記事ポイント
- ICC「Digital×北斎」展は、スミソニアン国立アジア美術館所蔵の北斎肉筆画を紹介します。
- 屏風5作品と《波濤図》を約20億画素/平方メートルで高精細デジタル化しました。
- 3Dダイブシアターで没入できます。
「Digital×北斎 with チャールズ・ラング・フリーア寄贈コレクション」展が、2026年12月15日から2027年3月28日までNTTインターコミュニケーション・センター[ICC]で開催されます。
スミソニアン国立アジア美術館でしか鑑賞できない葛飾北斎の肉筆画を、高精細デジタル作品として日本で紹介する展覧会です。
NTTインターコミュニケーション・センター「Digital×北斎 with チャールズ・ラング・フリーア寄贈コレクション」展

- 会期:2026年12月15日(火)〜2027年3月28日(日)
- 休館日:月曜日(月曜日が祝日もしくは振替休日の場合翌日)、年末年始(12月28日〜1月4日)、ビル保守点検日(2月14日)
- 時間:11:00〜18:00(入場は17:30まで)
- 会場:NTTインターコミュニケーション・センター[ICC] ギャラリーB(東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー4階、京王新線「初台駅」東口から徒歩2分)
- 入場料:一般1,200円(1,100円)、大学生1,000円(900円)。( )内は15名以上の団体料金。障害者手帳をお持ちの方および付添1名、65歳以上の方と高校生以下(当日身分証明書の提示)、ICC年間パスポートをお持ちの方は無料
- 主催:NTT東日本
- 企画・運営:NTT ArtTechnology
- 特別協力:スミソニアン国立アジア美術館
主催のNTT東日本は、スミソニアン国立アジア美術館(NMAA)が所蔵する葛飾北斎の肉筆画を、NTT ArtTechnologyとアルステクネが現地で高精細デジタル化し、デジタル作品として紹介します。
米国の鉄道事業で財をなしたチャールズ・ラング・フリーアは東洋美術を厳選して蒐集し、特に北斎の肉筆画コレクションは世界一と言われています。
フリーアの遺言により作品の展示は国立アジア美術館内に限定されており、鑑賞機会は多くありません。
今回は米国建国250周年記念の一環としてNMAAが選んだ屏風作品に、北斎が生涯探求した「波」をテーマにした最後の作品「波濤図」を加えた6作品を展示します。
六曲一双の屏風は広げると視界を覆うほどの大きさになり、鑑賞者を作品世界に入り込むような体験へ誘います。
展示作品は《十二ケ月花鳥図》《富士田園景図》《海浜富士遠望図》《雑画屏風》《観桜風俗図》《波濤図》で、インタラクティブ大規模プロジェクション、大規模プロジェクション、3Dダイブシアター、原寸の高精細複製屏風などの形式で紹介されます。
3Dダイブシアターは正面、左右、床面の4面に投影された動画で作品世界に没入できる体感型作品で、《富士田園景図》《海浜富士遠望図》《観桜風俗図》《波濤図》は連続した作品です。
6作品のデジタルデータを自由に拡大して鑑賞できる「フローティング・ギガ・ビューワー」も展示されます。

高精細デジタル化と色校正はNMAA内で行われ、アルステクネの特許技術「三次元質感画像処理技術」(DTIP)により1平方メートルあたり約20億画素のデータが制作されました。

NMAA所蔵の北斎肉筆作品がここまで高精細にデジタル化されたのは初めてで、データは展示のほかNMAA内の研究活動などでの活用が期待されています。

スミソニアン国立アジア美術館のロビンソン館長は「作品のもつ質感、実際の大きさ、そして細部に至るまでを忠実に再現したかたちで、ワシントンD.C.を訪れる機会のない方々にもご覧いただくことが可能となり、本展の没入感あふれる展示体験は、これらの重要な作品に新たな生命を吹き込むものです。」とコメントしています。
会場では、作品の高精細デジタルデータを使ったミュージアム・グッズと図録が販売されます。
グッズは図録、ポストカード、ミニチュア屏風、クリアファイル(A4)、チケットフォルダー、リングノート(A5)、一筆箋、トートバッグ、日本手ぬぐいで、製造・販売はNTT ArtTechnologyです。
現時点の予定であり変更となる場合があります。
本展の作品は、世界経済フォーラム年次総会のNTT DATA HOUSE(2027年1月18日〜22日、スイス・ダボス)で《波濤図》、国際園芸博覧会のNTT東日本パビリオン(2027年3月19日〜9月26日、神奈川・横浜)で《十二ケ月花鳥図》が展示される予定です。
米国でしか観られなかった北斎の肉筆屏風を、原寸の複製屏風や4面投影の3Dダイブシアターなど多彩な形式で体感できる展覧会です。
葛飾北斎《富士田園景図》(右隻)スミソニアン国立アジア美術館所蔵








