世界中に衝撃と感動を巻き起こす超大作を数多く生み出し、劇場映画にとどまらず多彩なドラマシリーズやアニメーションを次々と世に送り出してきた「マーベル」
今回は、11月14日“いい上司(リーダー)の日”に合わせ、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に登場する、自分の理想的な上司やリーダー像の参考にもなるかもしれないキャラクターたちを紹介していきます。
Disney+(ディズニープラス) 11月14日“いい上司(リーダー)の日”記念「MARVEL(マーベル)」リーダーキャラクターまとめ
ディズニー公式動画配信サービス ディズニープラスにて配信されている、あらゆるジャンルの「マーベル」人気作。
11月14日は「いい(11)じょうし(=じゅうし=14)」の語呂合わせから“いい上司(リーダー)の日”として一般社団法人・日本リーダーズ学会によって制定されています。
孤高の活躍を魅せるだけでなく、チームとして強大な敵に立ち向かう場面も数多いMCUのヒーローたち。
そしてチームの中には、皆をけん引するリーダー的存在や、陰ながら皆を支える存在があります。
そこで今回、MCUに登場するカリスマ性のあるリーダーや頼れるメンターなど、自分の理想的な上司やリーダー像の参考にもなるかもしれないキャラクターたちを紹介していきます!
皆からの人望が集まる王道的リーダー像「キャプテン・アメリカ」
正義感あふれる青年「スティーブ・ロジャース」(演:クリス・エヴァンス氏)が軍の極秘実験によって身体能力を極限まで高められた姿であり、常に人々を救いたいという信念に突き動かされている、キャップこと「キャプテン・アメリカ」
その姿は、世界を守るために優先すべきことを考え、率先してチーム内で意見を交わし即座に行動に移すという王道のリーダーと言えます。
「アベンジャーズ」シリーズにおいては個性豊かなアベンジャーズのメンバーを何とかとりまとめ、戦闘においても抜群のリーダーシップを発揮。
中でも「スティーブ・ロジャース」最後の戦いとなった『アベンジャーズ/エンドゲーム』の最終局面では、最凶最悪の敵「サノス」率いる軍勢に対してアベンジャーズのメンバーら多くの味方が集結したシーンで放つ一言、
アベンジャーズ!アッセンブル!
が大勢のファンをしびれさせ、リーダーらしさを見せました。
その後、ヒーローを引退した「スティーブ・ロジャース」の後を引き継いだのは「ファルコン」として彼を支え続け、アベンジャーズの一員でもある「サム・ウィルソン」(演:アンソニー・マッキー氏)
『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』では、新たなキャプテン・アメリカとして、周囲と同じ目線に立ちながら共に前へ進んでいくという、「スティーブ・ロジャース」とも異なる等身大のリーダーぶりを発揮しました。
「サム・ウィルソン」だからこそできる立ち回りを魅せた「キャプテン・アメリカ」が登場する、2026年12月18日劇場公開となる『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』での活躍にも期待が高まります。
アベンジャーズの〈影のリーダー〉でありヒーローたちのメンター「ニック・フューリー」
元軍人で、国際平和維持組織 S.H.I.E.L.D.(シールド)の元長官「ニック・フューリー」(演:サミュエル・L・ジャクソン氏)
「アイアンマン」「キャプテン・アメリカ」らをアベンジャーズへと導き、「スパイダーマン」へのスパルタ気味な保護者としても活躍するなど、“アベンジャーズの影のリーダー”とも呼べる存在です。
長官時代には、人類の安全を守るべく素早い判断で防衛システムを整えるなど、前線で戦うアベンジャーズたちをバックアップ。
地球を守るという目的のためなら、どこまでも合理的に、時に誰かを欺きながらも突き進む姿には「キャプテン・アメリカ」や「アイアンマン」といったヒーローともまた異なる”上司像“を感じ取ることができます。
さらに映画『マーベルズ』では古い友人である「キャプテン・マーベル」(演:ブリー・ラーソン氏)と共に「モニカ・ランボー」(演:テヨナ・パリス氏)や「ミズ・マーベル」こと「カマラ・カーン」(演:イマン・ヴェラーニ氏)ら若きヒーローの成長を見守る姿も見せ、先達として後進の育成にも力を注ぐなど、まさに上に立つ者の鑑たる存在にもなっています。
超文明国ワカンダの若き王にしてブラックパンサー「ティ・チャラ」
アフリカの秘境に存在する超文明国ワカンダ王国の若き王として国民たちを率いながら、高い知能と身体能力を備えた超人的な戦士・ブラックパンサーとしての顔も持つ「ティ・チャラ」(演:チャドウィック・ボーズマン氏)
彼は王国の危機に直面したことで、世界から身をひそめていたそれまでの国の在り方を改めるという柔軟な考え方を持ち、国を守る新たな国王としてのリーダー像を体現しました。
映画『ブラックパンサー』で、先代国王であった父の突然の死によって覚悟を持てないまま王位についてしまう「ティ・チャラ」でしたが、妹にして天才科学者の「シュリ」(演:レティーシャ・ライト氏)や国王を守る親衛隊の戦士たちなど多くの者の支えもあり、王国の危機に対して自ら先頭に立ち導くことで国民を守り抜くことに成功。
国の将来や世界全体の平和を見据え、それまで閉ざしていた国に変化をもたらし世界に歩み寄る姿を見せました。
続く『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』では「ティ・チャラ」の死によって悲しみに打ちひしがれるシュリら残された者たちが描かれます。
彼らに新たな脅威が迫る中「シュリ」が「ブラックパンサー」の意思を引き継ぐこととなり、壮絶な戦いの末に脅威を退けます。
一度は憎しみに飲まれそうになる「シュリ」は、自分たちの復讐に民まで巻き込んではいけないと悟り思いとどまるなど、兄が持っていた偉大な王としての資質を覗かせました。
「シュリ」は、『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』への参戦も決定しており、新たな「ブラックパンサー」、新たな王としての活躍に期待が高まります。
番外編:残虐非道だがその決断に宿るカリスマ性には憧れる?「サノス」
全宇宙を恐怖に陥れた存在にして最凶最悪の敵「サノス」
自身の信念のもと、宇宙の生命の半分を消し去り、宇宙のバランスを“調整”すれば平和が訪れると妄信していました。
しかしその背景には、自身が生まれ育った星で起きたある悲劇があったのです。
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で、かつての自身の故郷である星でアベンジャーズたちと対峙した「サノス」は、
(この星も)人口が増え食糧難だった。
だから滅びる前に手を打った。
と語っています。
その“手”とは<無作為な虐殺>による人口の削減。
様々な問題に苦しむ全宇宙に対しても「サノス」はその解決法を適用し現実のものとして実行して見せました。
海外のニュースサイトBusiness InsiderやMovieWebでは、MCUのヴィランの中での1位、さらには世界で最も人気のある悪役(映画作品)の第1位にも選ばれるなど、その人気ぶりを発揮。
信念に基づいた理想を掲げ、それを自ら前線に赴き最短ルートでの達成を目指す姿はある意味“カリスマ性”とも取ることができ、その部分にだけは理想のリーダーに求められる資質の一端も含まれているかもしれません。
定番のキャラクターたちが見せる厚い人望や人々を導き率いる資質、カリスマ性が光る中、「サム」や「シュリ」などリーダーを引き継ぐ者や、ニュー・アベンジャーズとしての期待が高まる超クセ強な無法者揃いの新チーム「サンダーボルツ」など、必ずしもリーダーを必要としない新たなチームの形も生まれ始めています。
そんな今後の活躍にも期待が高まるキャラクターたちの中から、自身の理想とするリーダー像を探せるのもMCUならではです。
「MARVEL」作品に登場するリーダーキャラクターの紹介でした。





