📌 この記事のポイント
- 喜光寺に新たに6体の雲中供養菩薩像が奉納され、本堂は計14体になりました
- 誠恵高等学校芸術コースの生徒が、奉納6体のうち2体の彩色工程を担当しました
- 彩色は胡粉塗りの下地後、筆とエアブラシで仕上げる工程で進められました
- 制作過程は2025年12月の創作展「創」in 沼津御用邸記念公園で公開されました
誠恵高等学校が2025年、奈良「喜光寺」に奉納された雲中供養菩薩像2体の彩色を担当しました。
奈良時代創建の古刹に、高校生の手仕事で仕上げた像が加わりました。
本堂では阿弥陀如来坐像を囲む14体の雲中供養菩薩が揃い、奉納空間の見どころがいっそう明確になっています。
誠恵高等学校「喜光寺 雲中供養菩薩彩色プロジェクト」

- 奉納先:奈良市「喜光寺」
- 新規奉納数:6体
- 本堂安置数:計14体
- 彩色担当:誠恵高等学校 芸術コース生徒
- 制作過程公開:2025年12月 創作展「創」in 沼津御用邸記念公園

誠恵高等学校は1950年創立の高等学校で、普通コース、進学コース、情報処理コース、芸術コースの4コースを設けています。
喜光寺は奈良市にある奈良時代創建の古刹で、朱塗りの柱と重厚な堂宇が残る寺院です。
今回の取り組みでは、同校芸術コースの生徒が雲中供養菩薩像2体の彩色を担当し、堂内に揃った14体の構成に新しい手仕事を加えました。
喜光寺本堂に揃った14体の雲中供養菩薩

- 新規奉納数:6体
- 本堂安置数:左右7体ずつ計14体
- 中心尊像:阿弥陀如来坐像
本堂では阿弥陀如来坐像の両側に雲中供養菩薩像が左右7体ずつ並び、視線を上げた瞬間に立体的な広がりが伝わります。
これらの像は、京都・平等院鳳凰堂に伝わる国宝「雲中供養菩薩像」を範として制作されたものです。
楽器を奏でる姿や雲に乗る姿が加わることで、極楽浄土を表す空間表現が本堂全体で読み取りやすくなっています。
高校生が担った彩色工程

- 彩色担当数:2体
- 下地工程:胡粉塗り
- 仕上げ技法:筆、エアブラシ
今回の彩色は、奈良市の喜光寺に奉納された6体のうち2体を誠恵高等学校の生徒が担当しました。
木地を整える胡粉塗りのあとに、筆とエアブラシを使い分けながら色を重ねる工程です。
雲座の曲面や小さな仏具、衣の文様は塗り分けの精度がそのまま見え方に出るため、高い集中力が求められる作業でした。
工房の写真からも、養生を丁寧に施しながら境目を整える実習の緊張感が伝わってきます。
彩色で引き立つ像ごとの表情


- 展示場所:喜光寺 本堂
- 彩色担当:誠恵高等学校 芸術コース生徒
- 像の種類:雲中供養菩薩像
完成した像は、青い宝冠や深紅の衣、濃紺の衣に入る白い文様など、色の重なりで一体ごとの印象が大きく変わります。
雲と波を思わせる台座や蓮花の差し色が入ることで、静かな表情の中にも動きが生まれています。
木彫の量感を残しながら彩色を重ねた仕上がりは、礼拝の対象としての厳かさと、美術作品としての見応えを同時に感じられる見せ方です。
制作過程を公開した創作展


- 公開時期:2025年12月
- 会場:沼津御用邸記念公園 西附属邸
- 展示名:誠恵高等学校 創作展「創」in 沼津御用邸記念公園
制作過程は2025年12月の創作展で公開され、白木に近い段階と彩色途中の違いを並べて見比べられる展示になりました。
完成品だけでは見えにくい下地づくりや色の積み重ねが、段階ごとの姿で理解しやすくなっています。
歴史ある寺院に納められる像が、学校の学びの現場からどう育っていったのかを追える公開方法でした。
奈良時代創建の古刹に、高校生の彩色が加わった点が今回の大きな見どころです。
本堂では14体が揃った空間全体を見渡しながら、像ごとの色や仕草の違いも確かめられます。
創作展の公開記録までたどると、完成像だけでは見えない制作の積み重ねも読み取れます。
誠恵高等学校 / 喜光寺 雲中供養菩薩彩色プロジェクトの紹介でした。
よくある質問
Q. 誠恵高等学校の生徒は何体の彩色を担当しましたか。
奈良・喜光寺に奉納された6体の雲中供養菩薩像のうち、2体の彩色工程を担当しました。
Q. 喜光寺の本堂には雲中供養菩薩像が何体並びましたか。
阿弥陀如来坐像の両側に左右7体ずつ、計14体が揃いました。
Q. 制作過程はどこで公開されましたか。
2025年12月開催の創作展「創」in 沼津御用邸記念公園で公開されました。