 左から 国宝「花下遊楽図屏風」 (展示期間:~5/17)、 国宝「納涼図屏風」 (展示期間:6/30~8/30)、「焔」 (展示期間:~8/30)

 

文化財活用センター〈ぶんかつ〉が企業等と連携して制作した高精細複製品を、ガラスケースなしで展示するコーナーです。

最新のデジタル技術と伝統的な職人の技によって本物そっくりに仕上げられた屏風・掛け軸の複製品を、細部まで間近で確認できます。

6月30日のリニューアルオープン以降は、国宝「納涼図屏風」の高精細複製品(展示期間:6月30日〜8月30日)と「焔」(展示期間:〜8月30日)が季節にあわせて展示されます。

本物の文化財は光・熱・湿度の影響を受けやすく、年間展示日数に制限が設けられています。

名品であるほど他館への貸し出し依頼も多く、東博で展示されるのは数年に一度という作品もあります。

高精細複製品コーナーでは、そうした名宝の質感や細部をガラス越しではない距離感で確かめられる機会が年間を通じて提供されます。

 

6月30日のリニューアルオープンで、「とーはくワンダーウォール」の4か国語インタラクティブコンテンツと高精細複製品の近距離鑑賞という二つの体験が同時に提供されます。

約12万件のコレクションを持ちながら「その日だけの出会い」を軸に設計された展示室は、リピート来館のたびに異なる一点との接点を生み出します。

東京国立博物館「日本美術のとびら」の紹介でした。

 

よくある質問

 

Q. リニューアル期間中、「日本美術のとびら」は見学できますか?

 

A. 2026年5月18日(月)から6月29日(月)まではリニューアル工事のため閉室しています。

6月30日(火)より再開します。

 

Q. 「とーはくワンダーウォール」のインタラクティブコンテンツは毎回同じ内容ですか?

 

A. 6種類の切り口の中からランダムに4つが選ばれ、当日展示中の約3,000件の作品情報と連動してリアルタイムに生成されます。

来館のたびに異なる組み合わせで表示されます。

 

Q. 高精細複製品コーナーで6月30日以降に展示される作品は何ですか?

 

A. 国宝「納涼図屏風」の高精細複製品が6月30日から8月30日まで、「焔」の高精細複製品が8月30日まで展示されます。

いずれもガラスケースなしで鑑賞できます。

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