読者の票で選ばれた大賞受賞作、2027年に映画化!朝日新聞出版 塩田武士『存在のすべてを』

映画『存在のすべてを』ビジュアル

記事ポイント

  • 『読者が選ぶ文庫本「本の日」大賞』の大賞を受賞
  • 30年前の2児同時誘拐事件を追う社会派ミステリー
  • 映画は2027年2月5日公開、西島秀俊・広瀬すず・志尊淳が出演

 

塩田武士さんの小説『存在のすべてを』(朝日文庫)が、『読者が選ぶ文庫本「本の日」大賞』の大賞を受賞しました。

書店での店頭売り上げ1冊を1票として決まる賞で、多くの読者の支持を集めた社会派ミステリーです。

2027年2月5日には、西島秀俊さん、広瀬すずさん、志尊淳さんらが出演する映画の公開も予定されています。

 

目次

朝日新聞出版 塩田武士『存在のすべてを』

 

映画『存在のすべてを』ビジュアル

 

  • 受賞:『読者が選ぶ文庫本「本の日」大賞』大賞
  • 書名:『存在のすべてを』
  • 著者:塩田武士
  • 出版社:朝日新聞出版
  • 発売日:2026年4月7日
  • 定価:1,089円(税込)
  • ISBN:9784022652317
  • 映画公開日:2027年2月5日(金)
  • 映画出演:西島秀俊、広瀬すず、志尊淳 ほか
  • 映画監督:瀬々敬久
  • 映画配給:東映

 

『読者が選ぶ文庫本「本の日」大賞』は、出版業界による読書推進の取り組み「BOOK MEETS NEXT」の事業の一つです。

文庫本を対象にしたノミネート作品10作の中から、書店での店頭売り上げ1冊を1票として大賞が決まります。

今回、朝日新聞出版から刊行された塩田武士さんの『存在のすべてを』が多くの読者に支持され、大賞に選ばれました。

本作は、30年前に起きた2児同時誘拐事件を再取材することになった新聞記者を軸に、未解明の「空白の三年間」に迫る社会派ミステリーです。

2024年本屋大賞第3位、第9回渡辺淳一文学賞受賞、本の雑誌が選ぶ2023年度ベスト10第1位など、数々の評価を受けてきた作品です。

さらに、2027年2月5日には西島秀俊さん、広瀬すずさん、志尊淳さんらが出演する映画が公開される予定で、原作と映像の両方で物語を味わえます。

 

著者・塩田武士さんの受賞コメント

 

塩田武士さん

 

著者の塩田武士さんから、受賞を受けたコメントが寄せられています。

「記念すべき第一回「本の日大賞」の受賞、とても光栄で嬉しいです。」

「いつも支えてくださる読者の皆様、本賞関係者の方々に、心からの感謝を申し上げます。」

「今後、私たちは多くのことをデジタル空間で済ませ、確かな手触りが得られないまま、これまで以上に虚偽と偏見に翻弄されていきます。そんな不確実な世の中だからこそ、「存在」について考えていただきたいのです。」

「ただ在ること――それがいかに奇跡的で尊いものなのか。現場に向かい、人々に出会い、全力で「存在」を描きました。」

「私は人間の、そして小説の力を信じています。」

 

『存在のすべてを』あらすじ

 

1991年(平成3年)、神奈川県で2児同時誘拐事件が発生しました。

事件から30年。

当時警察担当だった新聞記者の門田は、旧知の刑事の死をきっかけに被害男児の「現在」を知ります。

未解決のまま異様な展開をたどった事件の真実を追ってきた刑事たちの求めから、門田は再び30年前の事件と向き合います。

そして取材を重ねていくなか、ある写実画家の存在が浮かび上がります。

 

著者インタビューと書評

 

著者インタビューや書評を通じて、作品の背景や読みどころにも触れられます。

「【インタビュー】塩田武士が見た、松本清張の背中 話題作『存在のすべてを』で挑んだ「壁」」では、挑戦の舞台裏が語られています。

「塩田武士『存在のすべてを』刊行記念インタビュー/「虚」の中で「実」と出会う」も公開されています。

「【書評】「生きている」重みと「生きてきた」凄み/塩田武士著『存在のすべてを』池上冬樹氏による書評を特別公開!」では、池上冬樹氏の書評が読めます。

塩田武士さんのインタビュー動画が見られる『存在のすべてを』特別サイトも用意されています。

 

塩田武士さんプロフィール

 

塩田武士(しおた・たけし)さんは、1979年兵庫県生まれの作家です。

関西学院大学卒業後、神戸新聞社在籍中の2010年に『盤上のアルファ』で第5回小説現代長編新人賞を受賞し、2011年には第23回将棋ペンクラブ大賞を受賞しました。

2016年に『罪の声』で第7回山田風太郎賞を受賞し、「週刊文春ミステリーベスト10」国内部門で第一位となりました。

2019年には『歪んだ波紋』で第44回吉川英治文学新人賞を受賞しています。

ほかの著書に『女神のタクト』『崩壊』『騙し絵の牙』『デルタの羊』『朱色の化身』『踊りつかれて』『起点』などがあります。

よくある質問

Q. 『読者が選ぶ文庫本「本の日」大賞』はどのように大賞が決まりますか?

A. 出版業界の読書推進の取り組み「BOOK MEETS NEXT」の事業の一つで、ノミネート作品10作の中から、書店での店頭売り上げ1冊を1票として大賞が決まります。

Q. 映画『存在のすべてを』の公開日と出演者は?

A. 公開日は2027年2月5日(金)です。

西島秀俊さん、広瀬すずさん、志尊淳さんらが出演し、監督は瀬々敬久さん、配給は東映です。

 

『存在のすべてを』は、読者の票で大賞に選ばれた社会派ミステリーであり、2027年2月5日の映画公開へと物語が広がります。

原作小説を読んでから映画を迎えるのも、映画を見たあとに原作で「空白の三年間」を味わうのも楽しめる一作です。

 

Ⓒ2027「存在のすべてを」製作委員会

撮影:上田泰世(朝日新聞出版写真映像部)

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