新社会人のクルマ意識は「欲しい派」と「不要派」がはっきり分かれる結果になりました。
2026年2月12日に実施された全国調査では、購入しない理由のトップが「お金」より「必要性の低さ」だった点が印象的です。
通勤スタイルや家族支援の実態まで含めて見ると、若年層のクルマ観が一段と立体的に見えてきます。
リセールバリュー総合研究所「新社会人のクルマ購入・通勤に関する意識調査」

- 調査対象年齢:18~25歳
- 有効回答数:474人
- 調査実施日:2026年2月12日
- 調査地域:全国
リセールバリュー総合研究所は、クルマの売却価格や中古車相場を見える化する情報発信メディアです。
同研究所は「中古車のガリバー」に蓄積された年間約45万件の査定データを活用し、生活者向けの分析を行っています。
今回の調査では、新社会人世代におけるクルマの優先順位と通勤観を多角的に整理しています。
関心度と購入意向の分岐構造

- クルマへの関心が低い層:44.7%
- クルマへの関心が高い層:35.0%
- 購入予定なし:48.7%
- 購入済み:17.5%
- 購入予定あり:17.3%
- 検討中:16.5%
全体では低関心層が最多ですが、高関心層も3人に1人規模で存在します。
購入意向はほぼ拮抗しており、「買う派」と「買わない派」が同居する市場構造です。
支出意識まで見ると、高関心層では「多少無理してでも乗りたい」が47.6%に達し、低関心層では「価値を感じない」が48.1%に上ります。
購入見送り理由の中心は「不要感」

- そもそも必要性を感じない:51.1%
- 購入資金がなく経済的に買えない:17.7%
- 公共交通機関で足りている:11.3%
- 関心が低い層の購入予定なし:80.7%
購入見送り理由の過半数が「必要性を感じない」で占められた点は、今回の核となる結果です。
金銭面の負担は確かにあるものの、それ以上に「なくても生活が回る」という判断が優勢になっています。
新社会人にとってクルマは「買えないもの」より「優先順位が上がりにくいもの」へ移行中です。
通勤意識に見える地域差と都市内の揺らぎ

- 首都圏でクルマ通勤に抵抗がある:33.8%
- その他地域でクルマ通勤に抵抗がある:22.3%
- 首都圏で通勤したい・どちらかといえばしたい:39.1%
- その他地域で通勤したい:26.9%
- 首都圏で通勤したい:17.2%
首都圏では抵抗感が強い一方で、前向き回答も4割近くあり、賛否がきれいに割れています。
その他地域では通勤手段としてクルマを前向きに捉える比率が高く、移動環境の違いが素直に反映された形です。
「都市は不要、地方は必要」と単純化できない点が、若年層分析として面白いところです。
購入層の費用面では、親・家族から何らかの支援を受けた割合が73.0%となり、家族支援型の実態も明確になりました。
買いたいメーカーは「未定」が最多でしたが、メーカー別ではトヨタが2位となり、検討初期での信頼感の強さを示しました。
クルマ市場の若年層戦略は価格訴求だけでなく、「必要と感じる場面」をどう作るかが次の勝負どころになりそうです☆
【必要性なしが最多の最新リアル!
リセールバリュー総合研究所「新社会人のクルマ購入・通勤に関する意識調査」】の紹介でした。
よくある質問
Q. 今回の調査対象はどの年代ですか?
全国の18~25歳の男女474人を対象に実施されています。
Q. 新社会人でクルマ購入予定がない人はどのくらいですか?
「購入予定はない」と回答した人は48.7%で約半数です。
Q. 購入しない最大の理由は何ですか?
最も多かった回答は「そもそも必要性を感じない」で51.1%でした。
Q. クルマ購入費用で家族支援を受けた人はどのくらいですか?
支払い方法が未定以外の層では、73.0%が親・家族から何らかの支援を受けています。