ディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」にて配信されている、「スター・ウォーズ」シリーズの全9エピソードはもちろん、その壮大なサーガから繋がる数々の物語を描くアニメーション作品やオリジナルドラマシリーズ。
今回、日本のアニメスタジオが“独自”の視点で「スター・ウォーズ」を描く『スター・ウォーズ:ビジョンズ』Volume3で“続編制作”が決定している『The Duel』『九人目のジェダイ』『村の花嫁』の3作品を振り返ります。
Disney+(ディズニープラス)『スター・ウォーズ:ビジョンズ』 『The Duel』『九人目のジェダイ』『村の花嫁』振り返り
全世界を興奮と歓喜で満たし、社会現象を巻き起こし続けてきた空前のエンターテイメント「スター・ウォーズ」
映画やドラマ、アニメーション作品など、ジョージ・ルーカス氏が生んだ銀河は未だ広がり続けています。
そんな「スター・ウォーズ」シリーズの全9エピソードはもちろん、その壮大なサーガから繋がる数々の物語を描くアニメーション作品やオリジナルドラマシリーズが、ディズニー公式動画配信サービス「ディズニープラス」にて配信中です。
今回紹介するのは、アニメーション業界を牽引し、世界的評価を得るアニメーションスタジオがクリエイター独自の視点と発想で新たな「スター・ウォーズ」を描く、ルーカスフィルム熱望の一大プロジェクト『スター・ウォーズ:ビジョンズ』
ジョージ・ルーカス氏が生んだ「スター・ウォーズ」のレガシーを受け継ぎながら日本のアニメ文化のスピリットを持ち込み9つの短編アニメーションを贈りだしたVolume1は配信開始以来、世界中で絶大な人気を誇っています。
そのシリーズ第3弾として、2025年10月29日よりディズニープラスにて独占配信開始となる Volume3では、9つのアニメーションスタジオが9つの短編を贈りだします。
神風動画制作の『The Duel』、プロダクション I.G 制作の『九人目のジェダイ』、キネマシトラス制作の『村の花嫁』3作品の”続きの物語”も描かれるVolume3。
2か月後に迫ったVolume3の配信開始に備えて、続きが描かれる3つの作品を振り返ります。
神風動画制作 『The Duel』
テレビアニメ「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズのオープニング映像や、映画『ニンジャバットマン』などハイクオリティなアニメーションを生み出し続ける神風動画が制作した『The Duel』
全体的に黒が使われ、「スター・ウォーズ」に影響を与えた黒澤明監督の映画を思わせる雰囲気が漂っており、世界中のファンから大絶賛された人気作の一つです。
主人公はドロイドとともに旅を続ける“ローニン”で、その名の通り赤いライトセーバーで戦う浪人のキャラクター。
劇中では『スター・ウォーズ/ファントム・メナス(エピソード1)』の名シーンである「ダース・モール」と「クワイ=ガン・ジン」の戦闘場面に使われた効果音をそのまま使用したシーンや、『スター・ウォーズ/シスの復讐(エピソード3)』のオマージュシーンもあるなど、まさに日本文化と「スター・ウォーズ」らしさを融合させた必見作です。
その続編としてVolume3で配信される『The Duel Payback』では、神風動画がCGスタジオのANIMAと共同制作。
数多くのシスを追いかけ倒し続けたローニンの前に新たな敵が立ちはだかる物語が描かれます。
2025年春、幕張で開催された「スター・ウォーズ」最大の祭典「スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン 2025」では『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(エピソード9)』や『マンダロリアン』シリーズに登場したアンゼラ人のキャラクターや、賭場付きの温泉宿をモチーフ
にした建物が合体した和風「AT-AT」のような巨大戦闘車両などの新ビジュアルをファンに向けて初公開。
続編ではどんな“ビジョン”で「スター・ウォーズ」と融合した世界を描くのでしょうか。
「スター・ウォーズ」ファン待望の続編に期待が高まっています!
プロダクション I.G制作 『九人目のジェダイ』
「攻殻機動隊」シリーズや「PSYCHO-PASS サイコパス」シリーズ、「ハイキュー!!」などを手掛け日本のアニメ-ション業界の第一線を走り続けるプロダクション I.Gが制作したのは、“ジェダイの再生”を描く『九人目のジェダイ』
「スカイウォーカーの夜明け」以降の銀河を舞台にした作品です。
ジェダイ騎士団の復活を計画する辺境伯ジューロから古代の武器ライトセーバーを進呈すると呼びかけられ、7人のジェダイが辺境惑星ヒ・イズランの空中神殿に集結。
同じ頃、セーバースミスの「ジーマ」が、ジューロの命を受けライトセーバーを完成させていました。
しかし、シスの復活を目論むジェダイハンターにより「ジーマ」は捕らえられてしまいます。
ライトセーバーを託された「ジーマ」の娘「カーラ」は、追手から逃れて空中神殿に向かっていきますが、彼女には一体どんな運命が待ち受けているのでしょうか?
『スター・ウォーズ/新たなる希望(エピソード4)』を見たことでアニメ-ション監督を目指したという神山健治監督が手掛ける本作は、「スター・ウォーズ」の象徴であるジェダイやライトセーバー、そして“親子”の物語が描かれており、ファンにはたまらないライトセーバーアクションも大きな見どころの一つとなっています。
Volume1配信当時、シリーズ化を望む声がファンの中で上がっていた本作ですが、先日の「スター・ウォーズ セレブレーション」にて、Volume3ではその続編の『The Ninth Jedi:Child of Hope』が、2026年には「ビジョンズ」から初めてシリーズ化となるオリジナルアニメーションシリーズ『Star Wars
Visions Presents -The Ninth Jedi』が配信されることが発表されました!
シリーズを通して描かれる、大切な父を助けるために銀河を冒険する主人公カーラの始まりの物語に注目です。
キネマシトラス制作『村の花嫁』
テレビアニメ「カードファイト!! ヴァンガード Divinez」や「メイドインアビス」シリーズなど次々に話題作を制作するキネマシトラスが手掛けた『村の花嫁』は、悲しき決断をした花嫁の“運命”を描く物語です。
舞台はオーダー66の後。
帝国の支配がまだ届いていない惑星キーリアでは奇妙な結婚式が行われており、 花嫁のハルに自らの境遇を重ねた逃亡者のジェダイ「エフ」の物語が描かれました。
本作を手掛けた垪和等監督は、本作のテーマである“婚礼”について、『スター・ウォーズ/クローンの攻撃(エピソード2)』で描かれた「アナキン・スカイウォーカー」と「パドメ・アミダラ」の2人きりの切ない結婚式のシーンが起点となっていることを明かしています。
ちなみに、「エフ」をキーリアに呼んだ人物「ヴァン」を日本語吹替版で演じたのは、垪監督が高校時代にアニメ-ションについて語り合っていた友人で俳優の上川隆也氏。
上川氏が本作で見せた重厚な演技にも注目です。
また、Volume3で続編として登場する『彷徨う者たち』では「エフ」が戦争に巻き込まれた子どもたちと関わっていく物語が描かれることが発表されています。
『村の花嫁』で戦争の呪縛から逃れられない村人たちの姿を見た「エフ」が、次に目撃するものとは?
日本のクリエイターが独自の“ビジョン”で描く、新たなジェダイ「エフ」の物語が楽しめます。
2025年10月29日(水)から配信開始となる『スター・ウォーズ:ビジョンズ』Volume3では上記の3作品以外に、[デイヴィッドプロダクション][ポリゴン・ピクチュアズ][プロジェクトスタジオQ][TRIGGER(トリガー)][WIT STUDIO(ウィットスタジオ)]、そして『村の花嫁』の[キネマシトラス]がさらに新作の短編アニメーション1本をプロデュース。
全部で9つのアニメーションスタジオから9つの短編アニメーションが登場します。
その配信開始を前に、日本、そして世界のアニメスタジオがアツい情熱をもって創り上げた、独自のビジョンで描いた『スター・ウォーズ:ビジョンズ』も要チェックです!
各「スター・ウォーズ」シリーズ作品はディズニープラスにて配信中です。
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