17年ぶりに「スター・ウォーズ」の“聖地”日本で開催された「スター・ウォーズ」最大の祭典「スター・ウォーズ セレブレーション」
「スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン 2025」には、「スター・ウォーズ」の超豪華な俳優たちや制作陣が勢ぞろいで来日し、広がり続ける「スター・ウォーズ」の数々のラインナップ作品や最新情報が発表されました!
今回は、10月29日よりディズニープラスにて独占配信が開始される『スター・ウォーズ:ビジョンズ』Volume 3と、2026年より配信が決定したオリジナルアニメーションシリーズ『Star Wars Visions Presents -The Ninth Jedi』を紹介していきます☆
「スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン 2025」Disney+(ディズニープラス)『スター・ウォーズ:ビジョンズ』Volume 3/オリジナルアニメーションシリーズ『Star Wars Visions Presents -The Ninth Jedi』
全世界を興奮と歓喜で満たし、社会現象を巻き起こし続けてきた空前のエンターテイメント「スター・ウォーズ」
“ルーカスフィルムからファンへのラブレター”とも言われている、「スター・ウォーズ」最大の祭典「スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン 2025」が4月18日から20日まで幕張メッセにて開催され、日本中がSWの熱狂の渦に包まれました。
10万5,000人以上の来場者を迎える世界最大級のイベントで、これまでに実施された「スター・ウォーズ セレブレーション」の中でも最速でチケットが完売。
アメリカ国外で実施される「スター・ウォーズ セレブレーション」としては過去最大の動員数を記録しました。
期間中「スター・ウォーズ」の超豪華な俳優たちや制作陣が勢ぞろいで来日し、広がり続ける「スター・ウォーズ」の数々のラインナップ作品や最新情報を発表。
今回、ディズニー公式動画配信サービス Disney+(ディズニープラス)で Volume3の独占配信開始を予定しているオリジナルアニメーションシリーズ『スター・ウォーズ:ビジョンズ』のパネル(ステージイベント)が開催され、Volume3が10月29日(水)に独占配信が決定したことが発表されました!
そして、本シリーズの製作総指揮ジェームズ・ウォーと各アニメーションスタジオから[神風動画]の水野貴信監督、[キネマシトラス]の垪和等監督、橘正紀監督、[Production I.G]の塩谷直義監督、神山健治監督、[TRIGGER(トリガー)]の大塚雅彦監督、[WIT STUDIO(ウィットスタジオ)]の山元隼一監督、[プロジェクトスタジオ Q]の小林浩康監督、[ポリゴン・ピクチュアズ]の吉平直弘監督、[デイヴィッドプロダクション]で共同プロデューサーを務めるジェイコブ・エアーズらが登壇し、Volume3登場する新作アニメーションに関する最新情報を続々と発表。
さらに Volume1で人気を集めた Production I.G 制作の『九人目のジェダイ』が「ビジョンズ」初の長編シリーズ化が実現し、オリジナルアニメーションシリーズ『Star Wars Visions Presents -The Ninth Jedi』として2026年に配信されることが決定しました!
会場に集まったSWファンだけに世界初解禁となる数々の映像が先行上映されると、会場が揺れるほどの大歓声が沸き起こる大盛り上がりのステージイベントとなりました。
Disney+(ディズニープラス) オリジナルアニメーションシリーズ『スター・ウォーズ:ビジョンズ』Volume 3
2025年10月29日(水)よりディズニープラスにて独占配信開始
アニメーション業界を牽引し、世界的評価を得るアニメーションスタジオがクリエイター独自の視点と発想で新たな「スター・ウォーズ」を描く、ルーカスフィルム熱望の一大プロジェクト『スター・ウォーズ:ビジョンズ』
ジョージ・ルーカス氏が生んだ「スター・ウォーズ」のレガシーを受け継ぎながら日本のアニメ文化のスピリットを持ち込んだ Volume 1は、2021年の配信開始以来、今なお世界中で絶大な人気を誇っています。
2025年10月29日に配信開始となる Volume 3では、Volume 1でも制作を担当された4つのスタジオと新たに5つのスタジオの参加が決定。
進化し続ける世界のアニメーション業界をトップで牽引し続ける日本のスタジオが「スター・ウォーズ」と再びタッグを組み、9つのアニメーションスタジオが9つの短編作品を送り出します。
そんな本シリーズの製作総指揮を務めるジェームズ・ウォー氏は
みなさん、おはようございます!
と日本語で挨拶し、
このシリーズは、独自のカルチャーであるアニメーションの世界から『スター・ウォーズ』を見たらどうなるんだろうと思ったところから始まりました。
これまでのシリーズではCGもあれば美しい手描きのアニメーションもあり、本当に特別な作品を配信することができました。
そして、もっと日本のスタジオの作品が見たいと思いました。
と力説。
そしてジェームズ氏の
初めて参加するスタジオもいらっしゃいますが、Volume 3ではこれまで特に人気を集めた物語の続編も製作しています!
という言葉とともに3つのファーストルックがスクリーンに映し出されると、世界中からファンが集まった会場からは大きな歓声が上がりました。
Volume1から引き続き参加する神風動画の水野貴信監督は、世界中のファンから大きな反響を呼んだ『The Duel』の続きの物語『The Duel Payback』を制作。
神風動画+ANIMAとして、CG スタジオの ANIMA と共同制作で臨んだ本作では、グランドマスターというジェダイの新キャラクターが登場し、数多くのシスを追いかけ倒し続けたローニンの前に立ちはだかる最大の敵となります。
水野監督は
この最大の敵を倒すためにシスと手を組みます。
グランドマスターは人間というか機械というか…そんな感じのキャラクターで、ローニンに対してなんらかの因縁を持っているキャラクターです。
と語ってくださいました。
ほかにも、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(エピソード 9)』や『マンダロリアン』シリーズに登場したアンゼラ人のキャラクターや、『スター・ウォーズ/新たなる希望(エピソード4)』のカンティーナにいた宇宙人に影響を受けて作ったキャラクター、さらに賭場付きの温泉宿をモチーフにした建物が合体した和風AT-ATのような巨大戦闘車両などの新ビジュアルもファンに向けて初公開されました。
同じく Volume1から引き続き参加するキネマシトラスの垪和等監督は、Volume3で『村の花嫁』の続編として『彷徨う者たち』を制作。
Volume1の舞台はオーダー66の後。
帝国の支配がまだ届いていない惑星キーリアでは奇妙な結婚式が行われており、花嫁のハルに自らの境遇を重ねた逃亡者エフの物語が描かれました。
続編では主人公で元ジェダイのエフが戦争に巻き込まれた子どもたちと関わっていく物語を描きます。
垪和監督は続編のストーリーと見どころについて、
続編では主人公のエフがあの後どこに行くのか。
そして戦争で大変な目に遭った人たちはどこに向かうのか。
戦争で家族や大切な人を失った者たちは一体どうやって生きていくのか?というお話になっています。
“エフが子供たちと関わりながら未来を見つめる”というのがメインテーマになっています。
と語り、新たに登場するキャラクターについては、
まだ秘密です!
とファンを期待させました。
Production I.G からは Volume1で『九人目のジェダイ』の監督を務めた神山健治監督の後を受けて続編の脚本・監督を務める塩谷直義監督が登場。
続編となる『The Ninth Jedi: Child of Hope』では、主人公カーラがシスに捕まってしまった父を探す冒険の物語が描かれます。
塩谷監督は
カーラの物語はものすごく壮大ですが、その中で僕が作るのは短編なので、短い中でどう物語を作り上げるかということに注力しました。
今作は、カーラにとって“生涯忘れられない物語”になります。
物語の舞台となる世界ではカーラが生まれる前からずっと戦争が続いていて、戦争に巻き込まれた人が大勢いる。
アクションシーンもありますが、カーラが“戦う”というよりも“守る”物語になっています。
と語ると、司会から「まるで正義の守護者ジェダイのようですね」と言われ、塩谷監督は
まさにそうですね。
とカーラのキャラクターについて明かしました。
さらに、今回から新たに参加するアニメスタジオからも監督たちも続々と登壇。
数々のデザイン資料やファーストルック、初公開となる映像とあわせて、クリエイターたちから新作アニメーションに関する情報が発表されました。
キネマシトラスからは『ユコの宝物』を手掛ける橘正紀監督が登場。
タトゥイーンを舞台に描く本作に登場するのは、甘えん坊な男の子ユコと、巨大なお世話ドロイドのビリー。
一緒に暮らしている二人が事件に巻き込まれていく物語が描かれます。
ビリーは青色のかわいらしいクマの見た目をしたモフモフの巨大ドロイドで、家族のいないユコの世話をしているキャラクターです。
初お披露目されたビリーのキュートなビジュアルと映像に、会場からは黄色い歓声が上がりました。
橘監督はビリーのキャラクターデザインについて
ユコはみなしごで、甘えん坊で寂しさも抱えている少年なので、ビリーは一緒にいて安心する、包容力のあるキャラクターにしたかったんです。
と明かしました。
TRIGGERからは、Volume1 で『The Elder』の監督を務めた大塚雅彦氏が、新作『The Smuggler』を手掛けます。
舞台は新しく登場する惑星だそうで、主人公のChitaは密輸業者のキャラクター。
大塚監督は
密輸業者といえば、ハン・ソロだよねという話になりました。
惑星は新しいですが、いろいろな国の要素を取り入れて『スター・ウォーズ』の世界に溶け込むデザインにしようと思いました。
前回はシリアスな物語だったので、今回はならず者が登場する活劇みたいな感じになっています。
と語ってくださいました。
WIT STUDIO からは『The Bounty Hunters』を手掛ける山元隼一監督が登場。
アクション満載です。
と山元監督が語る本作には、賞金稼ぎのセブンとドロイドのIV-A4(イヴァフォー)のコンビが登場。
2人が怪しげな実業家に雇われるところから不思議な冒険物語が始まります。
山元監督は
IV-A4(イヴァフォー)は面白い変形をして様々な形体を見せてくれますし、相棒のセブンとの関係もぜひ楽しんでいただきたいです。
アクション活劇になっています。
とコメントされています。
プロジェクトスタジオ Q からは小林浩康監督が『四枚羽の詩(よんまいばねのうた)』を手掛けており、日本の音楽界でも華やかな経歴をもつ世界的アーティストのテイ・トウワが作曲を務めます。
主人公はプリンセスで、なにか秘密をもつドロイドも登場します。
小林監督は
四枚羽といえば『スター・ウォーズ』では X ウイングですが、今回はそれをモチーフにしました。
AT-AT など、『スター・ウォーズ』のエッセンスとして大きなメカを入れ込んでいます。
メカが得意なスタジオなのでメカがたくさん出てきます。
と、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』や『機動戦士 Gundam GQuuuuuuX Beginning』を手掛けたプロジェクトスタジオ Q ならではの仕上がりになっていることを明かしてくださいました。
ポリゴン・ピクチュアズからは吉平直弘監督が『極楽鳥の花(ごくらくちょうのはな)』を手掛けます。
若きジェダイであるパダワンが登場する物語を、現実の世界と幻想的な世界を視覚的にも対比させながら描写。
主人公はナキメという盲目になっていくキャラクターで、ナキメのダークサイドバージョンのビジュアルも公開されました。
吉平監督は
ジョージ・ルーカスが神話を参考にしたように、日本の古代神話や”すべての物に魂が宿る”という日本に古くから浸透している精神を『スター・ウォーズ』のジェダイの姿を通して描こうと思いました。
いろんなアートワークをひとつの物語の中に詰め込んだ作品を作りたくて、フォースをビジュアライズするということにも挑戦したのでそこにも注目してほしいです。
と見どころをアピールしました。
デイヴィッドプロダクションからは『BLACK』の共同プロデューサーを務めるジェイコブ・エアーズが登壇し、大平晋也監督からは映像でコメントが届きました。
本作の主人公はストームトルーパー。
ジェイコブ・エアーズはストームトルーパーを主人公に据えた理由について
もともとモブキャラクターとして登場したストームトルーパーですが、それぞれの人生が気になったこと、そしてフォースを持たない人たちに焦点を当てて映像化することに挑戦したいと思いました。
と明かし、大平監督は映像内で
人には皆それぞれ人生や価値観、想いがありますが、トルーパー自身にもきっとそういうものがあるだろうと考えました。
と語り、トルーパーたちが映し出された先行映像を初お披露目。
会場からは大きな歓声が沸き起こりました。
最後にジェームズ氏が
これから3つの発表をします。
配信はディズニープラスで10月29日から!
と配信日を発表!
さらに
そして、スニークピークとして Volume3がどんな風になっているのかをご覧いただきます。
と語ると映像がスクリーンに映し出され、新たに独自のビジョンで描かれる Volume3の数々の物語に会場は大熱狂となりました!
そして、Volume1で監督として参加したProduction I.G の神山監督がゲストとして登場し、『スター・ウォーズ:ビジョンズ』から初のシリーズ化となるオリジナルアニメーションシリーズ『Star Wars Visions Presents -The Ninth Jedi』が2026年配信決定が発表されました!
神山監督は
Volume 3では、塩谷監督がさらに続編を作ってくれるんですが、『九人目のジェダイ』では自分のフォースによって色々と変わるライトセイバーというのが、この作品の一番の特徴だと思います。
色の変わるライトセイバーを発明したお父さんを探しに行くカーラのストーリーを描くシリーズになりますが、一体どういう理由でそういったライトセイバーを作ったのか、そういった秘密が語られていくストーリーになるんじゃないかなと思っています。
と明かしました。
思わぬサプライズ発表に会場に集まったファンが大熱狂する中、新情報盛りだくさんのステージイベントは幕を閉じました。
現代の日本文化を象徴し、その創造性で世界のエンターテイメントにも多大な影響を与えている日本のアニメと、「スター・ウォーズ」によるビッグ・プロジェクト『スター・ウォーズ:ビジョンズ』
世界最高峰のクオリティを誇る作品を送り出してきた日本のアニメクリエイターたちの“ビジョン”を通してスター・ウォーズの新たな物語が描かれます。
参加する9つのスタジオ
テレビアニメ『アンデッドアンラック』や『うる星やつら』など話題のアニメ作品を手掛ける「デイヴィッドプロダクション」
テレビアニメ「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズのオープニング映像や、映画『ニンジャバットマン』などハイクオリティなアニメーションを生み出し続ける神風動画、「鋼鉄城アイアン・キャッスル」などを手掛けるANIMAのコラボレーション「神風動画+ANIMA」
テレビアニメ「カードファイト!! ヴァンガード Divinez」や「盾の勇者の成り上がり」など次々に話題作を制作する「キネマシトラス」
テレビアニメ「亜人」シリーズや「スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ」の制作にも携わりSWを知り尽くす「ポリゴン・ピクチュアズ」
「攻殻機動隊」シリーズや「PSYCHO-PASS サイコパス」シリーズ、「ハイキュー!!」などを手掛ける「Production I.G」
「エヴァンゲリオン」シリーズで知られる庵野秀明が創作管理統轄を務める「プロジェクトスタジオQ」
テレビアニメ「ダンジョン飯」や『ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン』など、海外にも熱狂的なファンを持つ「TRIGGER(トリガー)」
やテレビアニメ『王様ランキング-勇気の宝箱-』や『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』などヒット作品を次々と生み出す「WIT STUDIO(ウィットスタジオ)」
「スター・ウォーズ」の“創造のルーツ”といわれる日本文化への強いリスペクトを持つルーカスフィルムと、つねにアニメーションの限界を超え世界的に存在感を増す日本のアニメスタジオがタッグを組むことで実現した『スター・ウォーズ:ビジョンズ』 Volume 3は、10月 29日よりディズニープラスにて独占配信開始。
オリジナルアニメーションシリーズ『Star Wars Visions Presents -The Ninth Jedi』はディズニープラスにて2026年独占配信開始です。