親子で始める暑さ対話の一冊! 講談社 あちちち地球とだいじなやくそく! ニコとサクのだいぼうけん

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親子で始める暑さ対話の一冊! 講談社「『あちちち地球とだいじなやくそく! ニコとサクのだいぼうけん』」

投稿日:2026年4月19日 更新日:

記事ポイント

  • 4月11日に静岡市駿河区で最高気温30.3℃を記録し、本州で2026年初の真夏日となったこと
  • 気象庁が4月17日から最高気温40℃以上の日を「酷暑日」と定義し、新たな予報用語として採用したこと
  • 講談社の科学絵本『あちちち地球とだいじなやくそく! ニコとサクのだいぼうけん』が、親子で温暖化を考える入り口になること

4月に30℃を超える暑さが各地で観測され、春とは思えない高温が現実のものになっています。

こうしたなか気象庁は、40℃以上の日を新たに「酷暑日」と定義します。

講談社から刊行中の科学絵本『あちちち地球とだいじなやくそく! ニコとサクのだいぼうけん』は、親子で暑さと地球温暖化を話し合うきっかけになる一冊です。

 

講談社「『あちちち地球とだいじなやくそく! ニコとサクのだいぼうけん』」

 
『あちちち地球とだいじなやくそく! ニコとサクのだいぼうけん』書影

 

  • 書名:あちちち地球とだいじなやくそく! ニコとサクのだいぼうけん
  • 作:こさかしほ+モノガタリラボ
  • 絵:坂井 治
  • 出版社:講談社
  • 判型:A4変型
  • ISBN:978-4-06-540270-2
  • 定価:1,870円(税込)
  • 対象:小学校中学年〜小学校高学年向け

2026年2月に講談社から刊行された本作は、地球温暖化と暑さのしくみを子どもの視点で考える科学絵本です。

主人公は温暖化の原因として語られることが多い二酸化炭素で、「暑さはどうして起きるの?」という問いを物語としてたどれる構成です。

制作には300人の子ども編集者が関わっており、親が説明しにくい環境問題を親子で一緒に考える入口としても注目を集めています。

 

4月の真夏日

 
4月なのに30℃を超えた異例の暑さを伝えるビジュアル

 

2026年4月11日には、静岡市駿河区で最高気温30.3℃を観測しました。

本州で2026年初の真夏日であり、静岡で4月に30℃を超えたのは2007年以来19年ぶりです。

当日は上空に非常に暖かい空気が流れ込んだことに加え、日射とフェーン現象が重なったとみられています。

全国では150地点以上で25℃以上の夏日を記録し、東京でも2026年初の夏日となります。

 

酷暑日という新指標

 
気象庁が40℃以上の日を酷暑日と定義したことを伝える画像

 

  • 夏日:最高気温25℃以上
  • 真夏日:最高気温30℃以上
  • 猛暑日:最高気温35℃以上
  • 酷暑日:最高気温40℃以上

気象庁は2026年4月17日、最高気温40℃以上の日を「酷暑日(こくしょび)」と定義し、予報用語として正式に採用しました。

背景には、40℃以上を観測する地点が毎年のように現れていることと、従来の「猛暑日」では危険性を十分に伝えきれない状況があります。

体が暑さに慣れていない4月は、季節外れ熱中症のリスクが高い時期でもあり、暑さの前倒しが長期化する夏の兆しとして警戒されています。

 

2026年夏の見通し

 
2026年夏に全国で酷暑日が発生する可能性を示すイメージ

 

  • 2026年4月の高温見通し:東海地方以西で10年に一度レベルの高温の可能性
  • 2026年夏の酷暑日予想:全国で延べ7〜14地点

日本気象協会は、2026年4月について東海地方以西で10年に一度レベルの高温になる可能性があると発表しています。

長期解析では、2026年夏に全国で延べ7〜14地点において40℃以上の酷暑日が発生する可能性も示されます。

世界気象機関、米国海洋大気庁、欧州中期予報センターは、2026年夏にエルニーニョ現象が発生、発達する可能性が高いと予測しています。

地球温暖化による気温上昇にエルニーニョの影響が重なることで、記録的な猛暑や40℃級の危険な暑さが現れるおそれがあります。

 

親子で考える入り口

 
温暖化を子どもにどう伝えるかを考える親子向けのイメージ

 

本作は、国連が提唱するメディア・コンパクトの考え方や、地球温暖化を1.5℃に抑える「1.5℃の約束」を絵本の形で伝える試みでもあります。

「どうして地球はこんなに暑いの?」「わたしたちにできることは?」という子どもの問いに、正解を押しつけず一緒に考える時間を生み出す内容です。

NetGalleyでは、低学年にも伝わりやすく高学年にも刺さる内容、自由研究や総合学習にも活用しやすい科学絵本として高評価が寄せられます。

二酸化炭素を一面的な悪者として描かず、冒険物語として環境問題を自分ごとに引き寄せる構成も、この本ならではの読みどころです。

4月の真夏日や新たな「酷暑日」という言葉は、未来の話ではなく、すでに始まっている暑さの変化を示しています。

親がニュースをきっかけに子どもと話したいと感じたとき、本書は難しいテーマを言葉にする助けになりそうです。

気象の変化と暮らしのつながりを、家庭で見つめ直すきっかけになる一冊。

講談社「『あちちち地球とだいじなやくそく! ニコとサクのだいぼうけん』」の紹介でした。

 

よくある質問

 

Q. 酷暑日とはどのような日のことですか?

 

A. 酷暑日は、気象庁が2026年4月17日に新たに採用した予報用語で、最高気温が40℃以上の日を指します。

猛暑日では危険性が伝わりにくい状況を受けて定義されます。

 

Q. この絵本は何歳くらいの子ども向けですか?

 

A. 対象は小学校中学年から小学校高学年向けです。

A4変型の読みやすい判型で、温暖化や暑さのしくみを親子で考える最初の一冊として活用できます。

 

Q. この本の特徴は何ですか?

 

A. 二酸化炭素を主人公に据え、300人の子ども編集者とともに「暑さはどうして起きるのか」を考える構成が特徴です。

難しい環境問題を物語として自然に理解しやすい内容です。

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