記事ポイント
- 日豪友好協力基本条約50周年を記念し、2026年3月11日に東京でガラディナーを開催
- 「日豪園芸交流プログラム」を正式に立ち上げ、長期的な連携強化を推進
- オーストラリアの2024-2025年園芸輸出額は35億豪ドルと過去最高を記録
オーストラリアの園芸産業を担う非営利研究開発法人Horticulture Innovation Australiaが、日豪の園芸交流をさらに深める新プログラムを立ち上げています。
日豪友好協力基本条約の締結50周年という節目に合わせ、東京でガラディナーが開催されています。
Horticulture Innovation Australia「ガラディナー・シェアテーブル2026」

- イベント名:日豪園芸交流プログラム ガラディナー・シェアテーブル2026
- 開催日:2026年3月11日
- 主催:Horticulture Innovation Australia(ホーティカルチャー・イノベーション・オーストラリア)
- 本部:シドニー
- CEO:ブレット・フィフィールド
Horticulture Innovation Australiaは、オーストラリアの果物・野菜・ナッツ・観葉植物産業の成長を担う生産者所有の非営利研究開発法人です。
2026年3月11日、東京にて「日豪園芸交流プログラム ガラディナー・シェアテーブル2026」を開催しました。
日本とオーストラリアの友好協力基本条約締結50周年という節目を機に、両国の園芸産業の連携を次の段階へ発展させる交流の場として実施されています。
当日は日豪両国の園芸生産者や輸出入業者、小売・外食関係者に加え、日本政府および在日オーストラリア大使館の関係者が参加し、今後の市場展開について意見交換が行われています。

日豪園芸交流プログラムの立ち上げ
イベントはHorticulture Innovation Australia会長ジュリー・バードの歓迎挨拶で幕を開けていました。
バード会長は「日本とオーストラリアは、信頼と尊敬、そして品質へのこだわりという共通の価値観のもと、長年にわたり強固なパートナーシップを築いてきた」と述べています。
北半球と南半球で季節が逆であることを生かした農産物供給が、両国の市場を補完し合う関係を生み出している点も改めて強調されています。
さらに、日本市場との関係を一層強化する新たな取り組みとして「日豪園芸交流プログラム(Australia-Japan Horticulture Exchange Program)」の正式立ち上げを発表していました。
このプログラムは、定期的に対面での交流や共に学ぶ機会を設け、両国の園芸産業が継続的に関わり合うためのプラットフォームとなります。
日本は重要な輸出市場
続いて挨拶した駐日オーストラリア臨時代理大使ヘレン・スティリアヌ氏は、日豪の園芸分野における協力関係について「両国の園芸産業における強固で互恵的なパートナーシップを象徴するものです」と述べています。
近年の市場アクセスの進展として、日本産マスクメロンやイチゴのオーストラリアへの輸出解禁、オーストラリア産生食用ぶどうやマンゴーの日本市場での品種拡大などが紹介されていました。
2025年に両国の農業当局が署名した「農林水産物・食品バリューチェーン協力に関する意向表明書」にも触れ、園芸分野を含む農業協力が一層深化していることが強調されています。

食料安全保障と園芸交流の深化
ゲストスピーカーの農林水産省副大臣・根本幸典氏は、オーストラリアが日本にとって食料の安定供給を支える重要なパートナーであると述べています。
近年では生食用ぶどうやマカダミアナッツなど、オーストラリア産の園芸品が日本の消費者にとって身近な存在です。
2027年に横浜で開催されるGREEN×EXPO 2027(国際園芸博覧会)にも言及し、日豪両国の農業・食品分野の協力関係がさらに強化されることへの期待が示されています。
園芸輸出額は過去最高の35億豪ドル
Horticulture Innovationが公表した「Australian Horticulture Statistics Handbook 2024/25」によると、オーストラリアの2024-2025年の園芸農産物輸出額は35億豪ドル(約3,500億円)と過去最高を記録しています。
前年から13%の増加であり、この10年間で輸出額は2倍以上に拡大していました。
日本はオーストラリア園芸農産物にとって重要な市場のひとつであり、柑橘類・食用ぶどう・メロン・マカダミアナッツなど多くの品目で安定した需要があります。
品質や安全性への関心が高い日本市場において、オーストラリア産農産物はその品質の高さから高い評価を得ています。

Horticulture Innovation Australiaは年間約1億7,100万豪ドル(約191億円)を研究開発に投資し、植物の健康や農業生産性、環境保護、市場アクセスなど幅広い分野の研究を推進していました。
北半球と南半球の季節差を生かした補完的な農産物供給は、両国の市場にとって大きなメリットとなっています。
日豪園芸交流プログラムを通じて、次の50年に向けた園芸分野のビジネスチャンスがさらに広がります。
ガラディナー・シェアテーブル2026の紹介でした。
よくある質問
Q. ガラディナー・シェアテーブル2026はいつ開催されましたか?
A. 2026年3月11日に東京で開催されました。
日豪友好協力基本条約締結50周年を記念した、両国の園芸産業関係者による交流イベントです。
Q. オーストラリアの園芸輸出額はどのくらいですか?
A. 2024-2025年の園芸農産物輸出額は35億豪ドル(約3,500億円)で過去最高を記録しています。
前年から13%増加し、10年間で2倍以上に拡大しています。