記事ポイント
- サイレックス・テクノロジーがNXP i.MX 95搭載の産業用エッジAI SoM「EP-200N」を発表
- 医療・産業現場向けに長期供給性・広温度範囲対応・セキュリティを前提設計
- Wi-Fi 6E対応モジュールと組み合わせ、NXPプラットフォームで統一したシステム構築が可能
サイレックス・テクノロジーが、NXP Semiconductors製 i.MX 95アプリケーション・プロセッサを搭載した次世代産業用エッジAI SoM「EP-200N」を発表します。
医療・産業分野で求められる長期供給性・高信頼性・セキュリティを備えながら、Wi-Fi 6E対応モジュールとの組み合わせでNXPプラットフォームに統一した一貫性の高いシステム設計が実現します。
サイレックス・テクノロジー「EP-200N」

- 製品名: エッジAI SoM「EP-200N」
- メーカー: サイレックス・テクノロジー株式会社
- 搭載プロセッサ: NXP i.MX 95(6×ARM Cortex-A55 / 最大1.8GHz、NPU・GPU・ISP統合)
- メモリ / ストレージ: 8GB LPDDR5 / 32GB eMMC
- 動作温度: -40℃〜85℃
- 展示会: 組込み・エッジ・IoT開発 EXPO(2026年4月8日〜10日、東京ビッグサイト 西3ホール W22-52)
産業グレード設計:長期運用とセキュリティを両立
EP-200Nは、i.MX 95アプリケーション・プロセッサの長期供給ロードマップを活かし、ライフサイクルの長い産業機器に求められる部材継続性とソフトウェアアップデートを重視した設計となっています。
動作温度は-40℃〜85℃の広温度範囲に対応し、医療イメージング装置や産業ロボット、社会インフラ向けエッジゲートウェイなど、過酷な環境下での安定稼働が求められる用途に対応します。
脆弱性管理を含むセキュリティ確保も設計段階から支援しており、産業グレードの信頼性と安全性を同時に実現しています。
豊富なインタフェースと拡張性
EP-200Nは産業・医療現場で求められる多様な接続ニーズに応える豊富なインタフェースを搭載しています。
Ethernetは2×GbEと1×10GbEを備え、カメラ入力は最大2×MIPI CSI-2(最大8仮想チャネル)、ディスプレイ出力はDSI/2×LVDSに対応します。
さらにUSB 3.0、2×PCIe Gen3(1レーン)、5×CAN(CAN FD)、SPI/UART/I2C/GPIO/I2Sなど、FAコントローラやマシンビジョン検査システムへの組み込みにも柔軟に対応できます。
Wi-Fi 6E拡張:NXPプラットフォームで統一
カスタムキャリアボード設計やSMARCフォームファクター展開など、無線接続が必要な構成では、サイレックスのWi-Fi 6E(6GHz)対応モジュール「SX-SDMAX6E」との組み合わせが利用できます。
EP-200NにはSX-SDMAX6E向けに最適化されたドライバーがあらかじめ統合されているため、導入時のドライバー移植・検証工数を最小限に抑えられます。
SoM側のi.MX 95とWi-Fiモジュール側のNXP IW623チップセットをNXPプラットフォームで統一することで、プラットフォームから無線接続まで一貫性の高いシステム設計が可能です。
Yocto Linux SDKによる無線スタック検証もサポートしており、開発・導入から運用まで一貫したサポート体制が整っています。
EP-200Nは、産業ロボット・FAコントローラ・マシンビジョン検査から医療イメージング装置・可搬型医療機器まで幅広い用途に対応できます。
長期供給性と広温度範囲対応により、ライフサイクルの長い産業機器への組み込みが安心して行えます。
NXPプラットフォームで統一されたSoMと無線モジュールの組み合わせにより、開発工数の削減と高い一貫性のシステム設計が実現します。
サイレックス・テクノロジー「EP-200N」の紹介でした。
よくある質問
Q. EP-200Nはどのような用途に適していますか?
A. 産業ロボット・FAコントローラ・マシンビジョン検査、医療イメージング装置・可搬型医療機器、社会インフラ向けエッジゲートウェイ・HMI表示端末、スマートセンサー・分散エッジノードなど、長期運用と高信頼性が求められる産業・医療分野の幅広い用途に対応しています。
Q. Wi-Fi機能を追加するにはどうすればよいですか?
A. サイレックスのWi-Fi 6E(6GHz)対応モジュール「SX-SDMAX6E」と組み合わせることで容易にWi-Fiを追加できます。EP-200NにはSX-SDMAX6E向けの最適化済みドライバーが統合されているため、ドライバー移植・検証の工数を最小限に抑えられます。
Q. 実機デモはどこで見られますか?
A. 2026年4月8日(水)〜10日(金)に東京ビッグサイト 西3ホール W22-52で開催される「組込み・エッジ・IoT開発 EXPO」にて、i.MX 95アプリケーション・プロセッサを使ったAI動態デモをはじめとするエッジAI製品・Wi-Fiコネクティビティ製品の展示が行われます。