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体温で届く先が変わる世界初のスマート美容技術! ITO「ナノマシンコスメ®」

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記事ポイント

  • ITOが世界初の温度応答性ポリマーDDSカプセル配合化粧品「ナノマシンコスメ®」を発表
  • 体温付近の温度変化に応じて有効成分を肌細胞へ届ける「スマートナノカプセル」技術を搭載
  • 2026年4月24日・6月13日に日本形成外科学会・日本皮膚科学会の総会で学会共催セミナーを開催

 

医療機関専売のメディカルコスメ専門メーカーであるITO(アイ・ティー・オー)が、世界初となる温度応答性ポリマーDDSカプセル配合化粧品「ナノマシンコスメ®」を発表します。

体温付近の温度で性質が変わるポリマーを応用し、有効成分を肌細胞へ届けるスマートナノカプセル技術が搭載されています。

2026年4月24日の日本形成外科学会総会、6月13日の日本皮膚科学会総会にて学会共催セミナーも開催されます。

 

ITO「ナノマシンコスメ®」

 

ナノマシンコスメ®

 

  • 発表元:株式会社アイ・ティー・オー(ITO)
  • 製品名:ナノマシンコスメ®
  • 特許:特許7497850
  • 販売形態:医療機関専売

 

ITOは、医療機関専売のメディカルコスメ・ドクターコスメの専門メーカーです。

同社が今回発表する「ナノマシンコスメ®」は、温度応答性ポリマーDDSカプセルを世界で初めて配合した化粧品となっています。

広島大学大学院医系科学研究科の長瀬健一教授との約10年にわたる共同研究の成果を化粧品へ応用したもので、従来の乳化粒子とは異なるアプローチで有効成分を肌へ届けます。

 

温度応答性ポリマーの仕組み

 

温度応答性ポリマーがリポソーム表面の性質を変化させる仕組み

 

ナノマシンコスメ®の核となるのが、温度によって性質が変化する「温度応答性ポリマー」です。

このポリマーは体温付近の37℃では水になじみやすく広がり(親水性)、42℃程度に加温すると縮んで水をはじく性質(疎水性)を示します。

通常温度ではポリマーがリポソームを安定的に液中へ分散させ、温度刺激によりポリマーが疎水性に変化すると、リポソームの細胞親和性が増加する仕組みです。

 

温度変化による有効成分の細胞への取り込みを観察した顕微鏡

 

培養細胞を用いた実験では、37℃の条件下ではポリマーがリポソーム表面を厚く覆い、細胞膜との接触が抑えられるため有効成分の取り込み量は少ない結果が出ています。

一方、42℃ではポリマーが縮むことで表面の覆いが薄くなり、リポソームが細胞膜と接触しやすくなるため、細胞内への取り込み量が大きく増加します。

さらに、細胞毒性は低く安全性が高いことも確認されており、必要な場所にだけ有効成分を届ける温度制御型の送達システムとして機能しています。

 

ナノマシンコスメ®の特徴

 

ナノマシン製剤の種類と主要な配合成分

 

ITOが定義するナノマシンは、平均粒子径50〜500nmの膜で構成された乳化粒子で、膜上に環境応答性ポリマーなどのセンサー機能を持つ成分を含む「高機能性乳化粒子」です。

現代の表現では「スマートナノカプセル」や「インテリジェントリポソーム」と呼べるものとなっています。

ITOは従来より、GO-VC・APPS・TPNなどの両親媒性ビタミン誘導体をナノカプセルの外層皮膜中に導入した抗酸化DDS製剤「ナノスフィア®」を10年以上化粧品に応用してきており、今回のナノマシンはその進化の延長線上に位置づけられます。

 

ナノマシンが皮膚細胞に内包成分を高濃度で送達できる仕組み

 

通常の化粧水に含まれる水溶性成分や高分子量の有効成分は、油性物質と水性物質が交互に重なったミルフィーユ構造の皮膚バリアを通過しにくいとされています。

従来の乳化粒子は皮膚バリアを通過できるものの、皮膚組織に留まって内容成分を送達できるのは一部に限られます。

ナノマシンは、温度応答性ポリマーの働きにより従来の乳化粒子と比較して、目的の細胞に対して内包成分の濃度を高められると考えられています。

 

学会共催セミナー情報

 

2026年4月24日には第69回日本形成外科学会総会・学術集会にてランチョンセミナーが開催されます。

会場はJRホテルクレメント徳島4Fクレメントホール西で、慶應義塾大学医学部形成外科学教室の貴志和生教授が座長を務めます。

広島大学の長瀬健一教授による温度応答性高分子の基礎研究や、明和病院の黒川一郎先生によるニキビへの効果検討、クリニックモリの森文子先生によるエイジングへのアプローチなどが発表される予定です。

2026年6月13日には第125回日本皮膚科学会総会にてモーニングセミナーも開催され、国立京都国際会館が会場となっています。

いずれも講演テーマは「ビタミンC最前線、温度応答性スマートナノカプセル(ナノマシン)の化粧品への応用」で、ナノマシン技術の基礎から臨床応用まで幅広い内容が発表されます。

 

温度応答性ポリマーの働きにより、肌温度に応じて有効成分の届け方が変わる新しいアプローチの化粧品です。

約10年にわたる大学との共同研究から生まれた技術を搭載しており、従来の乳化粒子とは異なるDDS(ドラッグデリバリーシステム)を化粧品に応用しています。

2つの学会総会での共催セミナーを通じて、基礎研究から臨床応用までの幅広い成果が発表される予定となっています。

ITO「ナノマシンコスメ®」の紹介でした。

 

よくある質問

 

Q. ナノマシンコスメ®の温度応答性ポリマーとはどのような技術ですか?

 

A. 体温付近の温度変化によって性質が変わるポリマーで、37℃では親水性を示してリポソームを安定的に保ち、42℃程度では疎水性に変化して細胞との親和性が増加します。

この温度による性質変化を利用し、有効成分を目的の細胞へ届ける仕組みです。

 

Q. 学会共催セミナーはいつ開催されますか?

 

A. 2026年4月24日に第69回日本形成外科学会総会・学術集会(JRホテルクレメント徳島)、2026年6月13日に第125回日本皮膚科学会総会(国立京都国際会館)にて開催されます。

いずれも「ビタミンC最前線、温度応答性スマートナノカプセル(ナノマシン)の化粧品への応用」をテーマとしています。

 

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